5.0
芥川龍之介とタバコ
昭和初期の写真が数多く見られ、タイムスリップができて楽しかったです。
タバコと塩の博物館だけに芥川龍之介とタバコの関係は、興味深い事てした。
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日本を代表する文豪のひとりである芥川龍之介は、明治25年(1892)に東京市京橋区に生まれ、少年期を東京下町(本所周辺)で過ごしました。大正5年(1916)東京帝国大学在学中に発表した「鼻」が夏目漱石に評価され、文壇に登場、その後数多くの作品を残しました。
本展では、芥川龍之介の人生と作品とともに、彼が見たであろう変化する東京の風景についても紹介します。
合わせて、彼が愛喫したゴールデンバットをはじめ、細刻みたばこから紙巻たばこに大きく変化していった当時のたばこ事情に関しても紹介します。
会期 | 2023年9月16日(土)~2023年11月12日(日) |
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会場 | たばこと塩の博物館 Google Map |
展示室 | 2階特別展示室 |
住所 | 東京都墨田区横川1-16-3 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 9月19日(火)、10月10日(火) ※ただし9月18日、10月9日は開館 |
観覧料 | 大人・大学生 100円 小・中・高校生 50円 満65歳以上の方 50円
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TEL | 03-3622-8801(代表) |
URL | https://www.tabashio.jp |
5.0
昭和初期の写真が数多く見られ、タイムスリップができて楽しかったです。
タバコと塩の博物館だけに芥川龍之介とタバコの関係は、興味深い事てした。
3.0
近代日本の文豪芥川龍之介。受験で覚えはしたものの、正直言って私は、教科書に載っているものや、課題図書で読まざるを得なかったもの以外、読んだことはないのですが、ずいぶん多くの作品が映画化されているおかげで、若干は知っているかもしれない程度です。それでも、ファンならずとも、彼が生涯「ゴールデンバット」を愛した作家で、 彼のタバコ好きは筋金入りで、「煙草と悪魔」という短編集まで残していることは知っていますよね。そんな「芥川龍之介のみた 江戸・東京」という展覧会を「たばこと塩の博物館」がやっています。煙草のご縁ということでしょうか。何時も割と好みの展覧会を多くやってくださる「たばこと塩の博物館」さんですが、芥川にあまり興味がない私には、今回のタイトルでは、訪館はないつもりでした。唯、チラシにあった「井上安治」の名が目に留まりました。昨年、太田記念美術館で「闇と光―清親・安治・柳村」展で観た、夭折の画家井上安治(探景)。小林清親の「光線画」を受け継ぎ人気となったものの、僅か26歳の若さで逝った‥。師であり友でもあった清親はその早すぎる死を悼み、「つえ折れて ちからなき身や 萩の枝」という手向けの句を霊前に供えたという‥。この名で今回も訪館を決めました。展示の「光線画」はあまり多くないものの、なかなか良いものが多かったです。最近、幕末明治大正期を取り上げた展覧会が多いように思います。煙草だけではなく、社会そのものの大きな変革、急激な西洋化、戦争、震災。アートというもの自体、とても危うい状況に置かれた時代に、自己のアイデンティティを通して必死に生きて書き描いた彼らを、心から尊敬します。読む部分がわりに多く、少し疲れましたが、まあ行って良かった展覧会だったと思います。すぐ近く「郵政博物館」で「お宝みせます! 郵政博物館の重要文化財展」をやっているので、どちらも超低料金。秋の下町散歩のついでに、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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