3.0
コロナ禍の横尾朦朧体
連休でどこも混んでいそうなのでとこちらならと出かけてきました。
ここのところ思いがけない演出の展示場を展開してきた横尾美ですが、今回は横尾さんの最新作です。
次々と病魔に襲われる横尾さん、その時その時の横尾さんが制作に反映します。
最近は耳も聞こえにくく、物もぼんやり見えることもあり、さらには腱鞘炎もあるそうです。
コロナ禍もあって外出することも人と会うこともなく、
そのような状況下で描いたのは「コロナ禍の横尾朦朧体」
モチーフは現代風、横尾風の「寒山拾得」、巻物をトイレットペーパーに、箒を掃除機に持ち替えています。
昨年東京都現代美術館で大規模な横尾さんの展覧会「GENKYO」が開催されました。
作品数がとてつもなく多かったと聞き及んでいます。
横尾さんの原郷はこの神戸から内陸部に入った小さな町、加古川の上流にあります。
川沿いにどこまで行くのか・・・と不安にもなりながらでお出かけになってはどうでしょうか。
電車の本数がとっても少ないのでご注意ください。
磯崎新さん設計の小さな美術館があります。