5.0
ジョルナイに魅了され
ブダペスト国立工芸美術館、写真で見ると外観も内装も豪華で行ってみたくなりました。
日本の影響を受けた陶磁器、ガラス工芸品が並び、最初から最後までひたすら綺麗なものばかりでした。
ジョルナイは聞いたことあるけど、くらいでしたが、多数の作品を見て、
西洋に少し東洋の香りがする作風に魅了され、多数の作品を見てすっかりはまりました。
後でオンライン・ギャラリーの動画も見ました。
記憶が蘇り、復習で見るのありだと思いました。
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古くから、日本や中国の工芸品は西洋にとって憧憬の的でした。とりわけ陶磁器やガラスの製品においては、日本や中国の工芸を手本として、材質、形状、装飾などの面で様々な試行錯誤が繰り返されてきました。
19世紀後半、日本の美術工芸品がヨーロッパに流入すると、日本の文化に対する人々の熱狂を巻き起こし、西洋の工芸品やデザインに影響を与えるようになります。1854年の開国以降、日本では欧米との貿易に拍車がかかり、ヨーロッパやアメリカの愛好家の求めに応じて多くの美術品や工芸品が輸出されました。日本の文化、また日本そのものに対する憧れによって、ジャポニスムは西洋の作家やデザイナーたちの間で流行のスタイルとなったのです。
その影響は、19世紀末の西洋諸国を席巻したアール・ヌーヴォー様式の作品にも大いに見られます。そして、ヨーロッパ諸国の他の工芸美術館と同様、ブダペスト国立工芸美術館も1872年の開館当初から、ジャポニスム様式の作品とともに日本の漆器や陶磁器を始めとする日本の工芸品を積極的に収集してきました。
本展覧会は、日本の美術を西洋がどのように解釈したか、そして日本の美術や工芸がどのようにして西洋に影響を与えたか、そのありようを19世紀末葉から20世紀初頭までの工芸作品の作例を通じて辿るものです。
ジャポニスムとアール・ヌーヴォーをテーマに、ブダペスト国立工芸美術館のコレクションからエミール・ガレ、ルイス・カンフォート・ティファニーらの名品とともに、ジョルナイ陶磁器製造所などで制作されたハンガリーを代表する作品群を含めて約170件(約200点)を紹介します。
会期 |
2021年10月9日(土)~2021年12月19日(日)
|
---|---|
会場 |
パナソニック汐留美術館
![]() |
住所 | 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
|
休館日 |
水曜日 ※ただし11月3日は開館 |
観覧料 | 一般 1,000円 65歳以上 900円 大学生 700円 中・高校生 500円 小学生以下 無料
|
TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://panasonic.co.jp/ew/museum/ |
割引券 | https://panasonic.co.jp/ew/museum/discount/ |
5.0
ブダペスト国立工芸美術館、写真で見ると外観も内装も豪華で行ってみたくなりました。
日本の影響を受けた陶磁器、ガラス工芸品が並び、最初から最後までひたすら綺麗なものばかりでした。
ジョルナイは聞いたことあるけど、くらいでしたが、多数の作品を見て、
西洋に少し東洋の香りがする作風に魅了され、多数の作品を見てすっかりはまりました。
後でオンライン・ギャラリーの動画も見ました。
記憶が蘇り、復習で見るのありだと思いました。
5.0
ブダペスト工芸展とっても素敵でした。
いわゆるアジアンチックなジャポニスムとは違って、日本人が好みそうな繊細な美しさ。
花や鳥、昆虫、魚など自然をモチーフにしているのですが、ゴテゴテした感じが無くて好き。
ジョルナイ陶器製造所のエオシン彩やラスター彩、ヘリオシン彩など玉虫色の輝きはオリエンタルな雰囲気で目を奪われました。
アール・ヌーヴォーと言えば外せないガレやドーム兄弟、ティファニーの作品もありますが今回は他の作品のインパクトが強くて、脇役に感じてしまいました。
どなたかがレビューに書いていましたが、技巧の解説はそれぞれの作品脇にあっても良かったのではと感じました。(出口付近にまとめて解説がありました)
出口付近の写真撮影が出来る場所も、ブダペストの美しい風景よりも作品集が良かったなぁと思いました。
でも、全体的にとても充実した展示でとても良かったです。
5.0
ジョルナイは、とても好きなハンガリーの工房。渋い輝きの釉薬が独特で存在感がある。
ブダペストのマーチャーシュ教会の屋根、リスト音楽院の装飾等々、ブダペストでは見ない日がない。その逸品たち、素晴らしかった。
