5.0
行く度に発見がある山種の松園展
過去何度も開催されている山種美術館の松園展。今回はベスト3に入る内容です❗️素晴らしい山種コレクションの松園作品プラス個人蔵作品多数、これが佳品揃いです。この他館蔵の美人画、希少な個人蔵の美人画も見応えあり美人画好き必見です❗️
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「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願」と語った日本画家・上村松園。この言葉どおり清らかで気品に満ちた松園の作品は、今もなお多くの人々を魅了し続けています。2025年に、松園が誕生して150年を迎えることを記念し、山種美術館では数々の名品を取り揃えてその画業をたどるとともに、松園と同時代の画家から現在活躍中の若手作家にいたるまで、女性の姿を描いた作品をご紹介する特別展を開催します。
1875年、京都で生まれた松園は、幼い頃より絵を描くことを好みました。外形の美しさだけではなく、精神性を伴った自身の理想とする女性像の表現を、生涯をかけて追求します。やがて美人画の名手として高く評価され、73歳の時、女性として初めて文化勲章を受章するにいたりました。
山種美術館創立者の山﨑種二は、松園と親しく交流を重ねて作品を蒐集し、代表作である《新蛍》や《砧》、松園芸術の粋を極めた《庭の雪》などを含む日本有数の松園コレクションを築きました。
本展では、画業の初期から晩年までの22点の優品を通じて、近代日本を代表する女性画家・上村松園の魅力にせまります。あわせて、同じく2025年に生誕130年を迎える小倉遊亀、生誕120年の片岡球子など、さまざまな画家による麗しき女性たちの姿を描いた、粒選りの作品を紹介します。
会期 | 2025年5月17日(土)~2025年7月27日(日) |
---|---|
会場 |
山種美術館
![]() |
住所 | 東京都渋谷区広尾3-12-36 |
時間 |
10:00~17:00
|
休館日 |
月曜日、7月22日(火) ※7月21日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 1,400円(1200円) 大学生・高校生 1,100円(1,000円) 中学生以下無料(付添者の同伴が必要です)
|
TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://www.yamatane-museum.jp/exh/2025/uemurashoen.html |
5.0
過去何度も開催されている山種美術館の松園展。今回はベスト3に入る内容です❗️素晴らしい山種コレクションの松園作品プラス個人蔵作品多数、これが佳品揃いです。この他館蔵の美人画、希少な個人蔵の美人画も見応えあり美人画好き必見です❗️
5.0
20250523
松園の絵はどれも美しい。音が消えた世界のようだった。
他の女流画家の絵も出ていて、こちらもスバラシイ。
片岡球子の北斎娘は意志が強そうでひきつけられる。
もちろん小倉遊亀の作品も見応えあり、充実して十分楽しめた。
4.0
山種美術館はいつも至近距離から観られるので日本画の繊細さがよく分かります
上村松園の絵は髪の毛の一筋、着物の紋様一つ、簾の一本まで美しい
着物の裾のグラデーションまで完璧で圧倒されます
個人的に雪景色の2枚が良かったです
3.0
大阪の松園展を見たあとだったのでどうかなと思いましたが結構良かったです。
松園は作品の出来不出来の差が少ないようなので20数点の出品数でも充分楽しめました。
大阪松園展と同テーマの作品もあったり、山種所蔵品のクオリティも全く負けていないと思います。
当時から「血が通っていない」「京人形みたい」なんて揶揄する声もあったそうです。
そう自分もそう思っていてなんか作り物めいているというか感情移入出来ないんですよね。
清冽、崇高過ぎるからなのか作品に入り込めない部分があってソコに尻込みしちゃうのかも。
他では池田輝方の屏風作品、菊池契月、菱田春草、鏑木清方あたりは好みでした。
逆に伊東深水はバタ臭さ、片岡球子はそもそもの造形が苦手。
改めて感じたのは美人画だけぶっ通しって結構飽きるのだなぁと。
とっつきやすいテーマではあるのでそれなりに観客が入っていました。和装の方も多かったかな。
松園作品一点が写真撮影可能です。
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