祈り・藤原新也

世田谷美術館

  • 開催期間:2022年11月26日(土)~2023年1月29日(日)
  • クリップ数:34 件
  • 感想・評価:5 件
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チベット 1975年 ©Shinya Fujiwara
インド 2010年 ©Shinya Fujiwara
バリ島 2000年 ©Shinya Fujiwara
恐山 2016年 ©Shinya Fujiwara
宮古 2011年 ©Shinya Fujiwara
渋谷 2010年 ©Shinya Fujiwara
朝鮮半島 1977年 ©Shinya Fujiwara
門司港 1991年 ©Shinya Fujiwara
作家ポートレート 2010年 ©Yuji Tozawa
作家ポートレート 2019年 ©Yuji Tozawa
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

1944年に福岡県門司市(現 北九州市)に生まれた藤原新也。東京藝術大学在学中に旅したインドを皮切りに、アジア各地を旅し、写真とエッセイによる『インド放浪』、『西蔵放浪』、『逍遥游記』を発表します。1983年に出版された単行本『東京漂流』はベストセラーとなり、社会に衝撃を与えます。また同年に発表された『メメント・モリ』は、若者たちのバイブルとなりました。1989年には、アメリカを起点に西欧へと足をのばし、帰国後は自身の少年時代を過ごした門司港で撮影した『少年の港』をはじめ、日本にカメラを向けます。

旅のはじまりから50年後、現代の殺伐を伝えるニュースを背に、大震災直後の東北を歩き、コロナ禍で無人となった街に立った藤原。これまでの道程と、自身の表現の根幹に流れる人への思いが、本展の「祈り」というタイトルに込められています。そして藤原の見た、人が生き、やがて死へと向かうさまは、現在形の〈メメント・モリ(死を想え)〉へと昇華され、新たな姿でわたしたちの「いま」を照らします。

藤原の表現活動で特筆すべきは、写真、文筆、絵画、書とあらゆるメディアを縦横無尽に横断し、それぞれの領域において秀でた表現を獲得していることです。本展は、「祈り」をキーワードに、初期作から最新作までの写真作品や文章を一堂に展示し、藤原新也の多彩な仕事を立体的に展開します。

◆ 藤原新也 プロフィール
1944年福岡県門司市(現 北九州市)生まれ。東京藝術大学絵画科油画専攻に入学後、アジア各地を旅し1972年に処女作『インド放浪』を発表。第3回木村伊兵衛写真賞、第23回毎日芸術賞を受賞。著書に『全東洋街道』、『東京漂流』、『メメント・モリ』、『アメリカ』、『渋谷』、『コスモスの影にはいつも誰かが隠れている』、『日々の一滴』など。写真集に『少年の港』、『千年少女』、『花音女』、『神の島 沖ノ島』(共著)などがある。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年11月26日(土)~2023年1月29日(日)
会場 世田谷美術館 Google Map
住所 東京都世田谷区砧公園1-2
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日 
1月10日(火)
年末年始 12月29日~1月3日
※ただし2023年1月9日(月・祝)は開館、
観覧料 一般 1,200円
65歳以上 1,000円
大高生 800円
中小生 500円
TELハローダイヤル:050-5541-8600
URLhttps://www.setagayaartmuseum.or.jp/

世田谷美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

世田谷美術館 世田谷美術館

講演会・イベント情報EVENT INFORMATION

◆藤原新也特別講演会
日時:12月10日(土) 14:00~15:30
会場:世田谷美術館講堂
※参加方法など詳細は、11月1日(火)に美術館公式サイトにてお知らせします。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

生と死を慈しむ作品群

スタートからセンセーショナルな「メメントモリ」でがっつりやられ息を呑む。
足を進めて、街や市井の人々を捉える視点に「あぁこの人は世界が愛おしいんだ」と気づく。
作品に添えられた文章もしっかり読んで欲しい。
荒野も渋谷のハロウィンの若者も、まるっと愛する目をもっているのだろう。
生も死も狂乱も抵抗も日常も報道写真とは違う「美」を追求している。
御尊父の臨終の写真は静かだけど圧巻。

著名人を除いて撮影可。
1/6(金)1時入館。日時予約制だけど予約無しでも余裕でした。
正直もったいないくらい空いていた。

THANKS!をクリックしたユーザー
Audreyさん、さいさん、micco3216さん

4.0

ドローイングも見逃さないように

 この作家の写真の良し悪しについて論評できるほどの知識と技量は私にはない。だが、写真に添えられているコピーが「キザ」ぎりぎりでカッコイイ。特に3枚目の写真のコピーは有名だが、他のコピーもうまい。自分ならどういう言葉を添えるだろうかと思いながら見た。
 この作家のドローイングは初見。ちょっと、フリードリヒ・シュレーダー・ゾンネンシュターンっぽいが、驚くほど、うまい。

3.0

情報化社会以前のメディアとしての写真家

藤原新也さんは、今のようなインターネットがない時代に、自らがメディアとなり、日本人が見たこともない僻地や秘境の存在を伝えてくれていたのだろう。

ネット社会の今、展示される写真に新しさは感じないが、自ら道を切り拓いてきた人間の力強さを感じることはできた。特に、写真と共に展示される書に、藤原さんの生き様が現れていると感じた。

4.0

スイカを皮から食ったことがあるか

藤原新也、良かったです。

インド、チベット、サドゥー、父の往生に惹かれました。シワって凄い。
アメリカのモノクローム写真もイケる。ブコウスキー新潮文庫は藤原新也だったのか。
デカイ写真展示は相当な見応えがあります。

日曜美術館も拝見したのですが言葉と写真で人気が出た作家なんですね。
言葉の力が結構強くて先入観というか受け手にもう少し思考の余白を持たせて欲しかったので
注釈というかキャプションがやや多く感じられもうちょい控えめが好みです。

ベストは笑顔の大往生。見入っている人も多かったです。
分かります。ホントにイイ。

THANKS!をクリックしたユーザー
シンディさん、morinousagisanさん、micco3216さん

REPORT

仄暗さの中にある、美しさ

これは、、、見た方が良い。
想像を遥かに越えて、見るものの心に訴えかけてくる。
くれぐれも心の準備と覚悟が必要だ。
いち写真家の展覧会だと思って、気軽に足を踏み入れると大怪我を負うことになる。

『祈り』と称された展覧会名の通り…readmore

THANKS!をクリックしたユーザー
Audreyさん、黒豆さん、morinousagisanさん、Boodlesさん、さいさん

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チベット 1975年 ©Shinya Fujiwara

インド 2010年 ©Shinya Fujiwara

バリ島 2000年 ©Shinya Fujiwara

恐山 2016年 ©Shinya Fujiwara

宮古 2011年 ©Shinya Fujiwara

渋谷 2010年 ©Shinya Fujiwara

朝鮮半島 1977年 ©Shinya Fujiwara

門司港 1991年 ©Shinya Fujiwara

作家ポートレート 2010年 ©Yuji Tozawa

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