コレクション2 身体―――身体

国立国際美術館

  • 開催期間:2024年2月6日(火)~2024年5月6日(月・振)
  • クリップ数:14 件
  • 感想・評価:4 件
コレクション2 身体―――身体 国立国際美術館-1
コレクション2 身体―――身体 国立国際美術館-2
コレクション2 身体―――身体 国立国際美術館-3
コレクション2 身体―――身体 国立国際美術館-4
ブブ・ド・ラ・マドレーヌ《人魚の領土-旗と内臓》2022年 撮影:鐘ヶ江歓一 画像提供:オオタファインアーツ (C)BuBu de la Madeleine
鷹野隆大《ヨコたわるラフ(1999.09.17.L.#11)》1999/2020年 (C)Ryudai Takano, Courtesy of Yumiko Chiba Associates
加藤泉《無題》2019年 展示風景「加藤泉 ー LIKE A ROLLING SNOWBALL」(原美術館、2019年)より Photo: Yusuke Sato (C)2019 Izumi Kato Courtesy of the artist and Hara Museum ARC
高松次郎《影》1977 年 撮影:福永一夫 (C)The Estate of Jiro Takamatsu, Courtesy of Yumiko Chiba Associates
コレクション2 身体―――身体 国立国際美術館-1
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コレクション2 身体―――身体 国立国際美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

「身体」は、作者/モデル/鑑賞者の身体、表象される身体、ヌード、肖像画や自画像など、表現およびその行為と切り離せない主題、問題であり続けてきました。また、現代社会においては、他者との関係や権力関係の下で闘争の場となる身体、身体的境界線、身体と規範、身体と性、生と死をめぐる問題も繰り返し浮上しています。2023年度のコレクション2は「身体———身体」と題し、20、21世紀を代表する美術家であるルイーズ・ブルジョワの作品《カップル》(1996年)を国内初公開するとともに、ブブ・ド・ラ・マドレーヌのインスタレーション、石川真生の写真、鷹野隆大の写真、加藤泉の絵画など近年の新収蔵品を含む所蔵品を紹介します。

加えて本展では、国立美術館巡回展への貸出のため長らく展示の叶わなかったポール・セザンヌやパブロ・ピカソらの作品を久しぶりにまとめて展示するほか、休館中に実施した画面クリーニングに伴い一時的にB2階へと移動した高松次郎の《影》を、いつもより広々とした空間で下絵や関連素描とともに紹介します。

本展覧会タイトルの「身体」と「身体」のあいだの線は身体間の距離を視覚的に表すべく、全角ダッシュ記号(—)を3つつなげ表記しています。

◆ 出品作家(変更となる場合があります)
ルイーズ・ブルジョワ、ポール・セザンヌ、パブロ・ピカソ、マルセル・デュシャン、マン・レイ、マックス・エルンスト、ジャン・フォートリエ、ジャン・デュビュッフェ、ジャン(ハンス)・アルプ、オシップ・ザッキン、アルベルト・ジャコメッティ、アンディ・ウォーホル、ヴィレム・デ・クーニング、ジョージ・シーガル、草間彌生、ニキ・ド・サンファール、三島喜美代、リンダ・ベングリス、イケムラレイコ、シェリー・レヴィ―ン、レイチェル・ホワイトリード、キキ・スミス、塩田千春、藤田嗣治、鷹野隆大、オルラン、馬六明(マ・リューミン)、加藤泉、アドリエナ・シモトヴァー、ミリアム・カーン、石川真生、やなぎみわ、フェリックス・ゴンザレス=トレス、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ、高松次郎

◆ 常設作品作家
ヘンリー・ムア、マリノ・マリーニ、ジョアン・ミロ、アレクサンダー・コールダー、須田悦弘、マーク・マンダース

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年2月6日(火)~2024年5月6日(月・振)
  • 建物工事の影響により中止
会場 国立国際美術館 Google Map
住所 大阪府大阪市北区中之島4-2-55
時間
  • 10:00~17:00
    ※金曜・土曜は20:00まで
    ※入場は閉館の30分前まで
休館日 月曜日、2月13日(火)
※ただし、2月12日(月・振)、4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館
観覧料 一般 430円(220円)
大学生 130円(70円)
  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※高校生以下・18歳未満・65歳以上無料(要証明)
    ※心身に障がいのある方とその付添者1名は無料(要証明)
    ※本展は同時開催の特別展「古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン」の観覧券で観覧できます
    ※夜間割引料金(対象時間:金曜・土曜の17:00 – 20:00)一般:250円 大学生:70円
    ※無料観覧日:2月10日(土)、3月2日(土)、4月6日(土)、5月4日(土)
TEL06-6447-4680 (代)
URLhttps://www.nmao.go.jp/events/event/collection20240206/

