レオ・レオーニと仲間たち

板橋区立美術館

  • 開催期間:2024年11月9日(土)~2025年1月13日(月・祝)
  • クリップ数:36 件
  • 感想・評価:1 件
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レオ・レオーニ『マシューのゆめ』原画 Matthewʼs Dream © 1991 by Leo Lionni/Knopf
Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family
レオ・レオーニ《上昇運動》1932年 個人蔵
レオ・レオーニ《製菓会社モッタ新聞広告 ミラノからヴェネツィアへ直行》1935年頃
板橋区立美術館蔵(Gift of the Leo Lionni Family, 2021)
レオ・レオーニ《想像肖像シリーズ(金髪の婦人)》1963年頃
板橋区立美術館蔵(Gift of the Leo Lionni Family, 2021)
レオ・レオーニ《ユネスコ ポスター World on view(世界を見わたす)》1952年
板橋区立美術館蔵(Gift of the Leo Lionni Family, 2021)
レオ・レオーニ《ニューヨーク近代美術館 開館25周年記念ポスター》1954年板橋区立美術館蔵(Gift of the Leo Lionni Family, 2021)
レオ・レオーニ《プロジェクト:幻想の庭》1978年
板橋区立美術館蔵(Gift of the Leo Lionni Family, 2021)
レオ・レオーニ『フレデリック』原画 Frederick © 1967,renewed 1995 by Leo Lionni/Pantheon
Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family
レオ・レオーニ(ポートレート)
レオ・レオーニ《黒いテーブル 植物学》1991年 Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

小さなさかなの物語『スイミー』、青と黄の抽象的な形がストーリーを織りなす『あおくんときいろちゃん』。これらは、刊行から60年以上たってなお愛され続けるレオ・レオーニ(LeoLionni1910-1999)の絵本です。レオーニは、20世紀のイタリアやアメリカにおいて、絵画、デザイン、絵本など多彩な分野で活躍しました。本展は、レオーニの生涯にわたる制作活動と、影響関係にあったアーティストたちを併せて紹介するものです。 

1910年にオランダで生まれ、幼少期から豊かなヨーロッパ文化を享受して成長したレオーニは、青年期にはイタリアでブルーノ・ムナーリ(BrunoMunari1907-1998)をはじめとする多くのアーティストや文化人と交流し、影響を受け合いました。1939年にアメリカへと渡り、アートディレクターとして活躍する一方、絵画の制作にも打ち込みます。後半生はイタリアとアメリカを往来しながら画家、彫刻家、そして絵本作家として多数の作品を生みだしました。

板橋区立美術館はレオーニ氏本人の協力により、1996年に日本初のレオ・レオーニ展を開催しました。氏の逝去後はご遺族との交流が続き、2020年に開催した「だれも知らないレオ・レオーニ展」での多数の初公開作品の紹介に繋がりました。その後も、約70点もの作品の寄贈をうけています。板橋区立美術館にとって3度目のレオ・レオーニ展となる本展では、こうした交流の積み重ねや長年にわたる調査研究を通して明らかになったレオーニの活動の全貌を、20世紀の文化史の大きな流れの中から検証する初の試みです。

◆ レオ・レオーニ(LeoLionni1910-1999) 
アムステルダムで生まれ、幼い時からヨーロッパ各地とアメリカを転々としながら育つ。1930年代半ばよりミラノでグラフィックデザインの仕事を始めるが、イタリアで差別的な人種法が制定されたことをきっかけに、1939年に渡米。ニューヨークを中心に、オリヴェッティ社やMoMAの広告、ビジネス誌『フォーチュン』のアートディレクションなどを手掛けて成功した。1959年に初の絵本『あおくんときいろちゃん』を出版してからは徐々に広告の仕事から退く。以後、年に1冊の絵本を出版しながら、油彩画、彫刻、版画などの制作に没頭する。イタリアのトスカーナにアトリエを持ち、ニューヨークとイタリアを行き来する生活を30年以上続けた。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年11月9日(土)~2025年1月13日(月・祝)
会場 板橋区立美術館 Google Map
住所 東京都板橋区赤塚5-34-27
時間 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日、12月29日~1月3日
※但し、1月13日(月曜日・祝日)は開館
観覧料 一般 650円
大・高生 450円
小・中生 200円
  • ※土曜日は小中高校生は無料で観覧できます
    ※65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)
TEL03-3979-3251
URLhttps://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/index.html

板橋区立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

理解が深まった気がします

板橋区立美術館での開催は、第3回目となるレオ・レオーニ展。
私自身は、SOMPO美術館でのレオーニ展、板橋2回目の『誰も知らないレオ・レオニ』からつづき、3度目のレオーニ展鑑賞。

裕福な家庭に生まれ、文化的資本に恵まれた環境で育ったレオ-ニ。
くらしのごく身近なところに芸術作品があるような環境で幼少期を送り、少年~青年期においてより多くの国で言語・文化を吸収する機会を得たことは、その後の彼の暮らしや価値観の根幹となる部分を形成したと知った。
幼少期のエピソードが、のちの作品の主題(黒いテーブルシリーズ)となっているなどの点も面白い。
黒いイーゼル?と思ったらテーブルだった。かたちが素敵。テーブルの上に配置された彼のあゆみを象徴する品々を描いた連作、とても興味深く眺めた。

洗練された広告デザイン、世界中で愛される絵本作品の数々・・・華々しい功績ばかり印象に残っていたけど、彼の残した社会風刺的作品をはじめて知り、戦争を経験したヨーロッパで生を受けたユダヤ人、というアイデンティティを感じた
恵まれた環境ながら、当時のユダヤ人に対する世界的圧力の影響は、少なからず彼にも及んでいた表れだと思い、パブリックイメージとは異なる別の一面を見ることができて理解が深まったように思う。

本展のタイトルにもある「仲間たち」。
Frendsではなくcircle of friends というのがいいな。
レオ-ニの作品だけでなく、親交のあったアーティストたちの作品もあわせて鑑賞することができ、当時の空気感を感じることができとてもよかった。

楽しみにしていた平行植物は、メインスペースでの展示。
油彩と造形の絶妙なレイアウトにより、不思議な世界観に引き込まれた。造形は、見るたびに心惹かれる部分が変わるのです。今回は平べったいのから目が離せなかった。
沢山のラフスケッチを眺めていると、実在する場所の実在の植物群なのではないかと思えてくる不思議。SF世界。

油彩も素敵だった。個人的には、絵本作品よりも油絵のほうが好み。

レオ―二が絵本制作の世界に足を踏みいれた初期の頃の作品・・・手法をかえてさまざまな表現方法にチャレンジしている姿勢が感じられて好きなので、原画を見れてうれしかった。
『はまべには いしが いっぱい』の石たち、いつまでも眺めていられる…。
『せかいいち おおきな おうち』の原画も素敵でした。発… Read More

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レオ・レオーニ《プロジェクト:幻想の庭》1978年
板橋区立美術館蔵(Gift of the Leo Lionni Family, 2021)

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