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2023 年「日展」に行って来ました!
今年(2023年)、東京の国立新美術館で開催された日展を初めて拝見することが出来ました。海外在住で訪れることが出来ない姉のためにその様子を伝えたいと思いついたのがきっかけでしたが、今まで知らないでいたことが悔しくて思えるほど迫力溢れる展覧会でした。
まずは作品の数の多さに驚き、また一つ一つの作品の質の高さと作品の大きさに驚きました。こんなに大きな作品をどの様にアトリエから会場まで運んだの?と首を傾げる様な大きな作品も多く、その上、細部まで心血を注ぎ作成されただろう作品の完成度の高さにも胸が躍る感覚を覚えました。個人的には絵画が好きで日本画と洋画に殆どの時間を費やして拝見しましたが、一点一点に見られる独創的な作風と作品に滲み出る繊細さには作家一人一人の想像を超える孤独な時間と努力が滲んでいるのだろうと思いながら作品を眺めていました。1人の芸術家の個展とは違って数多くの作者の個性あふれる異なる作風が作品の数だけ見られる多様性も日展を見る時間を興奮の連続にしてくれます。日本画の題材の豊富さにも驚き、現代を生きる時代の流れを感じ取ることも出来ました。
今回はこの様な素晴らしい展覧会にご招待頂くことが出来、心から感謝しています。展示会には外国人の方々の姿も多く見られ、日本の繊細で素晴らしい芸術が世界にも広がりもっと多くの人々の目にも留まればいいのにと思う様になりました。将来的には日展が海外でも展示される様、日々成長と発展を成し遂げられることを心から願っています。ありがとうございました。