4.0
触察コーナーはさすが!
会期最終日に滑り込み。
あまりにも遠くて6時半起き(泣)でしたが、それでも行ったのには訳があります。
まず、ヨムキクちよだ2023「絵本の可能性を広げる―今、世界で起きていること」という、板美の館長・松岡 希代子先生の講演会を、4月25日に日比谷図書文化館で拝聴致しました。
日比谷カレッジの参考ページです
↑この内容はいつかブログにまとめたいと思いますので、気長にお待ちいただくとして・・・
この時松岡先生が「板美は日本で最初に絵本の企画展を開催した美術館です」と仰っていて、この企画展に是非来て下さい!と・・・。
なので、毎年やっているのは知っていても余りに遠かったので行ったことがなかったのですが、せっかくの機会なので見に行きました。
結論から言うと、当然原画以外にも絵本がぶわあ~と並んでて、読み込む系だろうから一日板美で過ごすことを覚悟して行ったのですが、思ったより館が広くなく、開館してすぐ入ってお昼前には終わってしまい・・・。
いわゆる大型の絵本フェアなどに慣れていると、少なく感じてしまいました。
また、他の方も指摘している通り、「原画」と謳っていても元がデジタル作成の場合、デジタル画をプリントして展示してある状態なので、これを「原画です!」と言われても・・・見ていて非常にもやもやしました。
例えば、毛糸を貼ってあるような絵があっても、デジタル画プリントだと当然凹凸も立体感もありません。
原画の保存性が上がるという利点はありますし、デジタル作成は増える一方でしょうから、今後「原画」というものをどう説明していくのか、課題も感じました。
また、触って見られる展示=触察(しょくさつ)等の多様な鑑賞ニーズにも対応してきた館だということで、今回も木製の触察パネル=一枚の絵を、木の板を掘って表現したもので、例えば触っていくときりんの形がわかるとか、そこにつるつるした素材を張って水を表現したり、凹凸によって奥行きが感じられたりするものが、5つ展示してありました。
これ、かなり力入れてがんばった!んだと思います(^^)。
ナイス~!
さらに、視覚に障害があっても楽しめる、触って楽しむ絵本(布製も多い)も5つ展示されていました。
両方触って鑑賞するのですが、これがとても楽しかった!!
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