時代とあゆむ袋物商
たばこ入れからハンドバッグまで

たばこと塩の博物館

  • 開催期間:2024年4月27日(土)~2024年6月30日(日)
  • クリップ数:12 件
  • 感想・評価:2 件
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袋物部材各種 山本コレクション(たばこと塩の博物館蔵)
銭菱手更紗腰差したばこ入れ(たばこと塩の博物館蔵)[後期展示]
金唐革腰差したばこ入れ(たばこと塩の博物館蔵)
散縫かぶせ木竹籐編紙巻たばこ入れ(たばこと塩の博物館蔵)
金唐革一つ提げ紙巻たばこ入れ(たばこと塩の博物館蔵)
井戸文人編『嚢物逸品集』(東京藝術大学附属図書館蔵)
井戸文人著『日本嚢物史』(東京藝術大学附属図書館蔵)
ジャワ更紗ハンドバッグ(たばこと塩の博物館蔵)
鈴木春盛 バックル かぶと虫(日本宝飾クラフト学院蔵)
時代とあゆむ袋物商 たばこ入れからハンドバッグまで たばこと塩の博物館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

和装が主流だった時代、身の回りの品々を持ち歩くのには袋物が用いられました。袋物は腰まわりに提げたり懐に入れたりして携行すると同時に、装飾品としても重要でした。たばこ入れはその代表的な存在で美術工芸品として見応えのあるものが多数生み出されました。

本展ではたばこ入れを中心に、2016年に寄贈を受けた袋物(山本コレクション)も合わせて紹介、時代に応じた形態の変化を概観します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年4月27日(土)~2024年6月30日(日)
会場 たばこと塩の博物館 Google Map
展示室2階特別展示室
住所 東京都墨田区横川1-16-3
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日、4月30日(火)、5月7日(火)
※ただし4月29日(月・祝)、5月6日(月・祝)は開館
観覧料 大人・大学生 100円
小・中・高校生 50円
満65歳以上の方 50円
  • ※障がい者の方は障がい者手帳(ミライロID可)などの提示で付き添いの方1名まで無料
TEL03-3622-8801(代表)
URLhttps://www.tabashio.jp

たばこと塩の博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

たばこと塩の博物館 たばこと塩の博物館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

用の美の世界、伊達男伊達女たちのおしゃれ必須アイテムが面白い。

今回も「たばこと塩の博物館」さんは、私好みの工芸系で凄く嬉しいです。
今展は、日本橋の袋物商・井戸文人(1874~1923)が著した袋物に関する日本初の通史『日本囊物史(1919年)』に沿いながら、江戸・明治・大正、そして昭和前期くらいまで、和装にはなくてはならない袋物の歴史をたどり展覧してくれています。「たばこと塩の博物館」ですからもちろんお得意の「たばこ入れ」を中心とした、様々なジャンルの袋物や付随の根付に金具類に緒締の珠などの部品、意匠も合わせて共に持たれた煙管入れや脇差、絵画資料や書籍など前後期(展示替え有)合わせて約300点の作品がずらり!!です。2016年に寄贈になった袋物(山本コレクション)も観ることが出来ます。流行の変遷に、時代時代のこだわりの美意識、様々な素材、様々な分野の職人が関わる手仕事の数々で、職人の技術が垣間見え、細部にわたる魅力が楽しめ、みどころ満載です。「袋物商は、いわば商品プロデユーサー」と言うことだそうで、色々な手を経て組まれ出来上がった商品ならではの魅力を感じます。また、人々のしゃれっ気や遊び心の隠しを見るのも楽しいです。小さな火打袋の中に、底を少し丸くしてアイボリーの奇麗で細かなドレープのある品がありましたが、これの口ひもを引くとまるでホタテ貝で、何でもないことですが、おっしゃれ~ですね。それから、からくりもあります。《引出し付き一つ提げたばこ入れ(個人蔵/引出しの中には象牙と竹で出来た薬さじが入っています) 》がとても素敵でした。袋物ではないですが、たばこ入れ専用のからくり簞笥(八代目桂文楽旧蔵コレクション/池之端・京屋での誂え品。キセルの段とたばこ入れの段に分かれていて、容易に引き出しを開けられないようなからくりが仕掛けられているのだとか)、なんてモノも展示されていました。洋装時代のハンドバッグやベルトのバックルなどもありました。彫金士鈴木春盛の図案集と、その中にあるカブトムシのバックルの実物作品は見事で、変化する時代に当時の職人たちの不屈の努力をみせられた気がしました。各資料展示の浮世絵も、とても良かったです。更におまけ、3階コレクションギャラリーではミニ展示、琵琶の名手として知られた赤坂の芸者・吉住はま(1879?~1963年)の『たばこ入れコレクション』が展示されていました。芸者時代から愛煙家だったはまは、自分好みのた… Read More

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morinousagisanさん

4.0

なくなりつつある道具

20240521
たばこ自体を見なくなった昨今。
たばこ入れにおしゃれを極める男性陣に頭がさがります。
こんな入れ物を腰に下げていたら、目を見張るをねぇ。
女性コレクションも粋で、ちょっとキセルでのもうかと思うほど。
母方の祖母がきせるでの煙草のみだったが、その掃除は和紙のこよりでしていたようだ。
昔は和紙も手近にあったから反故紙で作っていたものを、今は売店でこよりを売っているのにびっくり。
お金を出して買うのか。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

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