シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝

森美術館

  • 開催期間:2024年4月24日(水)~2024年9月1日(日)
  • クリップ数:60 件
  • 感想・評価:9 件
シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝 森美術館-1
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シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝 森美術館-12
シアスター・ゲイツ《ザ・リスニング・ハウス》2022年
展示風景:国際芸術祭「あいち2022」
撮影:ToLoLo studio
シアスター・ゲイツ《へヴンリー・コード》2022年
レスリースピーカー、ハモンドオルガン「B-3」、サウンド サイズ可変
撮影:ジム・プリンツ・フォトグラフィー
シアスター・ゲイツ《ドリス様式神殿》2022年
高火度炻器、釉薬 サイズ可変
展示風景:「シアスター・ゲイツ展:ヤング・ローズと彼らの軌跡」ニュー・ミュージアム(ニューヨーク)、2022-2023年
撮影:クリス・ストロング
シアスター・ゲイツ《ストーニー・アイランド・アーツ・バンク》(外観)2013年-
撮影:トム・ハリス 画像提供:ホワイト・キューブ
シアスター・ゲイツ《ストーニー・アイランド・アーツ・バンク》(内観)2013年-
撮影:トム・ハリス 画像提供:ホワイト・キューブ
シアスター・ゲイツ《年老いた屋根職人による古い屋根》2021年
工業用油性エナメル、ラバートーチダウン、アスファルト、木 213×215×10cm
展示風景:「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」森美術館(東京)2024年
撮影:来田 猛 画像提供:森美術館
展示風景:「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」森美術館(東京)2024年
撮影:来田 猛 画像提供:森美術館
シアスター・ゲイツ《基本的なルール》2015年
木 304×493×68 cm
展示風景:「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」森美術館(東京)2024年
撮影:来田 猛 画像提供:森美術館
《小出芳弘コレクション》(1941-2022年)ほか
展示風景:「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」森美術館(東京)2024年
撮影:来田 猛 画像提供:森美術館
展示風景:「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」森美術館(東京)2024年
撮影:来田 猛 画像提供:森美術館
シアスター・ゲイツ《みんなで酒を飲もう》2024年
陶、酸化物 サイズ可変(1000本)
展示風景:「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」森美術館(東京)2024年
撮影:来田 猛 画像提供:森美術館
撮影:田山達之 画像提供:森美術館
シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝 森美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

世界が注目するブラック・アーティスト、待望の日本初個展!
陶芸、建築、音楽で日本文化と黒人文化の新しいハイブリッドを描く、壮大なインスタレーション


シアスター・ゲイツ(1973年シカゴ生まれ)は、米国シカゴのサウス・サイド地区を拠点とし、彫刻と陶芸作品を中心に、建築、音楽、パフォーマンス、ファッション、デザインなど、メディアやジャンルを横断する活動で国際的に高く評価されています。彫刻と都市計画の教育を受けたゲイツは2004年、愛知県常滑市で陶芸を学ぶために初来日し、以来20年以上にわたり、陶芸をはじめとする日本文化の影響を受けてきました。日本やアジア太平洋地域での印象深い出会いや発見、そして米国ミシシッピとシカゴにルーツ持つアフリカ系アメリカ人として生きてきた経験が、彼の創作の礎となっています。

アーティストとして文化的ハイブリディティ(混合性)を探求してきたゲイツは、アメリカの公民権運動(1954-1968年)の一翼を担ったスローガン「ブラック・イズ・ビューティフル」と日本の「民藝運動」の哲学とを融合した、独自の美学を表す「アフロ民藝」という言葉を生み出しました。ゲイツの日本初、そしてアジア最大規模の個展となる本展では、この「アフロ民藝」という実験的な試みを軸に、これまでの代表作のみならず、本展のための新作を含む日本文化と関係の深い作品などを紹介します。

これまで多数派の声のみが取り上げられてきたことが問い直され、視点の多様化が求められる昨今、グローバルなアートシーンでは、第一線で活躍する黒人アーティストたちの表現に見られる多層的な経験が注目されています。黒人の歴史は、日本人の一般的な知識としては馴染みが薄いかもしれませんが、本展はゲイツの多角的な実践を通し、世界で注目を集め続けるブラック・アートの魅力に迫ります。同時に、手仕事への称賛、人種と政治への問い、文化の新たな融合などを謳う現代アートの重要性を実感する機会となるでしょう。

【FEATURE|内覧会レポート】
ブラック・パワーが静かに炸裂する祈りと称賛の空間。シアスター・ゲイツの日本初個展

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年4月24日(水)~2024年9月1日(日)
会場 森美術館 Google Map
住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
時間
  • 10:00~22:00
    ※火曜日のみ17:00まで
    ※ただし2024.4.30(火)、8.13(火)は22:00まで
    ※最終入館は閉館時間の30分前まで
休館日 会期中無休 
観覧料 [平日]
一般 2,000円(1,800円)
学生(高校・大学生)1,400円(1,300円)
子供(中学生以下)無料
シニア(65歳以上)1,700円(1,500円)
[土・日・休日]
一般 2,200円(2,000円)
学生(高校・大学生)1,500円(1,400円)
子供(中学生以下)無料
シニア(65歳以上)1,900円(1,700円)
  • ※専用オンラインサイトでチケットを購入すると( )の料金が適用されます
    ※本展は、事前予約制(日時指定券)を導入しています。専用オンラインサイトから「日時指定券」を購入してください。専用オンラインサイトはこちら
    ※日時指定券の販売開始日は公式サイトをご確認ください
    ※当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしで入館できます
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.mori.art.museum

