中国陶磁の色彩
―2000 年のいろどり―

永青文庫

  • 開催期間:2024年1月13日(土)~2024年4月14日(日)
  • クリップ数:13 件
  • 感想・評価:5 件
中国陶磁の色彩 ―2000 年のいろどり― 永青文庫-1
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重要文化財 「三彩宝相華文三足盤」 唐時代(7~8世紀) 永青文庫蔵
重要文化財 「三彩花弁文盤」 唐時代(7~8世紀) 永青文庫蔵
重要文化財 「白釉黒花牡丹文瓶」 北宋時代(11~12世紀) 永青文庫蔵
重要美術品 「灰陶加彩馬」 北朝時代(6世紀) 永青文庫蔵
重要美術品 「琺瑯彩西洋人物図連瓶」 清時代 乾隆年間(1736~95) 永青文庫蔵
「油滴天目」 金時代(12~13世紀) 永青文庫蔵
「青花梅樹文観音尊」 清時代(17~18世紀) 永青文庫蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

永青文庫には、漢時代から清時代までの中国陶磁100点以上が所蔵されています。それらのコレクションは、永青文庫の設立者・細川護立(ほそかわもりたつ 1883〜1970)による蒐集品と大名細川家の伝来品からなり、所蔵品を通して2000年におよぶ中国陶磁の歴史をたどることができるのが特徴です。

そのうち護立のコレクションは、鑑賞に主眼を置いた「鑑賞陶器」として中国陶磁の需要が高まるなか集められたもので、そこにいち早く価値を見出した護立は、「鑑賞陶器」蒐集の草分けの一人と位置付けられています。また当時の画家・陶芸家たちも中国陶磁に関心を持ち、自らの作品の題材としました。

本展では、主に護立が集めた中国陶磁より重要文化財3点を含む優品を展示し、唐三彩(とうさんさい)、白磁、青磁、青花(せいか)、五彩(ごさい)など、色をテーマに中国陶磁を紐解きます。あわせて、洋画家・梅原龍三郎(うめはらりゅうざぶろう 1888~1986)が唐時代の「加彩女子(かさいじょし)」に魅せられて描いた「唐美人図」を、3月3日まで関連書簡とともに紹介します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年1月13日(土)~2024年4月14日(日)
会場 永青文庫 Google Map
住所 東京都文京区目白台1-1-1
時間 10:00~16:30 (最終入場時間 16:00)
休館日 月曜日 
観覧料 一般 1,000円
シニア(70歳以上) 800円
大学・高校生 500円
  • ※中学生以下、障害者手帳を提示の方及びその介助者(1名)は無料
TEL03-3941-0850
URLhttps://www.eiseibunko.com/

永青文庫の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

中国陶磁の色彩が魅せる世界と、2000年の歴史を、辿れます。

今展では、さまざまな色彩の中国陶磁が、細川護立の蒐集エピソードと共に展示されています。永青文庫さんの展示はいつも、エピソード付キャプションがちょっと楽しいです。護立は、日本において鑑賞に主眼を置いた「鑑賞陶器」として中国陶磁が注目されるなか、いち早くその価値を見出し、蒐集を始め、「鑑賞陶器」蒐集の草分けの一人として位置づけられているのだそうです。
色をテーマとする本展では、中国陶磁のさまざまな色彩を堪能できます。特に唐三彩の色の美しさは流石です。そして技巧を凝らした白磁のなめらかな肌、やがて宝石のような美しさの《緑釉鉢》《油滴天目》《禾目天目》、そして精緻な青花の美しいコントラストにぼかし、青磁の複雑で深い色、見どころ満点です。少しの難は展示ケースの観難さでしょうか。
中国陶磁に魅せられた、近代の画家や陶芸家の作品も紹介されていました。洋画家・梅原龍三郎の描いた《唐美人図》は、唐時代の《加彩女子》に惹かれて制作されたと。
なかなかの粒ぞろいの作品を楽しみながら、中国陶磁の2000年の歴史を、じっくり辿ることが出来ます。私以外の観覧者には帰る時まで誰にも会いませんでした。まだ、4月14日までです。お隣椿山荘さんや肥後細川庭園、江戸川公園の桜がそろそろ咲きます。歴史や焼き物に興味がおありの方は、一緒に観覧されてはいかがでしょうか。

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puffchumさん、morinousagisanさん

5.0

ほかでは見れないコレクション

陶磁器は素人でしたが、対応年表なども用意されていて、親切な展示だったので楽しめました。展示品のひとつひとつの個性が際立っていた印象です。

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puffchumさん

5.0

色とりどりの中国陶磁

厳選された、重要文化財,重要美術品を含む中国陶磁の色鮮やかな名品を、静かに1点ずつじっくりと鑑賞できました。
天目茶碗が好きなので、展示があったのは嬉しかったです。
梅原龍三郎が、加彩女子に魅せられて描いた、唐美人図と関連書簡は、貴重な展示でした。
建物や敷地内も落ち着いた雰囲気で、隣の肥後細川庭園も散策し、大いに楽しむことができました。

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puffchumさん

5.0

選び抜かれた逸品ぞろい

選び抜かれた逸品ぞろいでしたが、中でも「重要美術品」指定の作品は、さすが~という感じでした。

唐三彩は大振りのお皿が多く、紺・白・茶の組み合わせが珍しかったです。馬もかっこよかった!
茶道具も様々な天目茶碗が並び、艶消し、つやつや、キラキラと、ちょっとずつ違う黒色、見ごたえありました(←天目茶碗好き)。
書道用の筆の軸が繊細な模様の陶磁器で驚きましたが(なんて贅沢)、毛の部分の太さに2度びっくり。

加彩女子、お顔に比べると身体表現は硬い感じですが、たなびく衣の表現が楽しい!
1400年くらい前の唐時代の作品にもかかわらず残っている彩色も美しく、梅原龍三郎が惚れこんで「虞美人図」を描いたという逸話に、なるほどなぁと納得。

バラエティに富み、素敵な作品ばかりで、眼福でした。

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puffchumさん、黒豆さん、morinousagisanさん

3.0

唐三彩が良いです

永青文庫の中国陶磁、少数精鋭です。
特に唐三彩は優品揃いで見応えあります。
欲しいのは重美の《桃花紅合子》、なんとも形容し難い色合いで久々の再会が嬉しい。
数が少ない分、イイ作品だけをじっくりと楽しめます。

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puffchumさん、karachanさん、はるにゃんさん、uchikoさん、morinousagisanさん

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重要文化財 「三彩宝相華文三足盤」 唐時代(7~8世紀) 永青文庫蔵

重要文化財 「三彩花弁文盤」 唐時代(7~8世紀) 永青文庫蔵

重要文化財 「白釉黒花牡丹文瓶」 北宋時代(11~12世紀) 永青文庫蔵

重要美術品 「灰陶加彩馬」 北朝時代(6世紀) 永青文庫蔵

重要美術品 「琺瑯彩西洋人物図連瓶」 清時代 乾隆年間(1736~95) 永青文庫蔵

「油滴天目」 金時代(12~13世紀) 永青文庫蔵

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