出会いと、旅と、人生と。ある画家の肖像
日本近代洋画の巨匠
金山平三と同時代の画家たち

兵庫県立美術館

  • 開催期間:2023年6月3日(土)~2023年7月23日(日)
  • クリップ数:13 件
  • 感想・評価:4 件
出会いと、旅と、人生と。ある画家の肖像 日本近代洋画の巨匠 金山平三と同時代の画家たち 兵庫県立美術館-1
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金山平三 《菊》 1921年頃 油彩・キャンバス 兵庫県立美術館蔵
金山平三 《自画像》 1909年 油彩・キャンバス 東京藝術大学蔵
満谷国四郎 《臨江甘露寺(鎮江)》 1924年 油彩・キャンバス 岡山県立美術館蔵
柚木久太 《モレーの秋》 1913年 油彩・キャンバス 倉敷市立美術館蔵
金山平三 《画稿(日清役平壌戦)》 1924-33年 油彩・キャンバス 兵庫県立美術館蔵
金山平三 《雪と人》 1924-33年 油彩・キャンバス 兵庫県立美術館蔵
金山平三 《栗》 1917-34年 油彩・キャンバス 兵庫県立美術館蔵
金山平三 《無題(大序・段切れ)》 1928-60年 油彩・紙 兵庫県立美術館蔵
金山平三 《洞爺湖》 1939年 油彩・キャンバス 兵庫県立美術館蔵
金山平三 《まゆみ》 1945-56年 油彩・キャンバス 兵庫県立美術館蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

金山平三は神戸元町に生まれ、1909(明治42)年、東京美術学校を首席で卒業、1912(明治45)年から約4年間の欧州滞在を経て、1916(大正5)年の第10回文展で特選第二席を受賞し注目を集めました。

その後は文展、帝展を中心に作品を発表、審査員を務めるなど第一線で活躍しますが、1935(昭和10)年の帝展改組とその後の混乱を機に中央画壇から身を引き、以後それまでにもまして精力的に日本各地を旅行して四季折々にさまざまな表情をみせる日本の自然風土を傑出した筆づかいと豊かな色彩で描きつづけました。1944(昭和19)年に帝室技芸員、戦後には日本芸術院会員となり、1964(昭和39)年に東京で没するまで珠玉の作品を数多く残しました。

後半生、中央画壇から距離をおいたがゆえに孤高の風景画家としてのイメージが強い画家ですが、風景画だけでなく静物画や人物画も描き、明治神宮聖徳記念絵画館に設置する壁画や芝居絵など多彩な仕事を手掛け、また同時代の画家たちとも親しく交わり影響を与えあう関係にもありました。

本展では、今まで取り上げることがなかった交友関係や足跡、壁画や芝居絵制作の取り組みなどさまざまな視点から金山平三の画業を紹介します。激動の20 世紀前半、時代と四つに組み、真摯に絵画と向き合い近代日本美術に大きな功績をのこした画家、金山平三の創作の軌跡をたどる展覧会です。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年6月3日(土)~2023年7月23日(日)
会場 兵庫県立美術館 Google Map
展示室3階 企画展示室
住所 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 (HAT神戸内)
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日 
7月18日(火)
※ただし7月17日(月・祝)は開館
観覧料 一般 1,600円(団体・前売 1,400円)
大学生 1,200円(団体・前売 1,000円)
高校生以下 無料
70歳以上 800円(団体 700円)
障がいのある方(一般) 400円(団体 350円)
障がいのある方(大学生) 300円(団体 250円)
  • ※前売りは、3月28日から6月2日まで
    ※事前予約制ではありません。混雑時は入場制限を行う場合があります
    ※団体は20名以上。団体鑑賞をご希望の場合は1か月前までに美術館まで直接ご連絡ください
    ※障がいのある方1名につき、介助者1名は無料です
    ※一般以外の料金で利用の方は証明書を当日要提示
    ※コレクション展は別途観覧料が必要です(本展とあわせて観覧される場合は割引があります)
    ※7月11日(火)~7月17日(月・祝)はひょうごプレミアム芸術デーのため、入場無料
TEL078-262-1011
URLhttps://www.artm.pref.hyogo.jp