森美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

森美術館 森美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

シアスター・ゲイツ式アフロ民芸

Black is beautiful スローガンと日本の民藝運動の融合を目指したアーティストとの解説のもと、森美術館へ足を運ぶ。学生時代によく訪れたシカゴサウスサイドの建築構造物、広い空間に適度に配置されたオフジェの数々にオールドアメリカンの香りを嗅ぎ捕ることができる。一方、サウスサイド地区のアフロアメリカン居住地域の説明、公民権運動から各界で活躍している黒人著名人について記された情報誌を読み込むこと没頭し、ノスタルジックな時間を過ごすことができた。
個人的にアメリカ文化に郷愁を感じない人がここを訪れた場合、何をかんじるのだろうか。聞いてみたい気がした。

4.0

ラストの年表の凄さ

アフロ民藝という言葉にもゲイツ氏についても存じ上げなかったが、思っているよりも良かった。
会場に音楽があふれていて、そこが良かった。
様々な芸術作品と、音楽(ブラックミュージック?)のマッチング。
仕事終わりに行って、なぜか元気になる。

最後の年表は世界史、アメリカ史、民藝史等ずっと眺められるクオリティとボリュームだった。
特にアメリカ史が興味深い。
是非もう一度行って雰囲気を味わいたいと思った。

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morinousagisanさん

4.0

常滑ディスコ

DJブース、バーカウンター、ネオンがあって、ゲイツ流ダンスフロアといってもよい
最後のエリアが居心地が良くてほとんどの時間を過ごしてしまった。
ゲイツによれば音楽もアフロ民藝ムーブメントの重要な要素なので一つの楽しみ方なのかも。
音量もしっかりしたディスコ寄りのブラックミュージックが好みでかっこよくて大満喫。
そのすぐ側には常滑焼の圧巻インスタレーションがあるという。
52階から見下ろす景色も良かったなぁ。
お隣のモンハンは入場待ち列が発生していましたがこちらは程々の入りで混雑は無かったです。
短い動画も含め全て写真撮影可能でした。

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karachanさん

3.0

六本木で常滑

六本木で常滑がこんなに推されることはまずないだろうと思い、行ってきました。分からなくてもいいの。とにかくすごい満足感に浸ってきました。私には難しい。でもすごく嬉しかったです。

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karachanさん

4.0

思ったよりも良かった

思った以上に楽しめました、

本棚の部屋は所沢の本屋?に似てました。
隈研吾さんが設計したところに少し似てました。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん

3.0

日本文化との融合

後半の展示が良かったです。特にクラブ風にしていた最後の展示では、カウンターに座り寛ぎました。皆さん思い思いに楽しんでいるのが印象的でした。

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さいさん、karachanさん

4.0

ブラックパワー+民芸の底力=腹の据わった展示の数々

民芸というものが日本人にとって馴染みがあるので、作者の意志は汲み取りやすい。
なので、そこにプラスされたブラックパワーもすぐに感じ取れるものだった。
敷き詰められた常滑の煉瓦空間はリスペクト作品の展示もあるけど、まちがいなくゲイツの空間だったし、『ブラックライブラリー』も同様で集められた膨大な書籍の空間はゲイツの空間だった。もちろん『小出芳弘コレクション』『みんなで酒を飲もう』も同様だった。
自身の手だけによるタールペインティング、や陶芸の数々も重厚でありながら馴染みやすい何かを感じた。
『みんなで酒を飲もう』で本当に飲めるのかと思ったら、それはさすがに無理なようだったw。
攻撃的な印象のない、どっしりとした地に足がついたブラックパワー=アフロ民芸を感じることができる展覧会だった。
惜しむらくは、もう少しデッサンとかを見てみたかった。

6月5日(水)1時入館。混雑無し。撮影可

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、黒豆さん、morinousagisanさん

5.0

HIT!

行ってきたばかりでまとまらないんですが確かなSoulを感じる素晴らしい展示でした。
構成が本当によくて、この順番でなければ感じられなかったと思う。
会期中にもう一回行きたい。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん

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出展作品・関連画像IMAGES

シアスター・ゲイツ《ザ・リスニング・ハウス》2022年
展示風景:国際芸術祭「あいち2022」
撮影:ToLoLo studio

シアスター・ゲイツ《へヴンリー・コード》2022年
レスリースピーカー、ハモンドオルガン「B-3」、サウンド サイズ可変
撮影:ジム・プリンツ・フォトグラフィー

シアスター・ゲイツ《ドリス様式神殿》2022年
高火度炻器、釉薬 サイズ可変
展示風景:「シアスター・ゲイツ展:ヤング・ローズと彼らの軌跡」ニュー・ミュージアム(ニューヨーク)、2022-2023年
撮影:クリス・ストロング

シアスター・ゲイツ《ストーニー・アイランド・アーツ・バンク》(外観)2013年-
撮影:トム・ハリス 画像提供:ホワイト・キューブ

シアスター・ゲイツ《ストーニー・アイランド・アーツ・バンク》(内観)2013年-
撮影:トム・ハリス 画像提供:ホワイト・キューブ

シアスター・ゲイツ《年老いた屋根職人による古い屋根》2021年
工業用油性エナメル、ラバートーチダウン、アスファルト、木 213×215×10cm
展示風景:「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」森美術館(東京)2024年
撮影:来田 猛 画像提供:森美術館

展示風景:「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」森美術館(東京)2024年
撮影:来田 猛 画像提供:森美術館

シアスター・ゲイツ《基本的なルール》2015年
木 304×493×68 cm
展示風景:「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」森美術館(東京)2024年
撮影:来田 猛 画像提供:森美術館

《小出芳弘コレクション》(1941-2022年)ほか
展示風景:「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」森美術館(東京)2024年
撮影:来田 猛 画像提供:森美術館

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