5.0
宗達の風神雷神みて光琳になってみる
俵屋宗達「風神雷神図屏風」が見たくて、後期展示を待って行ってきた。
早く行きたいと思いながら、アーティゾン美術館として2020年1月に開館してから、1年が経ってしまった。再び、都会の真ん中で、ゆったりとアートを楽しめる場所が戻ってきてくれて嬉しい。
さて「琳派と印象派」展。
「浮世絵」が「印象派」に影響を与えたことは、よく知られるようになったが、「琳派」と比べてみたらどうだろう?という試みらしい。
芸術に優劣は無いと思うが、琳派があまりに素晴らしいので、印象派が箸休めのように感じた。印象派も大好きなのに…
後で気づいたが、展覧会のタイトルを最後まで読まないといけなかった。「東西都市文化が生んだ美術」とある。
文化を見比べないといけなかったのか…
宗達の絵に光琳が刺激を受け、それまでの狩野派のような師匠と弟子という関係ではなく、独自の絵を描く。それに抱一が続く。
西洋でもアカデミーに属さず、見たままに描く印象派と呼ばれる画家が現れる。
宗達は、西洋では誰かな?
マネかな?もっと以前に、神話や聖書ではない出来事を描いたドラクロワやクールベ?
アトリエではなく戸外で風景を描いたミレーかな?
それとも、光琳がマネ?モネ?セザンヌもいるなぁ、抱一は?
「琳派と印象派」展、こんな見方でいいのかな?