カナレットとヴェネツィアの輝き

京都文化博物館

  • 開催期間:2025年2月15日(土)~2025年4月13日(日)
  • クリップ数:41 件
  • 感想・評価:5 件
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カナレット《昇天祭、モーロ河岸のブチントーロ》1760年
ダリッジ美術館、ロンドン Dulwich Picture Gallery, London
ネーデルラントの画家《ラグーナから見たヴェネツィア全景》1580–1600年頃
クライスト・チャーチ絵画館、オックスフォード By permission of the Governing Body of Christ Church, Oxford
ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ《アントニウスとクレオパトラの出会い》1747年頃
スコットランド国立美術館 © National Galleries of Scotland
カナレット《モーロ河岸、聖テオドルスの柱を右に西を望む》1738年頃
スフォルツァ城絵画館、ミラノ
Pinacoteca del Castello Sforzesco-© Comune di Milano / foto Daniele De Lonti 2024
カナレット《カナル・グランデのレガッタ》1730–1739年頃
ボウズ美術館、ダラム The Bowes Museum, Barnard Castle, Co. Durham, England
カナレット《昇天祭、モーロ河岸に戻るブチントーロ》1738–1742年頃
レスター伯爵およびホウカム・エステート管理委員会、ノーフォーク
The Earl of Leicester and the Trustees of the Holkham Estate
カナレット《ロンドン、ラネラーのロトンダ内部》1751年頃
コンプトン・ヴァーニー、ウォリックシャー © Compton Verney / Bridgeman Images
カナレット《ドーロ風景》1744年以降に刊行 第3ステート
スコットランド国立美術館 © National Galleries of Scotland
カナレット《サン・マルコ広場でのコメディア・デラルテの上演》1755–1757年?
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、ロンドン © Victoria and Albert Museum, London.
ベルナルド・ベロット《ルッカ、サン・マルティーノ広場》1742–1746年
ヨーク・ミュージアム・トラスト(ヨーク美術館)
York Museums Trust (York Art Gallery). Presented by F.D.Lycett Green through The Art Fund,1955.
フランチェスコ・グアルディ《小さな広場と建物のあるカプリッチョ》1759年
東京富士美術館 © 東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
ウィリアム・マーロー《カプリッチョ:セント・ポール大聖堂とヴェネツィアの運河》1795年頃?
テート Photo: Tate
ウィリアム・エティ《溜息橋》1833–1835年
ヨーク・ミュージアム・トラスト(ヨーク美術館) York Museums Trust (York Art Gallery)
ウジェーヌ・ブーダン《カナル・グランデ、ヴェネツィア》1895年
東京富士美術館 © 東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
クロード・モネ《パラッツォ・ダーリオ、ヴェネツィア》1908年
ウェールズ国立美術館、カーディフ © Amgueddfa Cymru - Museum Wales
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

ヴェドゥータ(景観画)の巨匠として知られているカナレット(1697-1768)。本展は、その全貌を紹介する日本で初めての大規模展覧会です。

スコットランド国立美術館などの英国コレクションを中心に、油彩、素描、版画などの作品約60点を紹介します。

カナレットの作品を通してその魅力と制作背景に迫るとともに、カナレット以前、同時代、そしてそれ以後の作家の作品もあわせて展覧することで、これまで日本ではほとんど取り上げられることのなかったヴェドゥータの広がりを紹介します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年2月15日(土)~2025年4月13日(日)
会場 京都文化博物館 Google Map
展示室4・3階展示室 
住所 京都府京都市中京区三条高倉
時間
  • 10:00〜18:00(金曜日は19:30まで)
    ※入場はそれぞれ30分前まで
休館日 月曜日、2月25日(火)
※ただし2月24日は開館
観覧料 一般 1,800円(1,600円)
大高生 1,200円(1,000円)
中小生 600円(400円)
  • ※( )内は前売および20名以上の団体料金
    ※未就学児は無料(ただし、要保護者同伴)
    ※学生料金で入場の際には学生証を要提示
    ※障がい者手帳などを提示の方と付き添い1名までは無料
    ※上記料金で2階総合展示と3階フィルムシアターも観覧できます(ただし催事により別途料金が必要な場合があります)
TEL075-222-0888(代表)
URLhttps://www.bunpaku.or.jp/

京都文化博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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巡回展TRAVELING EXHIBITION

