この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
洗濯や炊飯を電化製品に任せる。郊外の家から都心まで電車通勤する。毎週休日があって、映画やデパートでの買い物、外食、旅行などを楽しむ。今ではすっかり当たり前になった、こうした都市生活のあり方が、庶民にも広がったのが昭和30年代(1955-64年)です。他にも、塩などの調味料を定量包装された形で買う、洗い物や掃除に洗剤を使う、時計で時間を気にしながら仕事する、デスクワークをしながらたばこを吸う、お給料の一部を預貯金で積み立てるなど、この時期に普及したライフスタイルは多岐にわたります。
昭和30年代当時、戦争による物資不足は解消されつつあったものの、多くの人はいまだ日々の生活を成り立たせるのに必死でした。企業は、家事の負担を軽くするような、あるいは心に活力や安らぎを与えるような商品やサービスを提供することで成長を図り、結果として今につながる「日常」の土台が築かれていきました。
本展では、2016年に発足したすみだ企業博物館連携協議会(花王ミュージアム、たばこと塩の博物館、東武博物館、郵政博物館)、セイコーミュージアム 銀座による共同監修のもと、昭和30年代の暮らしを支えた各企業のアイテムや広告などを展示し、変化に満ちた10年間を振り返ります。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2025年1月18日(土)~2025年3月23日(日) |
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会場 |
たばこと塩の博物館
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展示室 | 2階 特別展示室 |
住所 | 東京都墨田区横川1-16-3 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日、2月25日(火) ※ただし、2月24日は開館 |
観覧料 | 大人・大学生 100円 小・中・高校生 50円 満65歳以上の方 50円
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TEL | 03-3622-8801(代表) |
URL | https://www.tabashio.jp |
たばこと塩の博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

ポスター「卓上調味に食卓塩」(たばこと塩の博物館蔵)昭和31年(1956)

「ワンダフル」徳用10kg缶(花王ミュージアム蔵)昭和28~35年(1953-1960)

トランジスタ振り子掛時計「セイコーソノーラ」(セイコーミュージアム 銀座蔵)昭和36年(1961)頃

「旅のしるべ」(東武博物館蔵)昭和35年(1960)

郵便外務員制服・集配用カバン(郵政博物館蔵)昭和26年(1951)改正