3.0
自由闊達な朦朧体
50年以上前の写真から想を得て、30年以上前に描いた絵を起点にして そこから連歌ならぬ 連画と称して 次々と60点以上の絵を描いていったのがこの展覧会。連歌は作る人が代わりながら作ることが多いが、横尾忠則の連画は彼1人で連想して作っていく。それも縦横とも1mを超える大画面で。まず今年御年90歳になるそのお年でこれほど大きい作品を描かれるそのエネルギーに圧倒された。 制作日が書かれている絵も多く、それをたどっていくと早いときでは1~2日で描いている。起点となる《記憶の鎮魂歌》(1994年)は昔の横尾のリアルな描写の中にシュールなものが混じる表現だが、そこからの「連画」はキャンバスの地も見え、筆跡も自由な彼が朦朧体とよぶ表現になっている。鑑賞ガイドも用意されているので、それぞれの「連画の河」体験の参考になると思った展覧会だった。… Read More








