4.0
今年も頑張って応募された方々に、敬意と感謝です。
今頃の感想でごめんなさい。10th日展(東京展)はとっくに終了してしまいましたが、これからまだ京都や各地を巡回しますね。今年の日展もなかなかに良い作品があり、楽しめました。
日展は、世界でも類をみない総合美術展覧会なのだとか。私が初めて日展を観たのはまだほんの子供だった改組第5回の時で、たぶん1978改組第10回以降は毎年必ず観ています。今回は新改組の第10回になるのですね。なかなか凄い歴史です。公募展は他にも二科展二紀展国展などなど色々ありますが、私は院展と日展が一番肌に合っている気がしています。
会場の国立新美術館はフラットでエスカレータやエレベータもあり、観やすいです。部門で部屋や階が分かれているため、つど会場を出ますがついでに、トイレや水分補給や、場合によってはレストランランチや地下の軽食、ということも普通に出来ますし、外の空気を吸うことも出来ます。次の部門会場に入る時、チケットの日付スタンプを見せながら入るという方式で、割と都合がいいです。私の場合はいつも1-2階の日本画・洋画・工芸で多く時間を使います。そのあとはその日の時間の都合や疲労度によって、かなりの駆け足で観てしまっていることが多いです。時間を使ってと言っても、気に入った作品を探して、程度の軽い観方なのですが、なにしろ作品数が多すぎて、また作家さんのコメントを読んだりもするので、時間もかかるし、結構体力も要るのですが、それでも毎年楽しみにしています。以前、作家さんご自身のミニ解説会に参加できたことがありましたが、なかなか楽しかったです。審査される先生のレクチャーつきで会場を回るツアーも結構催されているのですが、一度参加してみましたが、申し訳ないですがこちらは今一でした。解説そのものは良いのですが、15人くらいの集団で動いてちょっと遠巻きに観て、自分がしっかり観たい作品としっかり解説される作品が同じという訳にはいかず、やはり自分のペースで観るのが一番な感じでした。それより会期末頃には審査された先生が受賞作の解説をする動画が日展HPにアップされて、観た後でも、思い出してなるほど、などと思え、凄く良いと思いました。東京展以降の会場の方はこちらを見てから、ということが出来ますね。是非見てみてください。
私はちびなもので毎回思うのですが、洋画部門の上段の作品は、なかなか見にくいです。首… Read More