この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
平塚市美術館では作品収集の活動を継続的におこなっています。本展では2021年度と2022年度に新たに収蔵された作品約40点を紹介します。いずれも湘南地域にゆかりのある作家あるいは企画展などをきっかけに寄贈・寄託となった作品です。
展覧会を契機に収蔵された作品のうち、内田あぐり《わたしの前にいる、目を閉じている#09T》は「湘南と作家Ⅱ」(2011年)に出品されたものです。人体の表現を追求してきた作家が、具体的なイメージを解体し、画材の物質性や偶然にできる色や形を画面にあらわそうとしたシリーズの1点です。遠藤彰子《岐路》は「物語る遠藤彰子展」(2021年)に出品されました。魚眼レンズのような視野で見る風景は、都市風景を描いた一連の作品に数えられます。このほか、島田章三や髙良眞木など湘南地域にゆかりのある作家の作品が収蔵されました。おなじみの作家の新たな顔ぶれをお楽しみください。
さらに、展示室内に特集コーナーを設け、2018年度に寄託された藤田嗣治の油彩画《おことさん》をその関連作品10点とともに展示します。本作品は藤田が東京美術学校在学中に描いたもので、画業の最初期における貴重な作例として位置づけることができます。平塚市美術館で1993年に開催された企画展「湘南の美術と文学」以来30年ぶりの公開となり、タカシマヤ文化基金の助成を得て修復処置と光学的調査をおこなった成果ともに紹介します。
同時開催「横山美術館展名品展」
会期:2023年10月7日(土)〜11月26日(日)
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2023年9月23日(土・祝)~2024年2月18日(日) |
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会場 | 平塚市美術館 Google Map |
住所 | 神奈川県平塚市西八幡1-3-3 |
時間 | 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日、年末年始(12月29日~2024年1月3日) ※ただし10月9日、2024年1月8日、 2月12日は開館、翌火曜日休館 |
観覧料 | 一般 200円(140円) 高大生 100円(70円)
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TEL | 0463-35-2111 |
URL | http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/ |
割引券 | http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/info3.html |
平塚市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
講演会・イベント情報EVENT INFORMATION
◆ 講演会「藤田嗣治の初期作品」
講師:木島隆康氏(東京藝術大学名誉教授)×
林洋子氏(美術史家・兵庫県立美術館館長)
日時:11月11日(土)14:00-15:30
場所:ミュージアムホール(申込不要)
◆ 学芸員によるギャラリートーク
日時:10月14日(土)、12月9日(土)、2024年1月20日(土)、2月10日(土)14:00-14:40
場所:展示室Ⅰ(申込不要、要観覧券)
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