生誕110年 佐藤太清展 水の心象

板橋区立美術館

  • 開催期間:2023年4月29日(土・祝)~2023年6月4日(日)
  • クリップ数:19 件
  • 感想・評価:5 件
生誕110年 佐藤太清展 水の心象 板橋区立美術館-1
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佐藤太清《暎》1969年
佐藤太清《かすみ網》1943年 板橋区立美術館蔵
佐藤太清《雨の日》1952年 福知山市佐藤太清記念美術館蔵
佐藤太清《潮騒》1965年 福知山市佐藤太清記念美術館蔵
佐藤太清《旅途》1988年 福知山市佐藤太清記念美術館蔵
佐藤太清《佐田岬行》1993年 福知山市佐藤太清記念美術館蔵
生誕110年 佐藤太清展 水の心象 板橋区立美術館-1
生誕110年 佐藤太清展 水の心象 板橋区立美術館-1
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生誕110年 佐藤太清展 水の心象 板橋区立美術館-1
生誕110年 佐藤太清展 水の心象 板橋区立美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

佐藤太清(さとうたいせい)は、生涯にわたり、“水”に連関する多くの作品を描きました。日本画の修行を始めたばかりの若き太清に、師・児玉希望は「水を描いてみよ」と指導し、その課題に取り組んだ経験が記録に残っています。初期においては具象表現を目指す太清ですが、中期には次第に波紋や揺らぎ、映る対象物など光や風の作用を描くことで水の存在を表し、後期には雨や雪、空気の湿り気から感じ取った〝水〟の感覚を自己の感性を添えながら表現するに至ります。

四方を海に囲まれ湿潤な気候にある日本列島は7割近くが森であるといわれ、その南北に長い地形は川池・湖沼・海原といった多様な環境、そして生命を生み出しました。太清は70年の画業において、このような自然を丹念に取材し、多くの写生を残しています。

本展は、佐藤太清が描いた“水”に視点をあてながら、生涯における作品変遷、自然を描いた足跡、感受した自然を解釈したことにより生まれた心象世界をたどります。

本展は、会期終了後、下記の会場へ巡回します。
◆ 八幡浜市美術館(愛媛)
会期:2023年7月1日(土)~8月20日(日)

◆ 福知山市佐藤太清記念美術館(京都)
会期:2023年9月10日(日)~10月22日(日)

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年4月29日(土・祝)~2023年6月4日(日)
会場 板橋区立美術館 Google Map
住所 東京都板橋区赤塚5-34-27
時間 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
観覧料 一般 650円
高校・大学生 450円
小中学生 200円
  • ※65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)
    ※土曜日は小中高校生は無料
TEL03-3979-3251
URLhttps://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/index.html

板橋区立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

板橋区立美術館 板橋区立美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

解説が聴けてラッキー 、より深く知ることができました

佐藤太清さんのお孫さんの解説で作品を鑑賞する機会がありました。
まことにラッキーでした。
すばらしい作品で良い時間が過ごせました。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

5.0

水、雨、雪の美しさに感動しました

佐藤太清展に行ってきました。
どれもとても丁寧なタッチで、しっとりした感じの絵、躍動感を感じる絵、それぞれに心惹かれる魅力がありました。なにより水の透明感、雨の表現、季節による雪の描き分け、どれも本当に素敵です!
一番好きなのは雪つばきです。
本当にそこに綿雪があるかのような感覚になりました。
また、使用していた絵の具を壁に並べて絵具棚として展示してあり、微妙ないろの違う絵の具がたくさんあり、それもこの展示会に行かないと見られませんのでおすすめです。この絵の具からあの素晴らしい絵画はできているんだと思うと感慨深いです。
いつか福知山の美術館にも行ってみたいと思いました。

THANKS!をクリックしたユーザー
micco3216さん

5.0

素晴らしい作品群

「太清グレー」というワードを今回の展覧会で初めて知ったくらい無知な状態で行きましたが、素晴らしい作品群に脱帽しました。
水面に映る情景を描いている作品が色々ありましたが、やはり《暎》は印象深かったです。
太清の転換点となったという《風騒》は明暗の描き方が素晴らしく、同時期の《潮騒》《燄》も良かったです。

個人的に気に入ったのは、《雨の日》と《昏》。
《雨の日》は何気ない日常が感じられる作品で、とぼとぼ歩く子犬が可愛らしく、またそこはかとなく寂しさも感じられ、心惹かれました。
《昏》は、なんとも言えない幻想的な世界観が広がっており、惹き込まれました。

何気なく観に行った展覧会でしたが、良い作品にたくさん出会えました。
日本画に興味のある方はぜひ行ってみてください。

THANKS!をクリックしたユーザー
micco3216さん

5.0

とても良かった。

久しぶりの美術館、久しぶりの日本画、佐藤太清展、素晴らしかった。題名の通り水にこだわって青に蒼に碧にこだわった作品、ポスターの"暎"も素晴らしかったけど、私は"昏"が好みです。戦前、戦中、戦後からの時代に描かれた作品が多く、グレーにこだわったと紹介されてましたが、私にはそれ以上に嵐のなかの鳥達やカスミ網にかかった小鳥達、蝶やバッタなど小さな生き物に向ける目にこだわりを感じました。

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ぷりんさん

5.0

知られざる昭和の日展の巨匠の画業を代表作品で概観

魁夷の青、元宋の赤は有名ですが、日展の作家の先生方にも浸透している佐藤太清のグレーは初めて聞きました、花鳥風景画を確立した昭和の日展の巨匠の展覧会は素晴らしかったです。作品は2m弱の大作ズラリ!旅シリーズの豊かな中間色のバリエーションによる繊細な色彩は必見です。作品から伝わってくる空気感、気、温度が太清の色彩により表現されています。おすすめ展覧会です。

THANKS!をクリックしたユーザー
ぷりんさん
  • 1
  • BY TK

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佐藤太清《暎》1969年

佐藤太清《かすみ網》1943年 板橋区立美術館蔵

佐藤太清《雨の日》1952年 福知山市佐藤太清記念美術館蔵

佐藤太清《潮騒》1965年 福知山市佐藤太清記念美術館蔵

佐藤太清《旅途》1988年 福知山市佐藤太清記念美術館蔵

佐藤太清《佐田岬行》1993年 福知山市佐藤太清記念美術館蔵

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