大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ

国立新美術館

  • 開催期間:2023年11月1日(水)~2023年12月25日(月)
  • クリップ数:56 件
  • 感想・評価:4 件
大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ 国立新美術館-1
大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ 国立新美術館-2
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大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ 国立新美術館-4
大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ 国立新美術館-5
大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ 国立新美術館-6
Gravity and Grace, 2023
Photo courtesy of A4 Art Museum
Gravity and Grace(部分), 2023
Photo courtesy of A4 Art Museum
Rustle of Existence, 2023
Photo courtesy of A4 Art Museum
Gravity and Grace, 2018
Gravity and Grace(部分), 2018
Gravity and Grace, 2019
大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ 国立新美術館-1
大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ 国立新美術館-1
大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ 国立新美術館-1
大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ 国立新美術館-1
大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ 国立新美術館-1
大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ 国立新美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

大規模なインスタレーションによって国際的にも高く評価されている現代美術家、大巻伸嗣の個展を開催します。

大巻は、空間と時間を抽出して体感させるような壮大なインスタレーションはもとより、多くの人々と協働して場を変容させるアート・プロジェクトや舞台芸術にも、その優れた資質を発揮してきました。光と闇を重要な要素とする大巻の空間は、天体のリズムにしたがった始原的な生の感覚に満ちています。

また、動植物や風景を象った装飾的なイメージは、古来人間の生活とともにあった豊かな文様の世界を想起させます。「存在するとはいかなることか」を長年探究してきた大巻の創作には、自然の摂理、そして生と死という逃れようのないサイクルのなかで生きることへの、根源的な洞察が秘められているのです。

本展覧会は、国立新美術館の天井高8m、2000㎡にも及ぶ、柱の無い大きな展示室で開催されます。演劇の舞台にたとえられるような、身体感覚を強く刺激する空間に足を踏み入れる私たちは、観客であると同時に、大巻が立ち上げた世界の一員としての演者のようでもあります。これまでのシリーズをかつてない規模に拡大した最新インスタレーションや、世界を揺るがせたパンデミックのさなかに始められた映像による新作は、私たちの身体と強く響き合います。大巻が創りあげる、現代の総合芸術をお楽しみください。

◆ 大巻伸嗣(おおまきしんじ)
1971年岐阜県生まれ。現在、神奈川県を拠点に制作。「存在」とは何かをテーマに大巻は、環境や他者といった外界、記憶や意識などの内界、そしてその境界にある身体の問題を探求してきました。大巻が生み出した空間で私たちは、外界と内界の相互作用や、時間と空間におけるその揺らぎを、身体的な感覚とともに多義的に経験します。近年の主な個展に、「The Depth of Light」(2023年、A4 美術館、成都)、「地平線のゆくえ」(2023年、弘前れんが倉庫美術館)、「存在のざわめき」(2020年、関渡美術館、台北)、「存在の証明」(2012年、箱根彫刻の森美術館)など。「あいちトリエンナーレ」(2016年、愛知)ほか国内外の数多くの国際展にも参加してきた大巻は、近年、「Rain」(2023年、愛知県芸術劇場/新国立劇場)などの舞台芸術でも活躍しています。

【FEATURE|内覧会レポート】
“不確かなもの”の気配をかたちにする「大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ」

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年11月1日(水)~2023年12月25日(月)
会場 国立新美術館 Google Map
展示室企画展示室2E
住所 東京都港区六本木7-22-2
時間
  • 10:00~18:00
    ※毎週金・土曜日は20:00まで
    ※入場は閉館の30分前まで
休館日 火曜日 
観覧料 無料
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.nact.jp/

国立新美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

国立新美術館 国立新美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

癒やしのゆらぎ

これ無料で観てよいの❔
と思うぐらい素敵な展覧会でした。
2つの大型のインスタレーションを中心に
ドローイングの展示もあり見応え充分でした。

「Gravity and Grace」は私には太陽にも地球にも月にも感じられて
その光はとても心地よく周りを照らし
その明かりの中で床の詩を探し
ラッキーにもダンスのパフォーマンスも堪能することができました。
「Liminal Air Time-Space」はその空間に足を踏み入れた瞬間から
海を目の前にしているような気持ちに引き込まれ
時間を忘れて見入っていました。
もう一度足を運びたかった…
またどこかで会いたい作品たちでした。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん

5.0

ゆらぐ揺らぐ!

いきなり暗い部屋に白く輝く花瓶。内部を移動する光源が和風の透かし模様を通して壁や天井に陰影を映す。揺らぐ光の美しさに声が出ない。その場に立ち尽くす。
もう一つの暗い部屋。
風にたなびく薄布は偶然が生む美しさ。雲海か海原を連想する自然の揺らぎ。
唯ただ、時間を忘れ空間を味わえる美しい空間だ。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、Boodlesさん、morinousagisanさん、アバウトさん

4.0

漂えども沈まず

大巻伸嗣、とても良かったです!
すごく良い内容なのに何故かわからないが無料という意味不明な展覧会。
大きく2つのインスタレーション展示がメイン。
サブタイトルの波のゆらぎの静謐さに身を委ねているとあっという間に時間が溶けてしまう。
写真撮影可能。今はまだ混雑していないがちょっと知れたらすぐに人気展示になると思います。
また行きます。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、アバウトさん、Boodlesさん、micco3216さん、さんぽさん、他1人

5.0

心揺さぶる大型インスタレーションは圧巻!必見!

暗い会場入るとすぐに「Gravity and Grace」の巨大な壺が怪しくも魅惑的な光を放ち、暴力的とも言える光は壺内を上下しながら、透かし彫りされた文様を壁に映し出す。美しも畏怖を持って眺め佇む人々を見おろす壺は絶対的だ。
美しさを目の前にはしゃぐ人は無く、圧倒的なものを前に声を失った。
感光写真のような「Gravity and Gracemoment 2023」の人の姿の苦悩に気づく。
中庭に面した部屋で、作者の過去作品のビデオとアイディアスケッチ・ドローイングが並び、作者を知ることになる。
そして2個目の大型インスタレーション「Liminal Air Time—Space 真空のゆらぎ」。照明を落とした会場の奥行きいっぱいに、薄いポリエステルの大きな一枚布が風に揺らめき、波のように揺らぎ蠢く。時に大きく翻る布は照明に光り幻想的で息を飲む。同じ動きをまったくしない作品に目を奪われ、時間も奪われた。自分がどこにいるのかすら忘れそうになる希有な体験。
並ぶ水彩作品群を抜け、ビデオ作品「Rustle of Existence」で雑木林の映像に言語的思索を重ねた作品に注視した。
ドローイング作品が最後に並び、すこし興奮を抑えて会場を出た。
作品数も無さそうなので気軽に寄ったら、とんでもなく時間が過ぎていた。
なんで無料なのかまったく理解できないw。

11月1日(水)4時半入場。無料!。混雑無し。撮影可。
*これは今後かなり混雑すると思う。

THANKS!をクリックしたユーザー
chankaさん、アバウトさん、黒豆さん、morinousagisanさん、micco3216さん

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出展作品・関連画像IMAGES

Gravity and Grace, 2023
Photo courtesy of A4 Art Museum

Gravity and Grace(部分), 2023
Photo courtesy of A4 Art Museum

Rustle of Existence, 2023
Photo courtesy of A4 Art Museum

Gravity and Grace, 2018

Gravity and Grace(部分), 2018

Gravity and Grace, 2019

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