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らしい展覧会
茶会の設えを再現していたりして、とてもらしい展覧会でした。初めての野村美術館だったので大満足です。関西の数奇者たちのあれやこれ知ることが出来ました。
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明治維新後、茶の湯も他の伝統芸能と同様にその勢いを失っていましたが、その状況を打開するために様々な形で尽力したのが“近代数寄者”と呼ばれる人々でした。関東では益田鈍翁(孝)を始めとし、高橋箒庵(義雄)・三井泰山/魏々庵(守之介)・馬越化生(恭平)・根津青山(嘉一郎)・畠山即翁(一清)など、関西では高谷宗範(恒太郎)・大谷心斎(尊由)・住友春翠(友純)・山口滴翠(吉郎兵衛)・村山玄庵(龍平)、そして野村得庵もその一人にあげられます。
得庵と近代数寄者たちの茶の湯を通しての交遊は、残された得庵の自会記・他会記のほか、高橋箒庵の著書『大正茶道記』などから垣間見ることができます。
今回の展示では、多くの近代数寄者の中でも得庵が深く交流した益田鈍翁・高橋箒庵・高谷宗範・大谷尊由・住友春翠に注目し、当時の茶会記をもとに得庵が彼らを招いた、または得庵が担当した茶会の再現を行いました。それらの茶会から得庵と数寄者たちとの交遊を偲びます。
| 会期 |
2025年9月6日(土)~2025年12月7日(日)
|
|---|---|
| 会場 |
野村美術館
|
| 住所 | 京都府京都市左京区南禅寺下河原町61 |
| 時間 |
10:00~16:30
(最終入場時間 16:00)
|
| 休館日 |
月曜日、9月16日(火)、10月14日(火)、11月4日(火)、11月25日(火) ※10月20日(月)~10月24日(金)は展示替のため休館 ※ただし、9月15日(月)、10月13日(月)、11月3日(月)、11月24日(月)は開館 |
| 観覧料 | 大人 1,000円 高大生 300円 中学生以下 無料 団体(20名以上)800円 |
| TEL | 075-751-0374 |
| URL | http://nomura-museum.or.jp/ |
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茶会の設えを再現していたりして、とてもらしい展覧会でした。初めての野村美術館だったので大満足です。関西の数奇者たちのあれやこれ知ることが出来ました。
泉屋博古館から鹿ケ谷通りを下って、お店の前では多くの人が待つ日の出うどんさんを横目に、永観堂の賑わいを感じながら野村美術館後期展示へ伺いました。
玄関入った所で、男性スタッフが立っておられるときは、だいたい野村の関係者さんが…readmore
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近代数寄者たちの茶の湯は「道具茶」とも呼ばれますが、彼らが明治期の日本美術の流出を救い、芸術家を支援し、売立てに出される大名家の品々を引き受けて今に繋がっています。
茶会を披く際に苦心するのが道具組でしょう。テーマを決めてそれにそった道具を蔵番や出入りの道具商などに相談しながら準備をしたのでしょう。それもまた”楽し”だったかもしれません。
前期展示では、得庵が亭主となった茶会の道具組を再現し、近代数寄者のドン益田鈍翁と50にしてあっさりと引退して茶の湯三昧の余生を送った高橋箒庵との交流を紹介しています。
松江藩主、松平不昧は、数寄者たちの憧れだったのではないでしょうか。それを近代に入って実践したのが高橋箒庵で大部の『大正名器寒鑑』を著しました。経済的な余裕あっての事ではありますが、教養の裏付けもあってのことです。
東京の「大師会」にたいして京都の「光悦会」、「乙丑光悦会」での鈍翁と得庵の関係性が紹介され小さく吹き出しました。
後期は別の茶会について展示され、全て展示替えされます。
地下展示は、江戸期の舞楽面が展示され、舞楽について紹介されており、大和文華館で開催されている『みやこの舞楽—舞楽面と舞楽図でたどる芸能の美』とも関連しそうだと思いました。
紅葉前のこの時期、京都は少し空いています。
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