4.0
鮮やかな展示室
平日に訪問しました。
大変見やすい展示室で、長居してしまいました。
今年は川瀬巴水の展示が多く、楽しみです。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国321の美術館・博物館と602の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
版画が織り成した文化交流の物語とは―
「日本らしさ」とは、何を指すのでしょうか。
たとえば日本が世界に誇る浮世絵は、実は中国や西洋の表現手法を取り入れつつ百花繚乱の世界を開かせました。歴史を紐解いていくと、「日本らしさ」の奥には多様な文化的背景をもつ作品や人との交わりを見つけることができるのです。
本展では、日本現存最古の印刷物である無垢浄光大陀羅尼経(むくじょうこうだいだらにきょう)から、仏教版画、絵手本や画譜、浮世絵、創作版画、新版画、戦後版画、現代版画へと連なる約240点を当館収蔵品から厳選して紹介。特に他の東アジアの国々とのつながりにも注目し、文化交流の視点で日本の版画1200年の歴史を辿ります。
私たちが「伝統」、そして「芸術」として考える版画はどのように生まれ、どこへ向かうのでしょうか。この春、「日本の版画」1200年の旅に出かけませんか。
| 会期 |
2025年3月20日(木・祝)~2025年6月15日(日)
|
|---|---|
| 会場 |
町田市立国際版画美術館
|
| 展示室 | 企画展示室1、2 |
| 住所 | 東京都町田市原町田4-28-1 |
| 時間 |
|
| 休館日 |
月曜日 ※ただし5月5日(月・祝)、6日(火・振替休日)は開館し、7日(水)は休館 |
| 観覧料 | 一般 800円(600円) 大・高生 400円(300円) 中学生以下 無料
|
| TEL | 042-726-2771 |
| URL | https://hanga-museum.jp/ |
4.0
平日に訪問しました。
大変見やすい展示室で、長居してしまいました。
今年は川瀬巴水の展示が多く、楽しみです。
3.0
世界で最も古い印刷物である「無垢浄光大陀羅尼経」から始まり、浮世絵、創作版画を経て写真の技術を用いた近・現代の版画まで紹介される展示で、「国際版画美術館」を名乗る同館に相応しい企画展。
と書くと、初心者向けに聞こえるかもしれませんが、特に1940年代以降の抽象作品の良さを理解するのは、自分にはまだ難しく・・・浮世絵から明治の創作版画・新版画の人物画や風景画中心に、これから学びたいです。
また、日本版画初期の仏の教えを文字で記したものや神様を描いた仏教版画は、それ自体の美しさに加え、心や生活の安寧を願って大切にしていたであろうことを想うと、心に迫るものがあります。
5.0
大河ドラマ効果で蔦重関連展覧会多発開催中ですが、流石版画専門美術館の地に足のついたもっと注目されるべき展覧会だと思います。版画の歴史を通観するにあたり、展示版画作品はバリエーションに富み、どれも一級品です。個人的には多数展示されている室町時代の大型の仏画版画手彩色作品、詳細な解説付き創作版画、現代版画のコーナーが大変興味深く観賞しました。オススメ展覧会です
5.0
若干タイトルが壮大かなとは思いますが、時代を追って様々な作品が展示されることで、自分の好みがよくわかります。
石井柏亭の『柳ばし』、橋口五葉の『長襦袢の女』、小早川清の『市丸』あたりは美人に見入ってしまって、なかなか次に進めませんでした(笑)
最近よく見かける靉嘔の作品も面白かった。54枚のパーツをつなげて1つの作品に仕上げた『レインボー北斎 ポジションA』は、パーツの間に微妙な隙間があって、味なのか不具合なのか、そんなことを考えるのも楽しい。
それと、版画展なのに蔦重に寄せていないところも好感です。これから東博や千葉市美で蔦重展があるので、一線を画す意味でも面白いですね。
そして、特集展示「ふぞろいの版画たち」が企画展示以上に面白かった!版画のステート(刷りの段階や状態)の違いがわかる作品が展示されていて、時間の経過と作者の思考の変化がわかる画期的な企画です。
特にピカソの『ダヴィデとバテシバ』で8つのステートを並べたのは見応えがありました。最初はラフ画みたいなのに、描き込み(彫り込み?)が進むとダヴィデの顔が好色で邪気のある表情に変わり、女性たちの佇まいがよりピカソ風に変化していく様がはっきりと見て取れる。8枚の作品の前を何往復もしてステートの違いを楽しみました。
ヨルク・シュマイサーの『彼女は老いてゆく』は4枚連作。こちらは女性の横顔と背景の色合いで老化を表現した容赦のない作品。成長と思いたいけれど、20歳くらいから先は老化なんだなぁと実感します。
洋物の版画はあまり得意でないはないんですが、この特集展示はオススメです!
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都町田市で開催中の展覧会
歌川広重「東海道五拾三次之内 箱根 湖水図」天保4-5年(1833-34) 横大判錦絵[前期]
《無垢浄光大陀羅尼経(自心印陀羅尼経)》 奈良時代(767-769頃)[前期]
《十二天像(与田寺版)のうち梵天》 室町時代 木版手彩色[後期]
《円窓の二美人》清時代(18世紀頃) 木版手彩色[前期]
王概(編)『芥子園画伝』(和刻) 宝暦3年(1753) 木版多色摺
葛飾北斎「冨嶽三十六景 遠江山中」天保2年(1831)頃 横大判錦絵[後期]
小早川清《近代時世粧 瞳》1930年 木版
川瀬巴水《霧之朝(四谷見附)》1932年 木版
編集:料治熊太『版藝術』41号〈勝平得之版画集 全国郷土玩具集の[九] 秋田郷土玩具集〉1935年9月 木版