4.0
コレクター、ギャラリー共通の役割「推し」
忘れられた画家たちを発掘し、世間に知らしめることを使命とされている星野画廊コレクションであって、知らない画家も多いが、作者は不詳作品も数多く展示されていました。
特に気になった作品は、島崎鶏二「朝」でした。10頭身とモデルスタイルの女性の何かを訴える鋭い目が印象的な作品でした。学芸員さんの説明で、来場者の好きな絵ランキング一位の作品で、自分の感性が本展覧会に足を運ぶ多くの人と同じであったことに、自分の審美眼が磨かれていると錯覚し、いやいや、よく考えると、作品の持つ魔力の強さだなと納得しました。星野画廊が見る、いいものはいいという視点、大事にしていきたいです。