『シュルレアリスム宣言』100年
シュルレアリスムと日本

板橋区立美術館

  • 開催期間:2024年3月2日(土)~2024年4月14日(日)
  • クリップ数:67 件
  • 感想・評価:6 件
『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本 板橋区立美術館-1
『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本 板橋区立美術館-2
『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本 板橋区立美術館-3
古賀春江《鳥籠》1929年、石橋財団アーティゾン美術館
浅原清隆《多感な地上》1939年、東京国立近代美術館
靉光《眼のある風景》1938年、東京国立近代美術館
『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本 板橋区立美術館-1
『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本 板橋区立美術館-1
『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本 板橋区立美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

20世紀最大の芸術運動「シュルレアリスム」。フランスで誕生し各地の芸術、思想、文化に影響を及ぼした運動は、日本の芸術家をも魅了しました。

アンドレ・ブルトンの『シュルレアリスム宣言』の発表から100年を記念して行われる本展では、東郷青児、福沢一郎をはじめ、帝国美術学校、東京美術学校に通った画家たち、戦後に描かれた山下菊二らによるシュルレアリスムの影響を受けた作品を通して多様なイメージの展開をご紹介すると同時に、彼らが生きた時代を振り返ります。

【FEATURE|内覧会レポート】
シュルレアリスム宣言100年。日本の前衛絵画の展開と新たな表現の可能性

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年3月2日(土)~2024年4月14日(日)
会場 板橋区立美術館 Google Map
住所 東京都板橋区赤塚5-34-27
時間 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
観覧料 一般 650円
高校・大学生 450円
小・中学生 200円
  • ※土曜日は小中高校生は無料で観覧できます
    ※65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)
TEL03-3979-3251
URLhttps://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/index.html

板橋区立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

板橋区立美術館 板橋区立美術館

巡回展TRAVELING EXHIBITION

『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

古さを感じさせない

日本のシュルレアリスムを代表する福沢一郎や三岸好太郎など著名な画家の作品もありますが、知らない画家の作品も多数展示されていて、当時の広がりを感じました。
でも古賀春江、三岸好太郎、靉光(あいみつ)はいずれも30歳代の若さで病没と短い人生だったり、戦時中に危険思想として弾圧を受けて、指導者だった福沢一郎と瀧口修造が逮捕されてしまったりして、一時は衰退してしまいます。
それでも戦後に新たな潮流として生き続けます。展覧会の最後に「戦後のシュルレアリスム」として、鶴岡政男、岡本太郎、山下菊二らの作品が紹介されています。

展示作品は今観ても古さを感じさせない斬新さがあって、現代アートの作家さんの展覧会とか美大の卒展と言われても分からないかも?と思いました。
展示は1950年代までで終わっていますが、この潮流は今も生き続けていて、だからこそ古さを感じさせないように思います。

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morinousagisanさん、Sukekiyo-Acckermanさん

4.0

独特の世界

週末に訪問。混雑はしていませんがやや高齢層を中心に途切れない感じです。特にケース内展示のあたりはやや人だかりができます。作家一人一点が基本のようで、たまに複数作品展示されています。時代背景が色濃く反映されている作品が多いです。ただ、どれも非日常であり得ない世界が広がっているため、観ているうちに変な気分になってきます。中毒性というのか、徐々にはまっていく感じもあります。「超現実派の散歩」は印象的でした。それほど広くなく、点数もコンパクトなので疲れずに楽しめます。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

4.0

もう1度あの世界に浸りたい…

展示構成もわかりやすく親切。迫力のある大きな作品も多くてとても見応えがあった。

不安定で不穏な現代社会だからこそ、戦中戦後に生み出された作品群の凄みを生々しく感じることができたし、なおかつ古臭さがない現代的な表現に驚いた。
なんだかわからないけど魅入ってしまう…という感覚を味わいたくて、会期中にもう1度行けないか予定を調整中。

5.0

日本のシュルレアリスムがわかりやすくまとまってる展示

板橋区立美術館は一度行ってみたいと思ってたのですが場所が遠い事もあって機会がなく。今回興味のある展覧会だったので本気で行こうと計画していた所運良く招待券を頂けました、ありがとうございます。公園の中にある綺麗な建物でゆったり鑑賞できました。
日本のシュルレアリスムが時代を追って展示されていてわかりやすかったです。これから盛り上がっていこうというところで戦争によって衰退していき多くの画家が命を落とした事実が辛い。戦争がなければ若い画家達がその後どのようにシュルレアリスムを展開させていっただろうかと考えたり。
靉光と浜田知明が好きで近代美術館へ行くと必ず鑑賞するのですがこちらでも見れて良かったです。

THANKS!をクリックしたユーザー
アバウトさん

4.0

人気なのねシュルレアリスム

シュルレアリスム展、面白かったです。
草創期、最盛期、戦後と年代を追って構成していました。
靉光、寺田政明、浜松小源太、古沢岩美、山下菊二、小山田二郎など
得体のしれない異様なパワーを発散する作品に強く惹かれました。
第2展示室に向かうときに靉光の眼が視界に入る趣向も良いですね。
ジャパニーズシュルレアリスムをたっぷり堪能出来る好企画です。

板美は行きづらい場所にあるし、シュルレアリスムという必ずしも取っ付き易いテーマでもないのに
続々と観客が入場していて結構注目されているんだなとビックリしました。
混雑という感じではありませんが滞留や並びが生じている箇所など時々見受けられました。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、morinousagisanさん

5.0

質量ともに充実、昭和戦前期の大作

素晴らしい展覧会でした!
戦争の時代というイメージが先行する1930-40年代に、日本の洋画家界において前衛美術がいかに展開していたか、これまであまり目にすることのなかった作品(しかも大作が多い!)が次から次へと展示されていて、夢のような展示でした。雑誌や資料などの理論的な紹介もしつつ、章立ても見事。はやくも今年度屈指の展覧会の予感。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、にゃんちゅうさん

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出展作品・関連画像IMAGES

古賀春江《鳥籠》1929年、石橋財団アーティゾン美術館

浅原清隆《多感な地上》1939年、東京国立近代美術館

靉光《眼のある風景》1938年、東京国立近代美術館

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