横尾忠則の恐怖の館

横尾忠則現代美術館

  • 開催期間:2021年9月18日(土)~2022年2月27日(日)
  • クリップ数:10 件
  • 感想・評価:3 件
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《Pantanalの精霊》1995年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)
《白昼夢 江戸川乱歩全集(講談社)挿画》1968年 横尾忠則現代美術館蔵
《少年マガジン(講談社)表紙》1970年 作家蔵
《業》1985年頃 横尾忠則現代美術館蔵
《恐怖の愛》1994年 横尾忠則現代美術館蔵
《霊骨》2000年 横尾忠則現代美術館蔵
《首なし369》2001年頃 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)
《黒いY字路 1》2010年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)
《暗黒星 江戸川乱歩全集(講談社)挿画》1968年 横尾忠則現代美術館蔵
ポスター(デザイン:横尾忠則)
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

我々は未知のものに対してしばしば恐怖を抱きます。それは好奇心と表裏一体であり、怖いけど見たい、といったアンビバレントな感情を誘発します。

横尾忠則は、見えるものや科学で説明できる領域外のものにも、一貫して関心を寄せてきました。それには、郷里の西脇での幼少期の体験が深く関わっています。都会ではありえない深い闇や、神秘的な体験の数々は、『江戸川乱歩全集』の挿絵を始めとするイラストレーションや、画家宣言以降の絵画作品にも色濃く反映されています

本展は、そうした横尾の多彩な作品を通じて、「芸術」と「恐怖」との関係性について考察するものです。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2021年9月18日(土)~2022年2月27日(日)
会場 横尾忠則現代美術館 Google Map
住所 兵庫県神戸市灘区原田通3-8-30
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日 
※ただし月曜が祝日の場合は開館、翌平日休館
※年末年始:12月31日(金)~1月1日(土)
観覧料 ※本展は予約優先制です。詳細は横尾忠則現代美術館ウェブサイトをご覧ください
一般 700円(550円)
大学生 550円(400円)
70歳以上 350円(250円)
高校生以下 無料
  • ※20人以上の団体は( )内の料金に割引
    ※障がいのある方は各観覧料金(ただし70歳以上は一般料金)の75%割引、その介護の方(1名)は無料
    ※割引を受ける方は、証明できるものを持参のうえ、会期中美術館窓口で入場券をご購入ください(障がいのある方は、障がい者手帳アプリ「ミライロID」も利用できます)
TEL078‐855‐5607(総合案内)
URLhttps://ytmoca.jp/

横尾忠則現代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

横尾忠則現代美術館 横尾忠則現代美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

入ってみないとわからない!!

仕掛けがたくさんありわくわくする。
ちょっと怖い いやかなり怖い
1人ではいかないほうがいい
映画のモチーフもの 乱歩・・様々に時代をうつし事態をうつし内在する複座草をうつすかっこいい作品たちが…本当に音響と照明で引き立てられる
最後最上階からの牧歌的な動物園公園と女子学園、教会の風景の見える窓にも鏡のしかけがありなんとも横尾ワールドと堪能したご本人が怖いもの嫌いだ柄行ってないというツイートが面白かった

THANKS!をクリックしたユーザー
シンディさん

5.0

俗たる天才の見世物小屋

「さぁさ御覧じろ。昨晩捕まえた6尺の大イタチだ。お代は観てのお帰りだ」
なんて、言葉に誘われて中に入ると大きな板に血のようなペンキが塗ってあるだけ。
そんな見世物小屋があったそうだが、この展覧会はすこしそんな雰囲気がある。

無論、展示されているのはそんな紛い物ではない。稀代の画家。横尾先生の作品だ。
しかしながら、なぜか美術館というよりは見世物小屋、もっと若い世代の人には
文化祭のお化け屋敷といった方がピンとくるかもしれない。

それでいいし、それがいい。
横尾忠則先生は明らかに天才であるが、それ以上に俗人なのだと思う。
だから、鯱張った芸術として鑑賞するより、見世物として見る方がより彼の良さを味わえるのではないだろうか。そういう意味では最高の展示方法だと思う。

どんなに胡散臭い展示方法でも、彼の芸術性が損なわれることが無く、むしろその方が輝いて観れる。

やはり横尾忠則先生は、俗人であり、それ以上に天才なのだと思う。

2.0

音響効果も相まって、そこはまさに「恐怖の館」でした。

最近の「横尾忠則現代美術館」の展示は、展示室全体がインスタレーション?展覧会のテーマに合わせて仕掛けてきたのです。
そうして今回のテーマは「恐怖の館」、どんな仕掛けが待っているのか期待が膨らむ。その分学芸員さんもその期待を越える仕掛けを考えて毎回苦心されていることだろう。
東京都現代美術館で開催中の「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」横尾さんの過去最大規模の個展へ主力作品200点ばかりを貸し出しており、手元に残る作品からテーマを選び、展覧会を構成している。しかし、そんなことはみじんも感じることなく、横尾忠則に迫っている。
展覧会の入り口前から「恐怖の館」は始まっています。期待を裏切ることなく恐怖の館を後にしました。
日曜美術館でも横尾忠則を取り上げられ、東京での大きな展覧会の開催となって、横尾忠則現代美術館へ訪れる人が増えるといいな。

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出展作品・関連画像IMAGES

《Pantanalの精霊》1995年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)

《白昼夢 江戸川乱歩全集(講談社)挿画》1968年 横尾忠則現代美術館蔵

《少年マガジン(講談社)表紙》1970年 作家蔵

《業》1985年頃 横尾忠則現代美術館蔵

《恐怖の愛》1994年 横尾忠則現代美術館蔵

《霊骨》2000年 横尾忠則現代美術館蔵

《首なし369》2001年頃 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)

《黒いY字路 1》2010年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)

《暗黒星 江戸川乱歩全集(講談社)挿画》1968年 横尾忠則現代美術館蔵

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