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ワイエスとオルソン家との関係性を知る静かな展示
アンドリュー・ワイエスを教科書で知ったとの感想を拝読し、えーなんて素敵!
私は「美の巨人たち」と「日曜美術館」で知ったのかもしれません。
《クリスティーナの世界》は、静かにしみわたるように心に深く残る作品です。
そこには描いたワイエスと別荘のあるメイン州で出会ったクリスティーナ・オルソンと弟アルヴァロそして彼らの住む家とに関係性がありました。ただ、描いただけではない。
そこを1つ1つ解き明かすように、ワイエスの水彩と鉛筆画で静かに導かれていくような展示でした。
アンドリュ・ーワイエスの展覧会は東京ではありましたか?
ネットには、1974年に東京近美⇒京近美で開催されたものがヒットしますが、当然ながら私はそれを見ていません。
著作権の問題とかもあるかもですが、まとまった展覧会が観たいですね。
丸沼芸術の森さん所蔵してくださって感謝です。
大山崎山荘美術館の紅葉の見ごろは12月初めと分かっていたのですが、都合がつかずで、やはり今年も1週間早かったようです。本展の会期末がようやく見頃かもしれません。聴竹居の見学予約も取ってお出かけになってはいかがでしょう。