カナレットとヴェネツィアの輝き 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

水路が張り巡らされた水の都「ヴェネツィア」、江戸の町と重なります。

イタリアの都市、水の都、世界遺産「ヴェネツィア」何度も耳にいてきた地名でしたが、お恥ずかしい話、海の上に作られた都市であることを初めて知り、目から鱗でした!帰宅後に、疑っているわけではないですが、Googleマップのストリートビューでネット旅行し、心の中で「ほんまや!」と叫び、実感しました。
「ヴェドゥータ(景観画)」は、土地の景観を正確に再現/精密な透視図法に基づいた風景画ということですが、奇想天外なアイデア、架空の景観画である「カプリッチョ(奇想画)」との間で、グラデーションのように、よりよく見せるための縮尺の変更などはあるみたいです。
特におもしろかったのは、「サン・ヴィオ広場から見たカナル・グランデ」細密描写の中に小さな人物描写は配置された右下の壁際のおじさんです。カナレットは、本当にその場面を見たのか、それとも想像で書き加えたらおもしろいと思ったのか、それを想像するだけでおもしろいなと思いました。

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黒豆さん、morinousagisanさん、さいさん

4.0

水の都を物語るまなざしの変遷

本展はヴェネツィアの鳥観図から始まり、巨匠カナレットの景観画を主軸として水の都への芸術家たちのまなざしを辿っていく。カナレットの描くヴェネツィアの風景は、見えないはずの建造物などが盛り込まれるなど、景観としては粉飾が加えられていたというが、広大なヴェネツィアの風景にも人々の営為と活気が描写されることで、自然と都市が織りなす美の均衡が表現されているように思えた。
一方、カナレットと同時代/それ以後の景観画も本展では取り上げられているが、そこでは次第に景観が狭まりつつ、人の気配も後退していく様子が見てとれる。ウィリアム・エティの《溜息橋》という作品はとくに建物に囲まれた水路がドラマチックな怪しさを湛えていて印象的だった。モネやホイッスラー、シニャックなどの近代絵画にみられるヴェネツィアの風景は、とりわけ色彩と筆触の独特さによって幻想性が増幅されている。
ヴェネツィアの魅力を切り取る画家たちの眼は、水に浮かぶ壮麗な都市というダイナミックな光景から、そこに秘められた叙情性・物語性へと展開していったように思える。今では映画という芸術メディアでその威光を放つことが多いヴェネツィア。時間や光/闇の影響で表情を変えるヴェネツィアのこの幻想的な景観を舞台に、どのような物語が紡がれてきたかを辿るのも展覧会を観たあとの愉しみになるかもしれない。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

4.0

3月9日訪問しました

イタリアの明るい太陽の下、たくましく生きてゆく港湾都市を鮮やかな色彩で描かれていた、作品の一つ一つが緻密な作画と線の細やかさ繊細な輝きが楽しめる展示でした。カナレットの醸し出す重厚で細やかなヴェネチアの当時の風景がよくわかる作品でした。

4.0

このタイプの作品

正直、このタイプの風景画ってどれも細密だし、構図というか雰囲気みんな同じ感じなので、そんなに差異は感じていませんでした。ですが、これだけ色々並べてもらえると、「う〜ん?」「ん?」的な感じでレベルの違いというか結構わかります。それに一番驚きました。

5.0

演出の風景

 展覧会タイトルのどこからどこまでが地名なのかわからない程度の知識で観に行った。
 建物の細かな描き込み、揺れる水面の様子など、リアリズムの極致のようだったが、実は風景をそのまま描いた絵画ではなかった。建物の大きさ、人々の装い、光の差し方など、実際の風景とは異なって理想化して描かれていた。
 現代でも、観光地の写真が加工されて出回り、実際そこへ行ってみると、写真とかけ離れた光景でがっかりする、ということがある。しかし、カナレットは、風景を実物以上に魅力的にして観光客を釣ろうとしていたわけではなく、ヴェネツィアの地のイデアを追求していたのかもしれないと思った。
 一つ気になったのが、カナレットが描くヴェネツィアの空と水。空はくすんだような色で、水は翠色をしていた。この特徴は、第5章の、カナレット以降に描かれたヴェネツィアの風景画の晴れやかな空を見ても明らかだった。経年による色彩変化かもしれないが、カナレットはなぜこのような色でヴェネツィアの空と水を描いたのだろう。

THANKS!をクリックしたユーザー
uchikoさん、morinousagisanさん

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コンプトン・ヴァーニー、ウォリックシャー © Compton Verney / Bridgeman Images

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