4.0
初めて知りました
初めてお聞きするお名前でした。エキゾチックな雰囲気のポスターに惹かれて、観に行きました。偶然ボランティアさんの解説をお聞きすることができて、お二人について知ることができて良かったです。
ご主人鼎さんの絵が大半で、その中には自画像も何点かありましたが、本当にイケメンでした。奥様の須美子さんを描いた絵はポスターのようなエキゾチックな雰囲気でしたが、雑誌に取り上げられたというご結婚前の写真も、まるで女優さんのようでした。しかもご結婚後二人でホノルル経由でパリに留学され、妊娠して動けなくなった須美子さんに鼎さんが絵を描くことを進め、その結果お二人ともサロン・ドートンヌに入選という快挙を果たされます。フジタが活躍していた1920年代のエコールド・パリの中でも活躍が期待されたお二人でしたが、鼎さんは28歳で客死、帰国された須美子さんも若くして亡くなられたので今まで知られていなかったのだそうです。鼎さんの妹さんがお二人の分も長生きされ、大切に保存されていたおかげで、このような展覧会が開かれたことに感動しました。ぜひ、観に行っていただきたいです。