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ブダペスト国立工芸美術館名品展ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ

ブダペスト国立工芸美術館名品展ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ

パナソニック汐留美術館|東京都

開催期間:

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東洋と出会った西洋工芸品

ハンガリーのブダペスト国立工芸美術館の所蔵品群。
「ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」というタイトルどおり、日本の美術を西洋でどのように取り入れ進化させたかがわかる展示で興味深かったです。
ヘレンドやロイヤル・コペンハーゲンがこの時代を経て、現在になっているのかと思うと納得です。

入ってすぐの展示室に、ぱっと見て九谷焼では!?と思うような作品がありました。
日本の美術品を参考に作ったのだろうと容易に想像できます。
よく見ると欧州の雰囲気が入っており、日本のやきものとは異なることがわかります。
九谷焼が醤油味なら、こちらはバターで風味付けているという感じ。

花や植物のモチーフのものが、もちろん多々ありました。
「庭の花文デザート皿」のシリーズが素敵。
これにケーキが乗ってきたら美味しくないわけないと思いました。
「チューリップ文植木鉢」は、どんな植物を植えたら似合うか考えてしまいます。
葡萄文は欧州らしいし、竹文は東洋の影響かなと思いました。

また、食器や花瓶以外の日用品もありました。
ブラシ用装飾陶板、ステッキ握りと傘柄などおしゃれだなあと思います。

もうひとつのアール・ヌーヴォー(ユーゲントシュティール)やアール・デコについても最後の方に展示されてました。
ここにある作品は、今までのアール・ヌーヴォーの展示とあまり違いが私にはわかりませんでした。このような流れがあって次の時代に行くのだなと思います。

10月下旬からオンラインでギャラリートークや講演会を配信するようで、ぜひ視聴したいです。

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