後期鑑賞のため、来訪。
陶芸の世界はよく分たないため、楽しめるのか不安でしたが
一歩足を踏み入れて、考えが変わりました。
理解できなくても何も問題ない。見たままを感じることが大切。
そう思える作品ばかりでした。
他の芸術も、前衛作品は奥が深すぎて難解…readmore
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本展は、前衛陶芸家集団として戦後日本の陶芸を牽引した走泥社(そうでいしゃ)の活動を検証する展覧会です。
走泥社は1948年に京都の陶芸家、八木一夫、叶哲夫、山田光(ひかる)、松井美介(よしすけ)、鈴木治の5人で結成されました。同人は入れ替わりながらも陶芸家に限らない多様な人材が集まり、50年にわたり活動を続けます。いわゆる器ではなく、立体造形として芸術性を追求した陶芸作品を創り出し、その視点を日本の陶芸に根付かせたことは走泥社の功績といえるでしょう。当時、それは「オブジェ焼」と呼ばれました。
走泥社の前衛性は特に活動期間の前半に認められることから、本展では結成25周年となる1973年までに焦点をあて、25年の間に同人であった42名のうち作品が残る32名の制作を通し、走泥社の活動を紹介します。また、資料等により同時期に展開された他の前衛陶芸活動や日本の陶芸に影響を与えた海外の制作を紹介し、その比較も交えて、前衛陶芸が生まれた時代を振り返ります。
なお、本巡回展は3章で構成する展覧会ですが、当館では1章と2章を前期、3章を後期として会期中に展示替えを行います。
会期 |
2024年4月20日(土)~2024年9月1日(日)
|
---|---|
会場 | 菊池寛実記念 智美術館 Google Map |
住所 | 東京都港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル |
時間 | 11:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日、4月30日(火)、5月7日(火)、7月16日(火)、8月13日(火) 【展示替え期間】 5月27日(月)~5月30日(木) 6月24日(月)~7月4日(木) 7月29日(月)~8月1日(木) ※ただし4月29日、5月6日、7月15日、8月12日は開館 |
観覧料 | 一般 1,100円 大学生 800円 小中高生 500円 2回券(一般1,700円、大学生1,300円、小・中・高生800円) |
TEL | 03-5733-5131(代表) |
URL | https://www.musee-tomo.or.jp/ |
陶芸の世界はよく分たないため、楽しめるのか不安でしたが
一歩足を踏み入れて、考えが変わりました。
理解できなくても何も問題ない。見たままを感じることが大切。
そう思える作品ばかりでした。
他の芸術も、前衛作品は奥が深すぎて難解…readmore
3.0
前後期ともに伺いました。
前期はまだ伝統的なうつわらしき造形を残した作品もありましたが
後期はオブジェ陶が全面に出ていて面白かったです。
人によっては嫌悪感を抱かずにはいられない作品もあります。
欲しい作品はないし、タダであげると言われてもいらないモノばかりです。
だが、そこがいい。
いいねや賛同賛辞など必要なしと言わんばかりの姿勢がイイ。
ほとんど写真撮影可能だったと思います。
ぐるパス利用者には既に知られていますが本館は今年度から割引から入場可に変わりました。
近隣の大倉集古館、泉屋博古館東京とまとめて周ると一気に元がとれます。
3.0
後期を拝見しました。
陶芸だけでも気後れしそうなところ
前衛とつくとそれはもう私の概念の中の陶芸とは程遠く
かなり距離感を持って鑑賞しました。
茶道を嗜む者から見ると
基本的には陶芸は「道具」「器」を作るものという気持ちが大きく
制作意図として【芸術】として作られた作品が並んでいることは伝わってきました。
これは新しい体験でした。
5.0
他の公立美術館からの巡回。
他の大規模会場であればいっぺんに展示できるものを、前後期に分けた上、前期も後期も展示替えをすることで、面積の小さい私立美術館でも他会場と同数を客に見せる、という智美術館の心意気を感じる展示です。
他会場で3章構成となっている展示を、前期で1と2、後期で3章を展示しています。
前衛陶芸家たちが、器・実用品としての陶芸から離脱した「ただただ芸術としての陶芸」求める前衛性を強く感じた前期。
後期は、それを昇華した上で、心象風景やメッセージを溶け込ませた作品が多かったように感じました。
本来、生活で用いる品物を造る手段であった陶芸という細やかな表現を行うことが難しい手法で、ただただ芸術を求める姿が、作品と同様に美しさと光を放つ展覧会です。
3.0
日比谷線に新駅「虎ノ門ヒルズ」が出来て1年くらいたちますね。お隣には麻布台ヒルズも出来、高層建築が続々の、今ものすごく新しくオシャレな街です。そんなビル街、大倉集古館を出るとすぐの場所に、静かに佇むのが、今年から「ぐるっとパス」で無料入館施設に加わった菊池寛実智美術館。敷地内に登録有形文化財の西洋館(アーチ窓の孔雀のステンドグラスや諸々インテリアがとても素敵です)があることで、建築好きの間では有名です。美術館の設計は、建築家・坂倉準三の後進である坂倉建築研究所によるもので、外壁全面には暖かい色のライムストーンが使われ、とても明るくオシャレな建物です。館銘板も扉や調度も、みな有名アーティストの作品です。現代陶芸のコレクターであった菊池智のコレクションを母体に、現代陶芸の紹介を目的として、2003年に開館しています。美術館自体はとても小さな美術館です。でも、それがとても魅力なのです。玄関ドアを入り、石の廊下を進んだ突き当たり正面に展示しているのは、篠田桃紅氏による「ある女主人の肖像」です。1988年頃に制作されたこの作品は、この館の女主人である菊池智を象徴的に表したものだそうです。更に展示しに降りる螺旋階段の美しさが、この美術館の魅力です。また展示室は、緊張感のただよう非日常的美の空間で、ガラスケースなし、紗幕による空間の仕切りなどと、展示デザイナーのリチャード・モリナロリ氏によるトータルデザインの賜物でしょうか、何度行っても新しい緊張感が生まれます。今回「走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」で、前衛陶芸のいわゆる器ではなく、立体造形として芸術性を追求した陶芸作品を制作する、「走泥社」の活動を検証する展覧会なのだそうです。前後期展示替えがあるとのことです。私が行った前期は、「走泥社結成から〈オブジェ焼〉の誕生とその展開」という副題でした。
未だ、現代アート・前衛芸術なるものには、どうも抵抗がある私ですが、陶芸は好きなので一応訪ねてみました。流石になかなか面白かったです。カネゴンを思い出す山田光氏の 《二つの口の壺》、宇宙生物の様な八木一夫 氏の《ザムザ氏の散歩》、踊る猫のような山田光氏の 《二つの塔》、二十世紀少年を思い出す川上力三《かたりべ》、どこが?と言いたくなる藤本能道氏の 《日蝕》、ミロ風やデ・キリコ風の作品、奇抜なオブジェたちが… Read More
4.0
陶芸の世界はよく分たないため、楽しめるのか不安でしたが
一歩足を踏み入れて、考えが変わりました。
理解できなくても何も問題ない。見たままを感じることが大切。
そう思える作品ばかりでした。
他の芸術も、前衛作品は奥が深すぎて難解ですが。
自分なりの解釈で楽しめたかな、と思います。
後期も足を運んでみる予定です。
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