5.0
涼しさMAX
千住博さんの「ウォーターフォール」を実際に見てみたくて、最終日ギリギリに訪問。
色々な表現、表情を見せる「水」は夏の展覧会にはピッタリの題材だと思いました。
激しい水音や湿度まで感じられる様な大きな作品が多いのも涼しげで良いなぁと感じました。
お目当ての千住博「ウォーターフォール」、川端龍子「黒潮」の飛魚がまるで宇宙空間を飛翔している様な深い青。
奥村土牛「鳴門」を見て石田武が描いた「鳴門海峡」の吸い込まれそうな碧い渦。
加山又造「波濤」の強く岩場に打ち寄せる白波。と「水のかたち」を堪能することが出来ました。
所々に展示されている歌川広重の浮世絵にもホッとさせられます。
後半は「日本画に描かれた源平の世界」の展示ですが、個人的にはもっと水そのものに関する展示を見たかったです。
いつも楽しみにしている作品とコラボレーションしている和菓子ですが、今回は千住博「フォーリングカラーズ」をイメージした「水の音」をチョイス。
和菓子でありながらワイン風味の錦玉羹と羊羹を使用していて、爽やかな風味は千住さんの「洋」のイメージともマッチしていてとても美味しかったです。