発掘された珠玉の名品 少女たち
-夢と希望・そのはざまで 星野画廊コレクションより

京都文化博物館

  • 開催期間:2023年7月15日(土)~2023年9月10日(日)
  • クリップ数:18 件
  • 感想・評価:3 件
発掘された珠玉の名品 少女たち -夢と希望・そのはざまで 星野画廊コレクションより 京都文化博物館-1
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岡本神草「拳の舞妓」1922年頃
笠木治郎吉《花を摘む少女》1897~1912年頃
甲斐荘楠音《畜生塚の女》1919年頃
粥川伸二《娘》1928年
太田喜二郎《花摘図》1911~1912年頃
作者不詳(龍山)《手習児》1923~1930年頃
発掘された珠玉の名品 少女たち -夢と希望・そのはざまで 星野画廊コレクションより 京都文化博物館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

明治、大正、昭和・・・・・・。時代のうねりの中で、いつしか忘れられてしまった実力ある画家たち。

本展では、彼らが遺した素晴らしい作品を見つけ出し、紹介してきた星野画廊のコレクションから、「少女たち」をテーマに紹介します。

女性たちの人生のさまざまが描かれた日本画と洋画、約120点を展示します。作品の放つ魅力を存分にお楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年7月15日(土)~2023年9月10日(日)
会場 京都文化博物館 Google Map
展示室4階・3階展示室
住所 京都府京都市中京区三条高倉
時間 10:00~18:00
  • 金曜日は19:30まで
    ※入場はそれぞれ閉室の30分前まで
休館日 月曜日、7月18日
※ただし、7月17日、24日は開館
観覧料 一般 1,500円(1,300円)
大高生 1,000円(800円)
中小生 500円(300円)
  • ※( )内は前売券・20名以上の団体料金
    ※お得な前売券は2023年5月15日~7月14日までの販売(会期中は当日券のみ)
    ※未就学児は無料(ただし、保護者同伴)
    ※学生料金で入場の際には学生証を要提示
    ※障がい者手帳などを提示の方と付き添い1名までは無料
    ※上記料金で2階総合展示と3階フィルムシアターも観覧できます(ただし催事により有料の場合があります)
TEL075-222-0888(代表)
URLhttps://www.ktv.jp/event/shoujyotachi/

京都文化博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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巡回展TRAVELING EXHIBITION

発掘された珠玉の名品 少女たち -夢と希望・そのはざまで 星野画廊コレクションより 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

コレクター、ギャラリー共通の役割「推し」

忘れられた画家たちを発掘し、世間に知らしめることを使命とされている星野画廊コレクションであって、知らない画家も多いが、作者は不詳作品も数多く展示されていました。

特に気になった作品は、島崎鶏二「朝」でした。10頭身とモデルスタイルの女性の何かを訴える鋭い目が印象的な作品でした。学芸員さんの説明で、来場者の好きな絵ランキング一位の作品で、自分の感性が本展覧会に足を運ぶ多くの人と同じであったことに、自分の審美眼が磨かれていると錯覚し、いやいや、よく考えると、作品の持つ魔力の強さだなと納得しました。星野画廊が見る、いいものはいいという視点、大事にしていきたいです。

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さいさん、micco3216さん、morinousagisanさん

3.0

「少女たち」の性と生に思いをはせる

「少女たち」というテーマを掲げてはいるが、展示されているのは少女とされる年代の女性の絵画だけではなく、時間的には幅のある女性像の展覧会だった。星野画廊コレクションから120点ほど選び出された作品には作者不詳や詳細不明のものも多く、なかなかミステリアスな印象。京近美での展覧会ですっかり惹きつけられた岡本神草の作品に出迎えられた後、素朴な働く女性像や艶やかな着物姿の女性像など、作者や画風もさまざまな絵が8章に渡る構成で並んでいる。
女性を描く日本の絵画というと美人画が思い浮かぶが、それだけではない、希望と苦悩に満ちた女性たちの姿を画家は描き取ってきた。「少女たち」はそうした女性の性や生の分岐的な意味を帯びたテーマであるようだ。女性の姿は絵画の魅力的な主題だが、それだけ時代・社会の状況や価値観を反映させられているということも多様な作品群から感じ取れる。正直それを明確に理解できたわけではないが、章テーマがその視点を示唆しつつ、想像力を働かせることを促してくれる。
それにしても、「少女たち」に想い巡らせるなら、今度は「少年たち」にも想い巡らせてみたくなる。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

REPORT

京都の老舗画廊コレクションから「少女」というテーマで選び抜かれた作品を展示するちょっとレアな展覧会です。

美術関係者なら一目も二目も置く京都の老舗画廊、京セラ美や京近美にも近い神宮道に面した星野画廊さんの現有作品から、「少女」というテーマで星野さんが作品をピックアップした上で、展覧会監修者と担当学芸員さんたちが厳選した121件の作…readmore

THANKS!をクリックしたユーザー
黒豆さん、夢司さん、micco3216さん、uchikoさん、さいさん、他1人

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岡本神草「拳の舞妓」1922年頃

笠木治郎吉《花を摘む少女》1897~1912年頃

甲斐荘楠音《畜生塚の女》1919年頃

粥川伸二《娘》1928年

太田喜二郎《花摘図》1911~1912年頃

作者不詳(龍山)《手習児》1923~1930年頃

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