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吉海先生のご講演、次回は5/31(土)は「百人一首に詠まれている鹿の歌」です。
これまでに何度か吉海先生のご講演を拝聴していますが、やはり吉海先生のお話は面白いです。豊富な知識と理路整然とした話の道筋で分かりやすい!大変に勉強になり、より深く百人一首を学びたいと思いました。百人一首は、勅撰和歌集のダイジェスト版であることを初めて知り、他の和歌集と比べて、特殊な選定を定家がしているとの事で、その意図についてもっと知りたいと思いました。
絵画については、百人一首の歌の情景にあったものが選定されていて、歌の深みを感じることが出来ました。
「朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木」権中納言定頼
歌の情景にピッタリの下村観山の「鳳凰堂」、歌が詠まれたころに平等院鳳凰堂はまだ建立されていなかったことを知り、時代を越えて流れる空気感をつながるところがすごいなと思いました。
