4.0
狩野派 vs 狩野派以外
江戸時代の富士山(たまに筑波山)の絵と牡丹の絵の特集。狩野派以外学習帳とあるが、狩野派も展示して対比させて学習するというスタイルで分かりやすかった。狩野派の伝統を重んじる安定と民間絵師の西洋画の技法や写実を取り入れる自由と革新。確かに江戸末期になると狩野派のマンネリ感も感じるが、全体としてはやっぱり狩野派に軍配が上がる。でも真の勝者は江戸琳派だった。あくまでも展示されている作品からだけの判定ではあるが。
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板橋区立美術館では、江戸絵画の正統を成した江戸狩野派に注目した館蔵品展「狩野派学習帳」を令和2年(2020)に行いました。本展ではその第二弾として、民間の絵師の作品を取り上げます。
江戸中期頃、一つの文化圏としての都市に成長した江戸では、浮世絵を先駆けにやまと絵や南蘋派、琳派、洋風画など様々な流派の民間の絵師が活躍し、互いに影響し合うようになりました。
展示では、江戸狩野派との比較なども交え、館蔵品・寄託品を通してそれらの活況をお伝えします。
会期 | 2023年8月26日(土)~2023年10月1日(日) |
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会場 | 板橋区立美術館 Google Map |
住所 | 東京都板橋区赤塚5-34-27 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
月曜日 9月19日(火) ※ただし9月18日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 無料 |
TEL | 03-3979-3251 |
URL | https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/index.html |
4.0
江戸時代の富士山(たまに筑波山)の絵と牡丹の絵の特集。狩野派以外学習帳とあるが、狩野派も展示して対比させて学習するというスタイルで分かりやすかった。狩野派の伝統を重んじる安定と民間絵師の西洋画の技法や写実を取り入れる自由と革新。確かに江戸末期になると狩野派のマンネリ感も感じるが、全体としてはやっぱり狩野派に軍配が上がる。でも真の勝者は江戸琳派だった。あくまでも展示されている作品からだけの判定ではあるが。
5.0
今回は富士山と牡丹に着目し、江戸狩野派と民間画題の作品を比較展示、興味深いのは歸空庵コレクションから17点の展示、秋田蘭画や亜欧堂田善、司馬江漢あるいは筆者不詳の西洋風画が多数展示されております。勿論琳派、狩野派の佳品も展示。更に修復後初公開3作品も展示、特に6曲1双の表裏に描かれた住吉廣尚、廣隆合作の屏風は必見です。無料で?️可なのが嬉しい!
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