4.0
個人の作家の名前を冠した公立美術館
旧兵庫県立美術館を改修し、2012年開館した横尾忠則の作品を展示する美術館。
ここに行くと必ず横尾忠則の作品が見られる。
でも、作品に出会う他にも楽しみが2つある。一つは建物の最上階4Fにある「キュミラズム・トゥ・アオタニ」。多面的に置かれた鏡面に戸外の風景や自分も含めた室内の風景がいろいろな角度から迫ってくる不思議な空間だ。鏡の国ってこんな感じ?
もう一つは、「目玉廊下」と呼ばれるいくつもの目が描かれたカラフルな廊下。複数の目がどの場所に立っていても自分を見ているような気にさせられる。この廊下はどこかにつながっているのでなく、行き止まり。ここも何とも不思議な空間だ。
作品鑑賞だけでなく、不思議な体験をしにこの美術館にでかけてみては?