この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
平塚市美術館では秋から春にかけて、2つのロビー展を開催します。
◆ ロビー展第1弾
「中勘助 平塚居住100年記念 中勘助と小宇宙-「銀の匙」と「しづかな流」」
会期:2024年10月5日(土)~11月10日(日)
中勘助は明治18(1885)年東京神田に生まれ、第一高等学校を卒業後、東京帝国大学英文科に入学(のちに国文学科へ転じ卒業)。両校で、夏目漱石(1867-1916)の教えを受けました。作家デビュー作となった「銀の匙」は、病弱だった幼いころの思い出や身近な人々との交流を描いた自伝風の小説で、漱石の強い推薦によって東京朝日新聞に連載され、勘助の代表作となりました。
その後、大正13(1924)年に平塚町西海岸(現・平塚市龍城ヶ丘)に家を建てて約8年間暮らしました。その時の生活を綴った日記体の作品「しづかな流」では、勘助の日々の暮らしと平塚の豊かな自然が捉えられています。本展では、「銀の匙」と「しづかな流」の関連資料を、作家の言葉とともに紹介します。
◆ ロビー展第2弾
「古井彩夏展 熱を与えた鉄とステンレス」
会期:2024年12月7日(土)~2025年4月6日(日)
古井は1988年東京都生まれ。2009年、女子美術大学在学中から鉄を素材とした作品を手がけ、2011年の同校立体アート学科卒業に際し、卒業制作が女子美術大学美術館賞を受賞。同年神奈川県展で大賞を受賞。ギャラリーなつか(東京、2012年~)、ガルリアッシュ(東京、2021年~)などでの個展のほか、内外のグループ展、野外彫刻の設置など活躍しています。女子美術大学在学中から鉄を素材とし、鉄板を熱で曲げ、接合して1つの塊として表現するとともに、その「もの」の存在と展示空間を作品に取り込んでいく造形を意識した制作を行ってきました。2015年以降の近作ではステンレススチールも素材とし、熱によってゆがむ特性を生かした曲線のシリーズを発表します。
金属は人間社会に密接にかかわってきました。とくに平塚における製造業、産業とも結びつきがあり、近隣には金属を素材とする作家も多く制作活動をしている地域性もあります。本展は、陽光のそそぐ広いテーマホールを舞台として、新作を含めた約28点によって本展は、鉄やステンレスのイメージとは相反する軽やかさとともに、繰り返されるリズムが作りだす有機的なフォルムをお楽しみいただきます。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2024年10月5日(土)~2025年4月6日(日)
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会場 | 平塚市美術館 Google Map |
住所 | 神奈川県平塚市西八幡1-3-3 |
時間 |
9:30~17:00
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休館日 |
月曜日、10月15日(火)、11月5日(火)、11月12日(火)~12月6日(金)、年末年始(12月29日-1月3日)、1月14日、2月25日 ※ただし、10月14日、11月4日、1月13日、2月24日は開館 |
観覧料 | 無料 |
TEL | 0463-35-2111 |
URL | http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/ |
割引券 | http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/info3.html |
平塚市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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