4.0
地域まとめって面白い
地域で括ってあるのは、とても興味深いものでした。この地域は、奈良などから仏教の入りが早い上に、木津川の水運もあり、仏像はどれも立派で、珍しいものが多かったです。浄瑠璃寺から流出してしまった十二神将を一同に見れたことがとても良かったです。動きがあり、素晴らしいものでした。
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京都府の最南部、奈良市に隣接する地域は旧国名の山城国にちなんで、いま「南山城(みなみやましろ)」と呼ばれています。なだらかな山間を木津川が流れる風光明媚な地であり、仏教の伝来後、7世紀にはこの地域でも寺院の建立がはじまりました。
南山城が歴史の表舞台に登場するのは、聖武天皇の恭仁京(くにきょう)造営によってであり、木津川への架橋や寺院の建立などに行基(ぎょうき)の活躍がありました。平城京から平安京への遷都以降も南山城は新旧両都をつなぐ回廊的な役割を果たす地域として、重要性を増すことになります。東大寺や興福寺といった奈良の大寺との深い関わりのなかで寺院があいついで建立され、また木津川流域の山々は俗世を離れた聖地として山岳修験の拠点とされました。
鎌倉時代には、はじめ興福寺に学んだ解脱上人貞慶(げだつしょうにんじょうけい)が笠置寺から海住山寺へと拠点を移し、釈迦如来や弥勒菩薩、観音菩薩に対する信仰を深めるとともに、南都の戒律復興に努めたことが特筆されます。さらに江戸時代には、各地で念仏を広めた袋中上人が晩年に瓶原(木津川市加茂町)を拠点とするなど、南山城は各時代を通じて文字どおり日本仏教の聖地でありつづけました。
浄瑠璃寺九体阿弥陀像(じょうるりじくたいあみだぞう)の修理完成を記念して開催する本展では、南山城とその周辺地域の寺社に伝わる仏像や神像を中心に、絵画や典籍・古文書、考古遺品などを一堂に展観します。
会期 | 2023年7月8日(土)~2023年9月3日(日) |
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会場 | 奈良国立博物館 Google Map |
展示室 | 東・西新館 |
住所 | 奈良県奈良市登大路町50番地 |
時間 | 9:30~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日、7月18日(火) ※ただし、7月17日は開館 |
観覧料 | 一般 1,800円(1,600円) 高大生 1,300円(1,100円) 小中生 600円(400円)
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TEL | 050-5542-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://yamashiro-nara.exhn.jp/ |
SNS |
4.0
地域で括ってあるのは、とても興味深いものでした。この地域は、奈良などから仏教の入りが早い上に、木津川の水運もあり、仏像はどれも立派で、珍しいものが多かったです。浄瑠璃寺から流出してしまった十二神将を一同に見れたことがとても良かったです。動きがあり、素晴らしいものでした。
5.0
普段はなかなか拝観することが難しい山城地区の寺社の仏像や宝物が、これだけ一度に見ることができるのは、本当に素晴らしい。
また、現地では見ることができない仏像の背中も鑑賞できるのも博物館ならでは。
5.0
京都と奈良の間に位置する南山城のお寺へは、車でないと訪れることがむずかしいです。そんなお寺の仏さまを一同に観ることができました。
仏さまを間近にして癒されました。奈良国立博物館の常設展も素晴らしかった。重要文化財ばかりで見応えたっぷりです。
4.0
山城と言う地名にはワクワクとしたものを醸し出す地名です。昔より各古寺を見て周るのが楽しみでしたが、浄瑠璃寺の仏様の修復がかなったということで思わずのめり込んでしまいました。数多くの展示物には個々の輝きと歴史上の重さを感じる素晴らしいものでした。それぞれの仏様の包み込むようなお姿やそれぞれのお顔の違いにあらためて聖地としての奈良〜南山城〜近江としての重要な地域だと思い知りました。それにしても奈良から笠置、和束、宇治田原、瀬田(近江)に至る重要な主要回廊路今は話題にも出ないのが不思議です。周りにはを取り囲む緑のお茶畑、竹やぶや小高い山々。その中でそっと佇まれた仏さま方になんとも言えないおおらかさと感銘をうけました。
この地にはこんなにもたくさんの寺があり、多様な諸仏がいらしたのか。
展覧会タイトルにある「浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念」、浄瑠璃寺の九体仏が360度間近で拝見できる機会に惹かれて出かけたのですが、それだけの展覧会ではなかった…readmore
5.0
仏像にお会いする目的で訪れて、ホントにたくさんの仏さまにお会いすることができました。オーラがすごい。たっぷりいい「気」を浴びたような気がします。
浄瑠璃寺の2体の仏さまはなんていうか安定してる。盤石。そして左の仏さまのお顔が好き。「こんにちはー!」っていいたくなるようなお顔。光背を外していらっしゃるのもレアでカジュアルでいい。No.1とNo.8という呼び名もわかりやすい。ちなみに左の仏さまはNo.8です。パワーを頂けるような場所でした。
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