現代日本画
コレクションのあゆみ

平塚市美術館

  • 開催期間:2022年10月29日(土)~2023年2月19日(日)
  • クリップ数:8 件
  • 感想・評価:1 件
現代日本画 コレクションのあゆみ 平塚市美術館-1
現代日本画 コレクションのあゆみ 平塚市美術館-2
現代日本画 コレクションのあゆみ 平塚市美術館-3
現代日本画 コレクションのあゆみ 平塚市美術館-4
現代日本画 コレクションのあゆみ 平塚市美術館-5
斉藤典彦《MORI O OMOU-3》1991 年、平塚市美術館寄託
伊藤彬《月のうてな》1986 年、平塚市美術館蔵
瓜南直子《兎神国夜来之図》2000年、平塚市美術館蔵
工藤甲人《わが壁に》1985 年、平塚市美術館蔵
三瀬夏之介《奇景》2005 年(部分)、平塚市美術館寄託
現代日本画 コレクションのあゆみ 平塚市美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

平塚市美術館では、1991年の開館にさきだち、湘南ゆかりの美術作家の作品、日本の近現代美術を中心に収集活動を行う方針が定められ、加えて2005年からは現代の日本画を紹介する展覧会に力をいれてきました。伝統的な日本画の枠にはまらない作品が次々と生み出された状況をふまえつつ、平塚市美術館における現代日本画の展覧会、収集活動は展開していきました。本展では同館のコレクションから、日本画表現を革新した作家たちの作品を紹介します。

伊藤彬(1940-)、中島千波(1945-)、中野嘉之(1946-)は、所属団体を越えた活動を展開した「横の会」の結成に参加し、日本画の革新を試みます。その後、内田あぐり(1949-)は歪み、断片化する女性の身体を描き、重層的な画面を創り出しました。聖書や神話に取材して二元論的世界を表現する山本直彰(1950-)、樹や水といった霊的な自然存在をテーマとする斉藤典彦(1957-)、仏教の神話を題材とし焼成した木材に夢幻的なイメージを刻印する岡村桂三郎(1958-)、信仰をモチーフとして日本画を制作するマコトフジムラ(1960-)らは、日本画における人間と自然、あるいは聖なるものとの関係を提示しています。さらに、現代日本のいびつな都市風景を山水に見立てる三瀬夏之介(1973-)の作品に加え、独自の神話世界に基づく作品を創造した瓜南(かなん)直子(1955-2012)の表現も取り上げます。

現代の日本画表現には、西洋画との差異化の必要性から生まれたアニミズム(自然信仰)のテーマが通底している一方で、西洋美術史のモチーフを柔軟に取り入れ引用する身振りがかいま見られ、その在り方は一様ではありません。本展がそうした多様な表現の一端にふれる機会になれば幸いです。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年10月29日(土)~2023年2月19日(日)
会場 平塚市美術館 Google Map
住所 神奈川県平塚市西八幡1-3-3
時間 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
年末年始 12月29日 (木) ~1月3日(火)
展示替のため休室 12月27日(火)、28日(水)
1月10日(火)
※ただし1月9日(月・祝)は開館
観覧料 一般 200円
高大生 100円
  • ※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
    ※各種障がい者手帳をお持ちの方と付添1名は無料
    ※65歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は3割引
TEL0463-35-2111
URLhttp://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/
割引券http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/info3.html

平塚市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

平塚市美術館 平塚市美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

平美の意地を見せつける

地元平塚や湘南にゆかりのある作家たちを所蔵する平塚市美術館。
同時に現代日本画も収集しており、隠れた銘品、良品が楽しめる。
ビッグネームは少ないが、手堅くも確かに腕のある作家たちが名を連ねており
山本丘人、工藤甲人、斉藤典彦、山本直彰などが、本展覧会では
見ることが出来る。中でも印象的だった作品は
『地神龍11-1』岡本桂三郎 2011年
230×550×8.6cm とにかくデカい。茶褐色の龍がインパクト絶大。
そして、福田美蘭の作品が5点。
福田と言えば練馬区立美術館の日本の中のマネ展でも展示されている作家であるが
今回出展されているものも中々に刺激的で挑戦的だ。
『水墨山水』1994年 はタイトルの堅い感じではなくディズニーの某プリンセスが
描かれており、思わずくすりと笑ってしまう。
他にもあの名作をオマージュした『見返り美人 鏡面群像図』もインパクト強め。
展示作品数は37点と少ないながらも200円で見れるのはとってもお得。
同時開催の企画展とセットなら1000円位だったはず。
ちなみにどちらの展覧会も撮影は一部のみ可能。

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出展作品・関連画像IMAGES

斉藤典彦《MORI O OMOU-3》1991 年、平塚市美術館寄託

伊藤彬《月のうてな》1986 年、平塚市美術館蔵

瓜南直子《兎神国夜来之図》2000年、平塚市美術館蔵

工藤甲人《わが壁に》1985 年、平塚市美術館蔵

三瀬夏之介《奇景》2005 年(部分)、平塚市美術館寄託

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