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Nerhol(ネルホル)というアーティストは初めて知りました
Nerhol(ネルホル)というアーティストは初めて知りました。
アイデアを「練る人」田中義久と「彫る人」飯田竜太から、「練る・彫る」でNerhol(ネルホル)というダジャレから、来ている名前だそうです。
その作品は、時間と空間を表現したものが多いようで、
代表作は、人物を数分間撮影し、出力された200枚のカットを重ね、彫刻を施すというもの。
顔が歪んで見えて、平面と立体と時間の組み合わせで表現する作品です。
「帰化植物」にも注目して、外国から時間と空間を経て、今は身近な存在になっている植物を題材にします。シロツメクサなどが題材に使われていました。
今回は千葉で開催するということで千葉に因んだものとして大賀ハスを取り上げています。古代からの膨大な時間を経て現代に蘇った大賀ハス。千葉市美術館の1階には、「さや堂ホール」(旧川崎銀行千葉支店)というアンティークな空間があるんですが、大賀ハスで作られた和紙をちぎったもので床一面を埋め尽くしていて、圧巻です。
作品からはちょっと理屈っぽいところも感じられ、共感できるところまでには至りませんでしたが、新たな表現方法を探求する若いアーティストデュオの活躍が期待できそうです。
「千葉市民の日」で無料の日を選んで行きましたが、空いていました。ふだんはもっと空いていると思います。