武士と絵画
―宮本武蔵から渡辺崋山、浦上玉堂まで―

千葉市美術館

  • 開催期間:2024年1月6日(土)~2024年3月3日(日)
  • クリップ数:10 件
  • 感想・評価:4 件
武士と絵画 ―宮本武蔵から渡辺崋山、浦上玉堂まで― 千葉市美術館-1
武士と絵画 ―宮本武蔵から渡辺崋山、浦上玉堂まで― 千葉市美術館-2
渡辺崋山《佐藤一斎像画稿 第五》文政4年(1821)頃 千葉市美術館蔵
浦上玉堂《雨褪臙脂図》文化期(1804-18)前半 千葉市美術館蔵
武士と絵画 ―宮本武蔵から渡辺崋山、浦上玉堂まで― 千葉市美術館-1
武士と絵画 ―宮本武蔵から渡辺崋山、浦上玉堂まで― 千葉市美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

「サムライ、浮世絵師になる! 鳥文斎栄之展」と同時開催の所蔵作品展として、江戸時代の武士と絵画の関係をテーマに、千葉市美術館収蔵作品で構成した小特集を開催します。


鳥文斎栄之は、家禄500石の旗本でしたが、武士の身分を離れ、浮世絵師として活躍するようになります。栄之はなぜ浮世絵をそれほど描いたのか、栄之とその周辺で武士らしき一派がかくも描いた意味について、他の事例と比べて見えることがあるでしょうか。

絵筆によって名を残す“描いた武士”をたどってみるならば、戦国の世に武家に生まれながら家の滅亡から武門を捨て絵筆で身を立てることになった武人画家たちがいました。江戸幕藩体制が確立すると、その中で御絵師という役職につき家業として務めを果たした武士たちがいます。武家においては、幼少期から教養として絵を学びます。殿様自身も描きましたがここでは、藩務に忠勤しながら絵に秀でて名をなした者や、学問によって藩に仕えた者。退隠し、さらには藩から脱して文人として生き、絵筆をふるった武士たちをとりあげます。

また逆に絵の技芸によって召し出され藩の絵師として活躍するという経歴をたどった者もいました。そして動乱激動の幕末期に絵筆を持っていたラストサムライは、維新後どう生きたのか。武士と浮世絵ということでは、絵師に身を転じ残 照の浮世絵を担ったラストサムライもいました。

本展示では、描いた武士たちという側面からのごく一部ではありますが、同時に受容する側の思いにも触れ、刀と絵筆のさまざまな交錯のあり方から、江戸絵画に武士が果たした役割や意味についても紹介します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年1月6日(土)~2024年3月3日(日)
会場 千葉市美術館 Google Map
住所 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※金・土曜日は20:00まで(最終入場時間 19:30)
休館日 1月9日(火)、15日(月)
2月5日(月)、13日(火)
※第1月曜日は全館休館
観覧料 一般 500円(400円)
大学生 400円(320円)
小・中学生、高校生 無料
  • ※( )内は前売券、および市内在住65歳以上の料金
    ※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
    ※同時開催「サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展」を観覧の方は無料
    ◎本展チケットで5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」も観覧できます
    ※割引の併用はできません
TEL043-221-2311
URLhttps://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/25-1-6-3-3-2/

千葉市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

千葉市美術館 千葉市美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

遠くても行く価値あり!

「鳥文斎栄之(ちょうぶんさい・えいし1756−1829)は、旗本出身という異色の出自をもち、美人画のみならず幅広い画題で人気を得た浮世絵師です。」この紹介で俄然観たくなりました!
片道2時間?行きましょう!!

そして、頑張ってきて本当によかった?と
思う展示でした!?

デビューから別格、贅を尽くした
華やかな浮世絵✨
10〜12頭身もありそうな女性の
曲線美や構図の配置が
ビアズリーを連想させました。
女性の内面性まで表す表現力!
よくぞこのしぐさを切り取ったなーと
いう秀逸なポージング
伊勢物語や源氏物語のやつし絵の
品の良さ

1枚1枚が魅力的で全部見るのに2時間かかりました?
大満足でロッカーから荷物を出していたところにギャラリートークが始まるとの声が、、
参加させていただきました?
とても分かりやすく、ユーモアを交えながらの解説は楽しかったです?
迷わず図録を購入?

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、morinousagisanさん

3.0

武人画家のコレクション展

江戸、明治の作品を中心に武家出身の画家、武士身分で帯刀を許された狩野派奧絵師の作品のコレクション展示です。個人的には海北友松、狩野栄信、腹切り融川こと狩野寛信、水野蘆朝作品が良かった。小展示ながら常設展示と併せて観れば見応えありです。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん
  • 1
  • BY TK

3.0

あなたも元武士だったのね展

渡辺崋山が武士だったのは知っていたけれど、職業選択が難しい時代だと思っていたので、キャリアチェンジを果たして名を遺した人が多いことにビックリ!

そして見ていくと、海北友松、鍬形蕙斎、小林清親、揚州周延などなど、昨年あちらこちらで作品を見た人が多くて、またビックリ。
略画専門だと思っていた鍬形蕙斎が普通の絵を描いていたり、海北友松の描く間抜け顔の仙人にまた遭えたり、楽しい展示でした。

鳥文斎栄之の紅嫌いの作品を見ながら、赤を多用していた揚州周延の展覧会を思い出していたので、ここで繋がるとは!なんだか、うれしくなりました(笑)

THANKS!をクリックしたユーザー
ぷりんさん、uchikoさん、morinousagisanさん、他1人

3.0

立原杏所が嬉しい

鳥文斎栄之つながりのサムライ絵師も良かったです。
探幽以上に余白を生かした家光、武蔵、海北友松、渡辺崋山、文人画など紹介。
特に立原杏所が多めに展示されているのが嬉しい。
武士と絵師の二足の草鞋とナメられたくないのかハンパじゃない覚悟の人多めです。
作品数も結構あって充実していました。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、uchikoさん、morinousagisanさん、他1人

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出展作品・関連画像IMAGES

渡辺崋山《佐藤一斎像画稿 第五》文政4年(1821)頃 千葉市美術館蔵

浦上玉堂《雨褪臙脂図》文化期(1804-18)前半 千葉市美術館蔵

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