丸沼芸術の森所蔵
アンドリュー・ワイエス展
―追憶のオルソン・ハウス

アサヒグループ大山崎山荘美術館

  • 開催期間:2024年9月14日(土)~2024年12月8日(日)
  • クリップ数:27 件
  • 感想・評価:5 件
丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展 ―追憶のオルソン・ハウス アサヒグループ大山崎山荘美術館-1
《オルソンの家》1969年[通期]
丸沼芸術の森蔵
© 2024 Wyeth Foundation for American Art / ARS, New York / JASPAR, Tokyo E5641
丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展 ―追憶のオルソン・ハウス アサヒグループ大山崎山荘美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

アンドリュー・ワイエス(1917–2009)は、アメリカの国民的画家として知られます。ニューヨーク西方のペンシルベニア州に生まれ、生涯の多くの時間を故郷と、アメリカ最北東部のメイン州で過ごし、それらの風景とそこに生きる人々を描きました。とりわけ、《クリスティーナの世界》(1948年)は、20世紀のアメリカ美術を代表する傑作として高く評価されています。

1939年、ワイエスは自身の別荘があるメイン州でクリスティーナ・オルソンと弟アルヴァロに出会います。ふたりと、彼らの住む築約150年の古い屋敷にひかれ、画家は30年にわたり同家を訪れ交流をもちました。この「オルソン・ハウス」を舞台に《クリスティーナの世界》をはじめとする数々の名作が描かれました。

本展では、埼玉県朝霞市にある丸沼芸術の森が所蔵する、《クリスティーナの世界》習作を含むアンドリュー・ワイエスの貴重な水彩・素描コレクション約60点により、ワイエスが見つめつづけたオルソン・ハウスとそこにまつわる記憶をたどります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年9月14日(土)~2024年12月8日(日)
  • 前期 2024年9月14日(土)~10月27日(日)
    後期 2024年10月29日(火)~12月8日(日)
    ※前期・後期で作品を入れ替えます
会場 アサヒグループ大山崎山荘美術館 Google Map
住所 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日(ただし、9月16日・23日、10月14日、11月4日の祝日・休日、
および11月18日・25日、12月2日は開館)、祝日・休日の翌火曜日
観覧料 一般 1,300円(団体 1,200円)
高・大学生 500円(団体 400円)
中学生以下 無料
障害者手帳をお持ちの方300円          
  • ※団体:20名以上
TEL075-957-3123 (総合案内)
URLhttps://www.asahigroup-oyamazaki.com/

アサヒグループ大山崎山荘美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

ワイエスとオルソン家との関係性を知る静かな展示

アンドリュー・ワイエスを教科書で知ったとの感想を拝読し、えーなんて素敵!
私は「美の巨人たち」と「日曜美術館」で知ったのかもしれません。
《クリスティーナの世界》は、静かにしみわたるように心に深く残る作品です。
そこには描いたワイエスと別荘のあるメイン州で出会ったクリスティーナ・オルソンと弟アルヴァロそして彼らの住む家とに関係性がありました。ただ、描いただけではない。
そこを1つ1つ解き明かすように、ワイエスの水彩と鉛筆画で静かに導かれていくような展示でした。
アンドリュ・ーワイエスの展覧会は東京ではありましたか?
ネットには、1974年に東京近美⇒京近美で開催されたものがヒットしますが、当然ながら私はそれを見ていません。
著作権の問題とかもあるかもですが、まとまった展覧会が観たいですね。
丸沼芸術の森さん所蔵してくださって感謝です。

大山崎山荘美術館の紅葉の見ごろは12月初めと分かっていたのですが、都合がつかずで、やはり今年も1週間早かったようです。本展の会期末がようやく見頃かもしれません。聴竹居の見学予約も取ってお出かけになってはいかがでしょう。

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Rikashさん、eiroh613さん、karachanさん

4.0

ビ・ビ・ビと来るモチーフとの出会い

アンドリュー・ワイエスの作品は、書店で作品集を見かけたのが最初で、そのシリーズでこの人の作品が選ばれているのか、人気のルーツがわかりませんでした。今もわかっていませんが、何か気になる絵という感覚で、今回はじめてまとまったアンドリュー・ワイエス展を鑑賞しました。
オルソンハウスとの初めての出会いで、心を惹かれ、その場で絵を描いたというエピソードを知り、愛情の注ぎ方がすごいと思いました。その家、風景だけでなく、そこの住むクリスティーナとアルヴァロをもモデルとして描き続けた30年間、すごすぎると思いました。それだけ愛情を注げる何かに出会うことってなかなかないな、ワイエスさんは幸せだっただろうなと感じる作品群でした。水彩画だけの展覧会でしたので、油絵も見てみたいと思いました。

THANKS!をクリックしたユーザー
さいさん、uchikoさん、黒豆さん

5.0

築100年の洋館で鑑賞するワイエス展

メイン州の古い屋敷と、そこに暮らす姉弟を、30年に渡って見つめ続けたワイエスのまなざしを覗き見るような作品群でした。冬の情景、年々修繕も間に合わず朽ちていく建物、使い込まれた生活用具、それらは生活するには厳しい環境を思い起こさせるのになぜか光に満ち溢れ愛しさがわきおこるのです。大山崎山荘というロケ-ションで鑑賞できたのも幸せでした。こだわり抜いた建物の細部を身近に感じることができ常設展示もすばらしかったです。

THANKS!をクリックしたユーザー
eiroh613さん、morinousagisanさん

5.0

アンドリュー・ワイエスの作品を初めてゆっくりみました。

美術の教科書でみたことあるけど、まとまった作品を、ゆっくり見たのは初めてでした。特に特別なモチーフがなくても、普段から身近にあるものや、親しい人を描くことでいい作品ができるものですね。茶色系の色と白、黒、紺色ぐらいで穏やかな風景が描かれていました。何度もオルソン・ハウスを描いていますが、段々荒廃していく様子が表されていて、少し寂しい気持ちになりました。また、美術館の建物がとても素敵でした。もうすぐ、庭の木々が紅葉すると素晴らしい景色を見る事ができると思います。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん

REPORT

ずっと気になっていた絵画と館

アンドリュー・ワイエスといえば『クリスティーナの世界』。
学生時代、教科書に載ってあったこの絵を観て以来、興味を抱いていました。
あれは、どんなシチュエーションだったのか、彼女は何者か。
そして、あの彼女の見つめる先の家は何な…readmore

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morinousagisanさん、karachanさん
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  • BY 夢司

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《オルソンの家》1969年[通期]
丸沼芸術の森蔵
© 2024 Wyeth Foundation for American Art / ARS, New York / JASPAR, Tokyo E5641

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