4.0
活版印刷を開放すると紙とかモジはアートとか前衛音楽とかになるかもしれない
写真撮影は禁止。入場時の持ち物は大きさ制限あり(B4サイズ以上は持ち込み不可)でかなり窮屈な展覧会でした。そして撮影不可なのに、図録は10月刊行予定。つまり会期中に図録の出版が間に合うかどうか不明ということのようです。今回のようなインスタレーション中心の展覧会の図録は予定より遅れるのが常ですから、年内に出てくれれば、いいほうだろうなあと思ってます。
窮屈でしたが、面白い展示でした。ひらがなの「た」と半紙に墨で書かれた作品から始まって(幼稚園のときに書いたものらしい)、最後は製本機を使ったビデオ込みの制作工程の展示まで、どうも書体から活版、製紙&製本をベースにした紙とか本にかかわるインスタレーションというところでしょうか。
もちろん、面白いのは本を作るという流れの中に、音楽あり、ブロンズの立体作品あり、服の型紙ありと諸々脱線しながら強引に進んでいくこと。脱線が面白すぎて、見終わったあとに展示内容を頭の中で再構築するのが大変でした。とりあえず、図録を読んでみたいです。ちなみに図録は詳細は決まり次第Webサイトでお知らせとのこと。まだ詳細が決まってないらしい。