4.0
名古屋人の美術の基礎を形成する重要な作品に出会えた
常設展を訪れた。現代美術、エコール・ド・パリ、メキシコ絵画、一昔前の名古屋を描いた絵と写真が展示してあった。意外と現代美術が大型の作品もあったりと面白い。看板作品はモディリアーニの「おさげ髪の少女」のようだ。モディリアーニにしては珍しく白目をむいておらず、大きな瞳が描かれている。口も半開きで歯が描かれている。と、モディリアーニど真ん中ではない絵だが、それも価値があるのだろう。パブリックスペースで名古屋の小学生達が描いた人物画(自画像かも)が展示してあったが、この作品にめちゃめちゃ影響されていた。名古屋人の美術の基礎を形成する重要な作品のようだ。まあ、小学生が人物を描けばたいていこの作品のように正面から描くだろうから、モディリアーニの方が小学生っぽいのかもしれないが。