4.0
安定の名品揃い
エントランスの印象は大きく変わっていますが、展示エリアは大きく変わったという感じはしませんでした。おなじみの「加彩婦女俑」も、しっかり回っていて、ほっこりさせてくれます。素晴らしいコレクションを守っていくためにも、何度も通いたくなる美術館であってほしいと願っています。
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1982年に開館し、すでに40年以上を経た大阪市立東洋陶磁美術館。このたび約2年間の改修工事を終え、リニューアルオープンしました。
周辺環境をはじめとした時代の変化を踏まえ、今回の改修では、エントランスホールの増改築や、展示ケースの改修やLED照明の更新など展示環境の整備、そして国宝「油滴天目茶碗」専用の独立ケースの導入などを実現しました。
リニューアルを記念した本展では、大阪市立東洋陶磁美術館(MOCO=モコ)が世界に誇る「安宅コレクション」や「李秉昌コレクション」を中心に、大阪市立東洋陶磁美術館所蔵の珠玉の東洋陶磁コレクションなど約380件を、装い新たにご覧いただきます。
タイトルの「シン」には、「新」たなミュージアムへと歩み始めること、「真」の美しさとの出会い、「心」がワクワクする鑑賞体験を、という3つの願いを込めています。大阪市立東洋陶磁美術館の原点であり続ける珠玉のコレクションの新たな魅力と価値に出会える、「シン・東洋陶磁」をご体感ください。
会期 | 2024年4月12日(金)~2024年9月29日(日) |
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会場 |
大阪市立東洋陶磁美術館
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住所 | 大阪府大阪市北区中之島1-1-26 |
時間 | 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日、5月7日(火)、7月16日(火)、8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火) ※但し祝日の4月29日(月)、5月6日(月)、 7月15日(月)、8月12日(月)、 9月16日(月)、9月23日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 1,600円(1,400円) 高校生・大学生 800円(700円)
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TEL | 06-6223-0055 |
URL | https://www.moco.or.jp/ |
4.0
エントランスの印象は大きく変わっていますが、展示エリアは大きく変わったという感じはしませんでした。おなじみの「加彩婦女俑」も、しっかり回っていて、ほっこりさせてくれます。素晴らしいコレクションを守っていくためにも、何度も通いたくなる美術館であってほしいと願っています。
夏に岐阜の現代陶芸美術館を訪れ、リサ・ラーソン展、東海の陶造形展を見た結果、焼き物に興味を持ったので行ってみた。
計13の展示室、展示スペースを用いた豪華な展覧会だった。いつもは同行者とは「散!」という感じで鑑賞するのだが…readmore
3.0
いつ来ても、なに見てもすごいって思えるのは、ここだけなんじゃないかなっていつも思ってます。特に朝鮮のもので、これだけの数、しかもレベル高いが見れるのは眼福でしかないです。お休み明けを待っていたので、これからまた大阪来たらよります!
4.0
リニューアルとあって、何が新しくなったのかと期待大過ぎました(笑)
1F入口と受付とカフェと1Fトイレがリニューアル。
1Fトイレはほんとキレイになって良かったです。
カフェは若者向き?というか、以前の方が落ち着いた感じはありました。
展示室と鑑賞順序は以前のままでした。
展示作品は、安宅さんコレクション、肘をついてじーっくり拝見できるので、
ええもんみたいなーと思えば、これからもここと藤田美でお宝をじっくり拝見することになりそうです。来春以降は大阪市美もかも。
油滴天目はちょーっと照明が真上から当たりすぎではないでしょうかしら?
の、感想は持ちました。
「油滴天目茶碗に触れる感覚を味わうことができる体験型デジタルコンテンツ」重さも再現されているのでしょうか?ずっしりと思っていた以上に手取りは重かったです。
4.0
リニューアル前も含めて、今回初めての訪問で、以前との比較はできませんが、新しい建物で気持ちが良かったです。そのためかどうかわかりませんが、美術館あるあるで入ってすぐは混雑ぎみだったので、すいている方から見て行こうとしたら、全体の順路を完全に逆走した形となりましたが、十分楽しめました。
目玉はやはり、「国宝 油滴天目茶碗」初めてのご対面で、「曜変天目」に引けを取らない美しさでした。リニューアルに伴い、新キャラクター「mocoちゃん」が誕生!見た目は猫のようですが、虎との事。どう見ても猫ですが。ツートンカラーでスマートなスタイル、あまりモコって感じがせず、「加彩 婦女俑」の方が「モコちゃん」って感じがしますね。
自然光で楽しめるスペースもあり、ここでしか見られない展示スタイル、この情報をあとから知り、そのすごさに気付かずに、残念。次回のお楽しみにしようと思います。
4.0
東洋陶磁美術館、初訪問、良かったです!
昨年の泉屋博古館東京の安宅コレクションダイジェストが凄かったので
かなり期待していたのですが真の姿は当然もっと凄かったです。
朝鮮陶磁のクオリティが異様に高くて、少なめですが日本陶磁も持っているんですね。
東京でいうと戸栗美術館のような展示室で、固定する線がないのがとっても見やすい。
アレの有無でホントに見やすさが全く違うので流石陶磁器専門の美術館だなと感心しました。
福田平八郎が控えていてあまりゆっくりは出来なかったので是非再訪してじっくり堪能したいですね。
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大阪府で開催中の展覧会
国宝 油滴天目茶碗 南宋時代・12-13世紀 建窯 高7.5cm、口径12.2cm
大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:六田知弘
国宝 飛青磁花生 元時代・14世紀 龍泉窯 高27.4cm、径14.6cm
大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:六田知弘
青花辰砂蓮花文壺 朝鮮時代・18世紀後 半高 44.6cm、径34.2cm
大阪市立東洋陶磁美術館(安宅英一氏寄贈) 写真:六田知弘
青磁瓜形瓶 高麗時代・12世紀前半 高25.7cm、径10.6cm
大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:六田知弘
粉青粉引簠 朝鮮時代・15世紀 高13.6cm、幅22.0×31.0cm
大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:六田知弘
青花鯉文扁壺 朝鮮時代・16世紀 高24.1cm、幅21.5×11.1cm
大阪市立東洋陶磁美術館(安宅昭弥氏寄贈) 写真:六田知弘
青磁鉄地象嵌詩銘瓶 高麗時代・13世紀 高30.0cm、径13.4cm
大阪市立東洋陶磁美術館(李秉昌博士寄贈) 写真:六田知弘
須恵器長頸瓶 奈良時代・7世紀末 高35.4cm、径27.4cm
大阪市立東洋陶磁美術館写真:六田知弘
黒釉白斑水注 唐時代・8-9世紀 魯山段店窯 高25.7cm、幅19.8×16.3cm
大阪市立東洋陶磁美術館(李秉昌博士寄贈) 写真:六田知弘