ヘレンドや、少しカジュアルで民族的なホローハッザも、素敵なものばかり。
楽しかった。
4.0
花器や皿の花は本当に咲いているよう、鳥は今にも飛んでいきそう。
日本的なものがヨーロッパによい影響があったんだなって思った。
素人でも楽しめる展覧会だと思った。
3.0
東欧のコレクションだからだろうか、ちょっと今まで見たことが無い技法作風のものがあり興味津々。日本に憧れてはいるけど、日本のものとは違う〈バタ臭さ〉が面白い。超絶技巧もTOO MUCH。
ガレ作品がいくつかあり。他と並べてみると、ガレがジャポニスムを理解・消化・吸収し自分のものにしているかが明白に思えた。別格だな。
展示台の高さが、かなり低い気がした。細部を観ようとするとかなりかがまないと辛かった。
4.0
平日に訪問。時間制予約です。12時すぎでしたが、まだそれほど混んでいませんでした。
ハンガリーの国立美術館の工芸品で、逸品ぞろいの美しい展示品の数々に目を奪われます。日本と関連した内容の展示が中心であり、モチーフの使い方や考え方の日本と西洋の違いがよくわかりました。玉虫色に光る美しい焼物、半透明の被せガラスに描かれた動植物など、見とれてしまいます。孔雀文花器など小ぶりですが非常に美しいものでした。技法の説明は最後ではなく、要所にあるとよいと思いました。
4.0
ブダペスト工芸展、良かったです。
日本趣味の強い作品が多くて好きなもの欲しいものが多数あり。
老婆の器がエグい。
15分ごとの日時指定なので混雑なく快適に鑑賞出来ます。
トーハク近代美術ルームの明治工芸など好きな人にオススメします。
3.0
着物柄をそのまま陶器にしたり、玉虫色に輝く壺、リアルな蛙やイモリの柄の皿など、今までとちょっと違うジャポニズム。鯉が何か不気味な魚になってる壺も。
かと思うとロイヤル・コペンハーゲンの洗練された美しいボタニカルアートの皿。
後半、ユーゲントシュティールの作品はデザインがモダンで明るく素敵です。
全体にくどいデザインが多い。
せっかくなら美しい美術館の建物の説明がもう少し見たかった。
最後の撮影可の場所はハンガリー観光地の案内でした。要らないと思う。
5.0
うつうしい陶磁器の世界にゆっくりと浸ることがで来ます。
昔ながらの技法を新しく作り変えて、さらに精錬させたものなども紹介されており、面白く拝見しました。
ロイヤルコペンハーゲンやガレ。ドームなどの有名どころだけでなく、さまざまな国で作られた美しさがその国らしさを表現していて興味深かったです。
ハンガリーのブダペスト国立工芸美術館の所蔵品群。
「ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」というタイトルどおり、日本の美術を西洋でどのように取り入れ進化させたかがわかる展示で興味深かったです。
ヘレンドやロイヤル・コペンハ…readmore
4.0
ハンガリーという国に対して、イメージがわかなかったのですが、ハンガリーだけでなく西洋人の目から見た「日本」は、日本人の好む色遣いや模様とは微妙に異なるのだなということを強く感じました。
その中でもエミール・ガレの作品は、色遣いやグラデーションで心惹かれるものがありました。また、ロイヤル・コペンハーゲンのお皿も素敵だなと思いました。ポスターにも使われているティファニーの孔雀紋花器の美しさは、流石でした。そこだけかなり照明が落としてあって、本当に残念でした。一番じっくり眺めたい器でした。
何も言われなければ日本で作ったものなのかなと思う作品もありましたが、全体的に「ジャポニスム」だと思うけど、日本人の好みとは違うなと感じるものが多く、海外の方が監督された日本映画のようでした。映像で見たハンガリー国立工芸美術館は素晴らしく、コロナが収束したら行ってみたいなと思いました。
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《孔雀文花器》ルイス・カンフォート・ティファニー 1898年以前 ブダペスト国立工芸美術館
《葡萄新芽文花器》ジョルナイ陶磁器製造所 1898-1899年頃 ブダペスト国立工芸美術館蔵
《オダマキ文台付花器》エミール・ガレ 1898年頃 ブダペスト国立工芸美術館
《蜻蛉文花器》エミール・ガレ 1890年頃 ブダペスト国立工芸美術館
《花鳥文花器》ジョゼフ=テオドール・デック 1880年頃 ブダペスト国立工芸美術館蔵
《濃紫地金彩昆虫文蓋付飾壺》ミントン社 1872年 ブダペスト国立工芸美術館蔵
《菊花文花器》エミール・ガレ 1896年頃 ブダペスト国立工芸美術館蔵
《結晶釉花器》ジョルナイ陶磁器製造所 1902年 ブダペスト国立工芸美術館蔵
《夕景図花器》ドーム兄弟 アンリ・ベルジェ 1902年頃 ブダペスト国立工芸美術館蔵