4.0
平美の意地を見せつける
地元平塚や湘南にゆかりのある作家たちを所蔵する平塚市美術館。
同時に現代日本画も収集しており、隠れた銘品、良品が楽しめる。
ビッグネームは少ないが、手堅くも確かに腕のある作家たちが名を連ねており
山本丘人、工藤甲人、斉藤典彦、山本直彰などが、本展覧会では
見ることが出来る。中でも印象的だった作品は
『地神龍11-1』岡本桂三郎 2011年
230×550×8.6cm とにかくデカい。茶褐色の龍がインパクト絶大。
そして、福田美蘭の作品が5点。
福田と言えば練馬区立美術館の日本の中のマネ展でも展示されている作家であるが
今回出展されているものも中々に刺激的で挑戦的だ。
『水墨山水』1994年 はタイトルの堅い感じではなくディズニーの某プリンセスが
描かれており、思わずくすりと笑ってしまう。
他にもあの名作をオマージュした『見返り美人 鏡面群像図』もインパクト強め。
展示作品数は37点と少ないながらも200円で見れるのはとってもお得。
同時開催の企画展とセットなら1000円位だったはず。
ちなみにどちらの展覧会も撮影は一部のみ可能。