小出楢重を知るには良い展覧会
2月7日土曜日、雪交じりの天候の中、午前中に本展を鑑賞した。来場者は比較的少なく、各作品を落ち着いて鑑賞できる環境であった。
小出楢重については、アーティゾン美術館の《帽子をかぶった自画像》、東京国立近代美術館の《ラッパを持て…readmore
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「新しき日本へ新しき花を発祥させるには根のない木を植えてはいけない」
──東洋と西洋の文化的風土の違いを強く自覚し、そのうえで日本人としていかに油絵を描くべきかを追究した画家、小出楢重。
大阪中心部の商家に生まれ、濃厚な庶民文化につつまれて育ちながら、洋行後は西洋の文化を骨肉化すべく衣食住を洋風に改め、大正から昭和初期にかけてのモダンな都市文化を体現しました。日本女性の体型や肌質を美しく描く裸婦、きゅうりやカボチャといった野菜を妖しく描く静物といったように、西洋美術由来のテーマを、日本に暮らす私達にとって実感できるものに生まれ変わらせます。そして艶やかな発色、滑らかな絵肌、デフォルメと曲線を活かした伸びやかな造形を特徴とする、洗練された油彩画のスタイルを築き上げました。代表作が一堂に会する25年ぶりの回顧展で、その全貌に迫ります。
【FEATURE|内覧会レポート】
日本人としての油絵に挑み、新たな地平を開いた小出楢重の画業の軌跡を辿る
| 会期 |
2025年12月20日(土)~2026年3月1日(日)
|
|---|---|
| 会場 |
府中市美術館
|
| 展示室 | 2階企画展示室 |
| 住所 | 東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内) |
| 時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
| 休館日 |
月曜日、12月29日(月)―1月3日(土)、1月13日(火)、2月24日(火) ※1月12日、2月23日は開館 |
| 観覧料 | 一般 800円(640円) 高校・大学生 400円(320円) 小・中学生 200円(160円)
|
| TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
| URL | https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/ |
◆ 展覧会講座
「小出楢重がめざした、新しき油絵」
日時:2月8日(日)14時~
講師:小林真結(府中市美術館学芸員)
場所:府中市美術館1階講座室
無料、予約不要
◆ 20分スライドレクチャー
日時:12月20日(土)、1月17日(土)、2月14日(土)いずれも14時~
場所:府中市美術館1階講座室
無料、予約不要
2月7日土曜日、雪交じりの天候の中、午前中に本展を鑑賞した。来場者は比較的少なく、各作品を落ち着いて鑑賞できる環境であった。
小出楢重については、アーティゾン美術館の《帽子をかぶった自画像》、東京国立近代美術館の《ラッパを持て…readmore
4.0
関東在住のため大阪中之島美術館での展示は見に行けませんでしたが、なんと府中市美術館に巡回するということを知って早速見に行ってきました。
まず意外だったのは画業の始まりは日本画だったこと。
といっても本来は西洋画科を受験するも点数が足りず不合格になり、泣く泣く日本画科へ入学したとか。その後西洋画科に転科し、念願の西洋画を始められることになったそうで。
卒業後~渡欧前の絵はちょっと重くて暗い絵が多いですが、渡欧後の絵は少し色彩が明るくなり、特に裸婦の絵はマティスの影響を受けていてすごくいい。日本人の西洋画っぽくない軽やかさがありました。
面白かったのは「パリは油彩はたくさんあるが芸術はない」と言い、一週間足らずで日本への船のチケットを手配しようとしていたところ。当時パリへ行った日本の画家はみんな感銘を受けていたと思うけど、小出楢重はちょっと違ったみたい。
パリがあまり肌に合わなかったのかどうかは分かりませんが、その後滞在したカーニュ(ルノワールが晩年住んだ町)は大変気に入ったようで。本人曰くカーニュと芦屋は雰囲気と気候が似ているそう。
3.0
小出楢重は東近美やアーティゾンで見る機会もあってすごく好きというわけではないけれど
それなりに気になっていた作家です。
Nの家族が重文指定されているので洋画家としても別格感がありました。
大阪での開催を見逃してしまったので府中での開催を楽しみにしていました。
渡欧前後で作風が変わるのですが岸田劉生、安井曾太郎(というかルノワール)、セザンヌとか
〇〇風といった見方も出来る一方で、作品を実見すると小出調としか言いようのない作風なのが面白い。
意外だったのがこの人出発は日本画だったんですね。上島鳳山と同門だったとのこと。日本画も達者。
すべて写真撮影不可。前後期で大幅に展示替えあり。図録ありました。
コレクション展でも日本の洋画家が特集されていました。長谷川利行2点が嬉しい。
関西の洋画家面白いです。次はぜひ小磯良平をやって欲しいなぁ。
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