5.0
光りが閉じ込められた写真
写真の展示会ってそこまで興味ない。
それでも何度か見に行ったことあるけど、そこまで心惹かれない。
けど、今回ルジ・ギッリの写真を見て初めて「綺麗」と感じた。
光りが切り取られて、写真に手を伸ばせばその世界に行けそう。
見たことのある景色のようで、行ったこともない場所。
彼の撮った世界はとても静か。
それが自分にはとても心地よい。写真からそんな印象を受けた。
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ギッリは測量技師としてのキャリアを積んだのち、コンセプチュアル・アーティストたちとの出会いをきっかけに、1970年代から本格的に写真家として活動を始めました。
ギッリにとって写真とは、現実世界の複製ではなく、フレーミングされた「見られた」視覚的断片によって風景を作り出すための手段でした。彼がこの表現手段を通じて試みたのは、通り過ぎる風景の中に現実とイメージの関係性を見出し、「在」と「不在」、外的世界と内的世界について思索を深めることでした。
本展では、1970年代から晩年にかけてギッリが撮影したイタリアや旅先の風景、アーティストのスタジオ、自宅の室内、美術品、看板やポスター、窓や鏡に映る風景など、多様な視覚的断片によって構成された風景表現を紹介します。あわせて、ギッリの活動を語るうえで欠かせない存在であり、自身もグラフィック・デザイナーとして活動した妻パオラ・ボルゴンゾーニ(1954-2011)の作品や資料も展示し、約20年にわたるギッリの写真に対する多角的な思索をたどります。ギッリが探求し続けた、終わりのない風景に対する解釈と世界観に触れられる機会です。
◆ 作家プロフィール
ルイジ・ギッリ Luigi Ghirri (1943-1992)
イタリアのレッジョ・エミリア県スカンディアーノ生まれ。1970年代より本格的に写真制作に取り組む。色彩、空間、光に対する類まれな美的感覚と、ありふれたものをユーモラスに視覚化する才能によって、主にカラー写真による実験的な写真表現を探求してきた。
また制作活動のみならず、写真専門の出版社「プント・エ・ヴィルゴラ (Punto e Virgola)」を仲間たちと立ち上げ、さらにプロジェクト大学で写真理論に関する講義を行うなど、多岐にわたる活動を展開した。
| 会期 | 2025年7月3日(木)~2025年9月28日(日) |
|---|---|
| 会場 |
東京都写真美術館
|
| 展示室 | 2階展示室 |
| 住所 | 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 |
| 時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
|
| 休館日 |
月曜日 月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館 |
| 観覧料 | 一般 800円(640円) 学生 640円(510円) 高校生・65歳以上 400円(320円)
|
| TEL | 03-3280-0099 |
| URL | https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-5073.html |
5.0
写真の展示会ってそこまで興味ない。
それでも何度か見に行ったことあるけど、そこまで心惹かれない。
けど、今回ルジ・ギッリの写真を見て初めて「綺麗」と感じた。
光りが切り取られて、写真に手を伸ばせばその世界に行けそう。
見たことのある景色のようで、行ったこともない場所。
彼の撮った世界はとても静か。
それが自分にはとても心地よい。写真からそんな印象を受けた。
4.0
チラシに惹かれて行った。
始めの星柄の包装紙なのか、それから男女がダンスしている壁にかけられている銅製の飾りもの、スノードームと、好きな作品だった。
作者の視点を覗かせてくれるのが楽しいなと思った。
やはり、雪景色、白いものには惹かれるものがあった。
学生時代の作品や、描かれている絵も素敵だった。
4.0
ギッリ、良かったです…
年パス持ちでも回数制限があるほうの展示なのでまずはトランスフィジカルを見てからと思っていて
そのときにギッリ図録(売り切れ中の模様)をパラパラと眺めてしまったんですよね。
そしたらなんかイマイチだなぁと思ってしまって期待薄だったのです。
いやープリント作品を見たらいい意味で期待を裏切られました。
ギッリ、すごく良いですね。
淡く穏やかな中間色を活かした色調の風景写真で優しい雰囲気が感じられるのもすごくイイ。
図録だとそれが逆効果になってしまってなんかモッサリした感じで…でもプリントは本当に良いです。
既知のどこかで見たことがあるようなないような、でもなんだか少し気持ちがざわつく
そんな気分にさせるのもギッリ作品の魅力かなと思います。
あとお金持ちの海辺の別荘に飾ってありそうな作品とも。
確かに欲しいと思う作品も結構あったりして苦手と思う人も少ないのでは。
また見たいので残りの権利を駆使するか検討中。
すべて写真撮影可能ですが一点撮りは不可です。
5.0
一見なんのへんてつもないスナップが並んでいるのだが、妙な既視感が、ギッリの記憶なのか自分の記憶なのか、脳が誤作動に揺れる。
写真の中に含まれるもうひとつの風景、見られている風景を見る、見る側の既視感をサワサワと触れるような作品群は、気持ちいいけど不思議な感情の揺れを止められない。
章ごとの解説を読まないと、どれも自然な写真で外連味は無い。そこに思索を巧妙に張り巡らせている。知れば知るほど嵌まっていく。
まとめてこれほどの数を観たのは初めてで、それでももっと見たくなるし知りたくなる。
ここで書くのはなんだけど、あちこちのサイトでレポートや解説があるので事前に仕入れておくとより楽しめた。
個人的にはモランディのアトリエ写真はとても好きだ。モランディが見た景色をギッリが見て、私が見ている。幸せだった。
7月11日(金)10時半入館混雑無し。撮影可だけど作品単体は不可。2点以上フレームに収めるのがルール。
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ルイジ・ギッリ《ボローニャ、1989-90》〈ジョルジョ・モランディのアトリエ〉より 1989-90年 東京都写真美術館蔵
©Heirs of Luigi Ghirri
ルイジ・ギッリ《カプリ、1981》〈イタリアの風景〉より 1981年
©Heirs of Luigi Ghirri
ルイジ・ギッリ《モデナ、1970》〈初期作品〉より 1970年
©Heirs of Luigi Ghirri
ルイジ・ギッリ《ザルツブルク、1977》〈F11、1/125、自然光〉より 1977年
©Heirs of Luigi Ghirri
ルイジ・ギッリ《レッジョ・エミリア、1985》〈F11、1/125、自然光〉より 1985年
©Heirs of Luigi Ghirri