2.0
さすがに説明不足。もう少し運用を考えてほしい
一言でいうと突然荒川さんの「アトリエ」に連れて来られてロクな説明もなく「どうぞご覧ください」と言われたような印象です。現代美術に過度の説明は不要だと思いますが、観に来た人たちに対して流石に不案内ではないかなと感じました。荒川さんがどういう人で、今回のコンセプトはどうで、鑑賞時のポイント・導線なんかについてほとんど説明がありません。作品毎の説明はあってもごく小さな文字で読みづらい。途中で丸木俊さんやほかの作家の絵が掲げてあったりもするのですがコンテクストも不明瞭で結果的に無駄になってしまっている感じです。学芸員の方に「ちょっと説明不足ではないですか?」と伝えたところ「どうぞ自由にご覧ください」と取り合ってもらえませんでした。うーん、たぶん荒川さんからこういう演出でと希望があって余分な説明や演出は控えたのだとは思いますがちょっと厳しいかな。美術館として鑑賞者目線で口を出すべきところはきちんと意見をしてほしかったなと感じました。