4.0
夏休みの最後に静かに日本美術のお勉強も‥
中野の三井文庫別館美術館から三井記念美術館として2005年秋に日本橋に移転して来てからもう20年なんですね。流石に三井さん、所蔵品中心ながら毎度優れた作品を展示紹介して下さっています。そんな中で今展「美術の遊びとこころⅨ 花と鳥」は、夏休み時期に合わせて催されている「美術の遊びとこころ」シリーです。様々な切り口で日本美術の入門的な展示で、毎度とてても分かりやすく、美術に詳しくなくても楽しめます。2006美術の遊びとこころⅠ美術のなかの「写 うつし」-技とかたちの継承/2007美術の遊びとこころⅡ「旅」/2008美術の遊びとこころⅢNIPPONの夏-応挙・歌麿・北斎から「きもの」まで-/2011美術の遊びとこころⅣ「橋ものがたり」/2012美術の遊びとこころⅤ「日本美術デザイン大辞典」/2013美術の遊びとこころⅥ「大妖怪展-鬼と妖怪そしてゲゲゲ-」/2014美術の遊びとこころⅦ「能面と能装束-みる・しる・くらべる-」2024美術の遊びとこころⅧ「五感であじわう日本の美術」に次いでの今回は絵画・茶道具・工芸品に登場する「花と鳥」の企画展示ですね。王道ともいえる日本の美の世界を堪能できました。写真OKのエリアもあります。国宝や重文作品もいろいろありますが、キャプションもあっさりして分かりやすく、割合新し目のものが多く、みな状態が良く美しく、とてもすばらしかったです。日本美術に多大な影響を与えた東洋美術も含まれていました。見どころ満点、にもかかわらず平日朝一とは言え会期末も近くまただ夏休み中なのに、とても空いていてもったいない思いでした。私のお気に入りドップ3は、《四季草花蒔絵高坏》《紫陽花蒔絵茶箱》《草花図剪綵》というところでしょうか。ありきたりすぎますかね。