兵庫県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

金山平三という人を初めて知る

これまで何度も常設展で見てきた金山平三の風景画、名前と風景画から受ける印象から、厳冬に耐え忍ぶ芯の強さと落ち着いた丸顔白髪翁と勝手なイメージを持っていましたが、完全に覆されました。前者は合っていたかもしれませんが、後者、特に見た目は全く異なり、若かりし頃やんちゃだった面影のある細身のスタイル、踊る姿に驚きました。この人が金山平三か!?

学芸員さんのお話を聞き、やんちゃな幼少期でお母さんが手を焼いていたこと、そんな平三さんが東京美術学校を主席で卒業したこと、様々な先輩、同僚の影響をうけながら切磋琢磨し、得意な人物画は一人を描くときだけで、群像画になる未完成で得意ではなかったこと、最後は汽車で旅をしながら風景画を描く平三さんの足跡をたどりながら、知っている平三さんかと思いきや、「まゆみ」というタイトルの林のような風景ですが、抽象化していて、突き詰めるとそのようは方向にいく道があるのかなと思いました。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、さいさん

REPORT

間違いなく巨匠です

神戸市出身の画家というと誰を思い浮かべますか?
いちばん有名なのは小磯良平でしょう。神戸市立小磯記念美術館もあるぐらいですし。
(ただ、アートアジェンダには登録ないのが残念。何度もお願いはしたのですが。)
日本画では、先日まで…readmore

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、micco3216さん、さいさん

5.0

今まで観てなかった人物画

小磯良平記念館で金山平三作品は観たことがありました。その他も明石文化博物館でも特集を観たのですが、いずれも風景画で人物画は観た事が無かったです。制作年代の若い頃は人物画も多く残されていて驚きました。作者のふだんの姿も紹介されていたり、深く知ることが出来た展覧会でした。趣味を楽しみ、作品に生かし、仲間との交流もあったとの事が知れて、良かったです。写真もたくさん残されていました。

THANKS!をクリックしたユーザー
micco3216さん、morinousagisanさん、karachanさん

REPORT

「ある画家」なのか、「巨匠」なのか、洋画家 金山平三をご存じでしたでしょうか。

兵庫県立美術館へ何度か通って、常設も見ている方なら、2階の常設展「小磯良平」のお部屋の隣に「金山平三記念室」があります。私個人的には、「兵庫県ゆかりの画家」で、いつも「風景画」、それも水辺と雪景色の作品が多く、たまに印象派…readmore

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シンディさん、黒豆さん、loveandpeaceさん、Sunriseさん、yukiphonさん、他6人

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出展作品・関連画像IMAGES

金山平三 《菊》 1921年頃 油彩・キャンバス 兵庫県立美術館蔵

金山平三 《自画像》 1909年 油彩・キャンバス 東京藝術大学蔵

満谷国四郎 《臨江甘露寺(鎮江)》 1924年 油彩・キャンバス 岡山県立美術館蔵

柚木久太 《モレーの秋》 1913年 油彩・キャンバス 倉敷市立美術館蔵

金山平三 《画稿(日清役平壌戦)》 1924-33年 油彩・キャンバス 兵庫県立美術館蔵

金山平三 《雪と人》 1924-33年 油彩・キャンバス 兵庫県立美術館蔵

金山平三 《栗》 1917-34年 油彩・キャンバス 兵庫県立美術館蔵

金山平三 《無題(大序・段切れ)》 1928-60年 油彩・紙 兵庫県立美術館蔵

金山平三 《洞爺湖》 1939年 油彩・キャンバス 兵庫県立美術館蔵

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