国立国際美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

国立国際美術館 国立国際美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

現代アートで最近気になるワード「身体性」

デジタルが普及し、便利な世の中になればなるほど、生きているということを実感しにくくなるのではないか、そんな世の中の世相をこの言葉は表している気がします。失敗を恐れる余り、効率化を求める余り、知らず知らずにうちに大事な何かを見落としている、そんなことを感じ、現代アート鑑賞の面白さを少しずつ感じている今日この頃です。
国立国際美術館で初めてギャラリートークに参加しました。ワイヤレスイヤホンの貸出で、どこにいてもクリアに解説が聞けてこれはいいなぁと思いました。スペースの問題もありますが、ワイヤレスイヤホンが数多く用意され、希望者全員が参加できている点もよかったです。今回の講師は、国立国際美術館 主任研究員の正路佐知子さんでした。2023年4月に着任され、それまでは福岡市美術館にいらっしゃった方、国立国際美術館に来てまだ1年経ってないとの事でした。ここは好きな美術館で何度も見に来ていたけど、見るのと展示をつくるのではまったく違い、1から所蔵作品を学び、上からは3つのミッションを与えられ作り上げた展覧会であることを、赤裸々に語っていたのが、印象的でした。
写真撮影もいつもなら、受付で許可をもらって胸にシールをつけていたのが、今回は、撮影不可作品(石川真生17点)以外はOKでした。
大好きな高松次郎の《影》を改めてじっくり見る機会となり、当時の歴史的背景を知り、より深く鑑賞することができました。当時、作品の前に柱があってそれにあわせて作成された寄りかかる影が、今回、偶然にも再現されていた(よく質問するおじさんが正路さんに指摘していた)。
今回のテーマ「身体」は、ルイーズ・ブルジョワの作品《カップル》が国内初公開され、この作品を軸に展開されていました。今年9月に森美術館でルイーズ・ブルジョワ展が開催予定ですので、ルイーズ・ブルジョワ・イヤーになる予感。森ビルにあるパブリックアート、蜘蛛の彫刻《ママン》が有名ですが、日本には、あと東京国際フォーラムに《自然研究(白い目)》という作品があるだけという話を聞き、びっくり。これを機に広く知られていくと思いました。現代アートが学べる「国立国際美術館」より好きになりました。

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eiroh613さん、morinousagisanさん、アバウトさん

2.0

むっ難しい

私にはかなり難しいラインナップでした。なので、楽しめるところを楽しんできたという感じです。高松次郎の作品がいつもの場所から、工事の都合もあり、下の階で見れました。この作品見ると国際美術館来たなぁという気持ちになります。

5.0

関係性のなかの/としての身体

「古代メキシコ展」の鑑賞後は、国立国際美術館のコレクション展「身体―――身体」もお忘れなく。身体という切り口から多様な芸術家が参照されており、見応え十分。作品が体現する身体は美しかったり、醜かったり、可愛かったり、痛々しかったり…とさまざま。私たちが置かれる身体の様相を括弧に入れて提示してくれているようでもあるが、その距離感は曖昧だ。
そこに無いようで在る、在るようで無い身体の存在をきっと感じるはず。それらの身体に立ち会う「私」ももちろん、同様に可視化されたり不可視化されたりしながら生きていることに思いを馳せる。作品を通してさまざまな関係性の中にある「私」の身体を見つめ直す、という興味深い体験を本展示はもたらしてくれる。

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eiroh613さん、アバウトさん、morinousagisanさん

REPORT

豪華なラインナップで、地下二階展示もお忘れなく!

休館日に大阪のえらいさん向けの無料観覧とコンサートが開催され、美術館前のスロープは黒塗りの公用車とハイヤーとタクシーがたくさん止まっていました。そのおこぼれを一般ピープルにもと言うことで募集していたので夕方から出かけてきま…readmore

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kermitさん、uchikoさん、さいさん、karachanさん、アバウトさん

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出展作品・関連画像IMAGES

ブブ・ド・ラ・マドレーヌ《人魚の領土-旗と内臓》2022年 撮影:鐘ヶ江歓一 画像提供:オオタファインアーツ (C)BuBu de la Madeleine

鷹野隆大《ヨコたわるラフ(1999.09.17.L.#11)》1999/2020年 (C)Ryudai Takano, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

加藤泉《無題》2019年 展示風景「加藤泉 ー LIKE A ROLLING SNOWBALL」(原美術館、2019年)より Photo: Yusuke Sato (C)2019 Izumi Kato Courtesy of the artist and Hara Museum ARC

高松次郎《影》1977 年 撮影:福永一夫 (C)The Estate of Jiro Takamatsu, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

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