3.0
クスッと笑える作品群
漫画「のらくろ」の作者、田河水泡が収集したコレクションを中心に約140点を展示。
戯画や風刺画、大津絵とクスッっと笑える作品の展覧会です。
第一章 戯画の流行
第二章 大鯰暴れる(鯰絵の流行)
第三章 流行り病
第四章 大津絵
第五章 大津絵と錦絵
第六章 幕末動乱と戊辰戦争
第七章 明治の戯画
ボリュームとしては第六章、第七章が多めです。
ユーモア溢れる戯画や風刺画を見ると、江戸時代の人達と現代の私達も「笑い」の感覚は変わらないのだとしみじみ思います。
今回、歌川国芳、河鍋暁斎、月岡芳年、小林清親と言った人気絵師の作品が並んでいますが、作者不詳の作品も多数あります。
大津絵などはお土産用に作られたものが殆どなのでしょうが、どれも素朴で温かみのあるものばかり。
鯰絵などには現代の漫画の吹き出しの様に「セリフ」がかかれているのも多いのですが、全部は理解出来ない自分が悔しい…。作品横の解説だけでなく、自分でも理解できたらもっと楽しめるのにと思いました。
江戸時代の文字、文章とか教えてくれる講座とかあったら受講したいです。
殆どの作品写真撮影可能だったのが嬉しかったです。
同時開催のミニ企画展「奈良美智と版画のなかの子どもたち」もとても良かったです!