田村友一郎 ATM

水戸芸術館 現代美術ギャラリー

  • 開催期間:2024年11月2日(土)~2025年1月26日(日)
  • クリップ数:3 件
  • 感想・評価:2 件
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《栄光と終焉、もしくはその終演 / End Game》「日産アートアワード2017」、BankArt NYK、横浜、インスタレーション、2017
《Hey Daddy, Hey Brother》「2 or 3 Tigers」、世界文化の家、ベルリン、インスタレーション、2017
《見えざる手 Invisible Hands》国際芸術祭「あいち2022」、常滑市、インスタレーション、2022/ワールド・クラスルーム、森美術館、2023
《裏切りの海 Milky Bay》「BODY/PLAY/POLITICS」、横浜美術館、横浜、インスタレーション、2016/アジアン・アート・ビエンナーレ、国立台湾美術館、台中、2019
《MJ》「六本木クロッシング2019」、森美術館、東京、インスタレーション、2019
《Sky Eyes》「話しているのは誰?現代美術に潜む文学」、国立新美術館、東京、インスタレーション、2019/神秘的参与、明当代美術館、上海、2020
《マダガスカルの石 The Stone of Madagascar》2015
《TiOS》「未完の始まり:未来のヴンダーカンマー」、豊田市美術館、インスタレーション、2024
《予期せぬギフト Unexpected Gift》「ギフト、ギフト、」、八戸市美術館、インスタレーション、2021
《消えた沈黙 Silence in the Mist》「ボイスオーバー 回って遊ぶ声」、滋賀県美術館、インスタレーション、2021
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

田村友一郎は、これまで既存のイメージやオブジェクトを起点にした作品を手掛けてきました。写真、映像、インスタレーションからパフォーマンスや舞台まで、多彩なメディアを横断し、ある土地の持つ、固有の歴史的主題から身近な大衆的主題まで幅広い着想源をもとに、現実と虚構を交差させた多層的な物語を構築することで、既存の歴史や記憶へ新たな解釈を付与し、それらを現代へと接続する点が彼の作品の特徴といえるでしょう。

本展では、水戸芸術館 現代美術ギャラリーの英語表記「Art Tower Mito」の略称「ATM」から着想を得た新作《ATM》を発表します。来場者は、田村がこれまで書き綴った膨大なテキストを学習した生成AIが創作するショートストーリーによって、田村の作品世界へと導かれます。

ナレーションや語り手を伴った物語、説話、エピソードのような形態で、ナラティヴな要素をもつ作品を構築してきた田村は、作品の出発点にはテキストの述作があると言います。新作《ATM》では、この述作という行為を生成AIに委ねることで、田村の過去作の断片を辿りながら新たな物語を紡ぎ出すことを試みます。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年11月2日(土)~2025年1月26日(日)
会場 水戸芸術館 現代美術ギャラリー Google Map
住所 茨城県水戸市五軒町1-6-8
時間 9:30~18:00
休館日 月曜日
11月5日、1月14日(火)
年末年始 12月27日(金)~2025年1月3日(金)
※ただし、11月4日、1月13日(月・祝)は開館
観覧料 一般 900円、団体(20名以上)700円
高校生以下/70歳以上、障害者手帳などをお持ちの方と付き添いの方1名は無料
  • ※学生証、年齢のわかる身分証明書が必要です
    ◎一年間有効フリーパス → 「年間パス」2,000円
    → 学生証をお持ちの方と65歳~69歳の方は、毎月第1金曜日(11月8日、12月6日、1月10日)100円
    ※学生証、年齢のわかる身分証明書が必要です
TEL029-227-8111
URLhttps://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5320.html

水戸芸術館 現代美術ギャラリーの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

壮大な連想ゲームの果てにあるもの

水戸芸術館の英語表記はArt Tower Mitoで、略してATM。そこから始まる連想ゲームのような展示。なんとなくそれぞれの関連性が低めの句集とか歌集のような展示という気もする。そして、この展示は、最低2周まわらないと分からないように作られている。ちなみに、田村友一郎の作品は何度かグループ展で見たことがあって、まとまった作品を見るのは初めてです。

まず、1周目、展示スペースに入ると、最初の展示室はほぼ何もなく、壁の中央にAAAからAZZまでの三文字、26×26=676個が白い壁に黒くプリントされていて、部屋の奥に銀行にあるようなものとは違うけど、ATMのような液晶パネル付きの端末がある。そこそこ広いスペースにあるのは、その2つ。どうなっているのか、よく分からない。なんと言っても、出展リストがない。さてどうする?

とりあえずATMのようなモノの前に行って見ると、液晶タッチパネルがあってアルファベットを三文字、入力できるようになっている。入力して「ENTER」を押すと、白い感熱紙にテキストが印刷されて出てくる。内容は入力した三文字を頭文字にしたテキストが3つ、日本語とその英文訳がある。どうやら、これが生成AIを使った作品のようです。

次の部屋ではBとNで始まる三文字のアルファベットに係わるモノが展示されている。ただ、分かるモノと分からないモノがある。とまあ、そんな感じで、進んでいくのですが、展示スペースを前へと進んでいくと、展示の密度が上がっていくのが面白い。そして、水戸芸術館でユニークな、長い廊下のようなスペースは倉庫のようになっていて、かつ照明を落として暗くなっている。廊下に入るまでは密度低めの展示が、廊下に入ったとたん高密度になるのがいい感じ。そして、廊下を抜けると、急にスッキリした展示に変わる。銀行のカウンターらしきものが配置されていていて、ここでようやく展示作品のリストと解説が渡される。そしてよく分からないQRコードの塗り絵のようなカードももらえるのだけど、後で塗り絵を試してみたけど、なかなか面白い。

ここまできて、やっと2周目に突入。解説を読みながら、そういうことね、とか、読んでも分からんとか思いながら展示を解読していく。これが楽しめるかどうか、私は楽しんだけど、どうなんだろう。さて、写真撮影はOK、展示替えはなさそうで、図録は制作中。ちなみに図録は666ページだそうで、会期中刊行予定としている。本当かな。

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さいさん、Camdenさん、アバウトさん、morinousagisanさん

1.0

これは厳しい

もちろん、こちらが予習をしたり、背景を知れば楽しめることもあるとは思うけれど、悪い意味で現代美術らしい、作品、展示でした。市民は楽しめるかな、僕は人と行かなくてよかったと思った。現代美術史的な意義や価値とは、また別ではあるんだけれども。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

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《MJ》「六本木クロッシング2019」、森美術館、東京、インスタレーション、2019

《Sky Eyes》「話しているのは誰?現代美術に潜む文学」、国立新美術館、東京、インスタレーション、2019/神秘的参与、明当代美術館、上海、2020

《マダガスカルの石 The Stone of Madagascar》2015

《TiOS》「未完の始まり:未来のヴンダーカンマー」、豊田市美術館、インスタレーション、2024

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