MOMASコレクション2024.6.8 - 8.25

埼玉県立近代美術館

  • 開催期間:2024年6月8日(土)~2024年8月25日(日)
  • クリップ数:6 件
  • 感想・評価:1 件
MOMASコレクション2024.6.8 - 8.25 埼玉県立近代美術館-1
MOMASコレクション2024.6.8 - 8.25 埼玉県立近代美術館-2
MOMASコレクション2024.6.8 - 8.25 埼玉県立近代美術館-3
出店久夫《鏡カラクリ'90-VALNICAR》1990年
キスリング《リタ・ヴァン・リアの肖像》1927年
モーリス・ユトリロ《旗で飾られたモンマルトルのサクレ=クール寺院》1919年
MOMASコレクション2024.6.8 - 8.25 埼玉県立近代美術館-1
MOMASコレクション2024.6.8 - 8.25 埼玉県立近代美術館-1
MOMASコレクション2024.6.8 - 8.25 埼玉県立近代美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

セレクション:ピカソほか、MOMASコレクションの名品を紹介します。
シュルレアリスム宣言100年:夢や無意識といったキーワードをもとに、シュルレアリスムの世界へ誘います。

「MOMASコレクション」は、埼玉県立近代美術館の収蔵作品を中心とした展示プログラムです。特別プログラムの実施など、従来の常設展の枠を越えた新しい試みを展開しています。
※「MOMAS」は、埼玉県立近代美術館(The Museum of Modern Art, Saitama)の略称です。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年6月8日(土)~2024年8月25日(日)
会場 埼玉県立近代美術館 Google Map
展示室1階展示室
住所 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
時間
休館日 月曜日、6月25日(火)~6月28日(金)
※ただし、7月15日、8月12日は開館
観覧料 一般 200円(120円)
大高生 100円(60円)
  • ※( ) 内は団体20名以上の料金です
    ※中学生以下、障害者手帳等をご提示の方 (付き添いの方1名を含む) は無料です
    ※企画展観覧券(ぐるっとパスを除く)をお持ちの方は、併せてMOMASコレクションも観覧できます(各企画展会期中のみ)
TEL048-824-0111
URLhttps://pref.spec.ed.jp/momas/

埼玉県立近代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

埼玉県立近代美術館 埼玉県立近代美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

デルヴォーの「森」に会いに行く。

大好きなアーティスト・ポール・デルヴォーの「森」が展示される期間なので、観に行ったコレクション展示。

実は実家がある地域の美術館にも関わらずで過去1度くらいしか行ったことがなかったが、たまたまデルヴォー作品を所蔵している国内美術館について調べていたらなんとこの埼玉県立近代美術館が1点、しかも作風が変化する重要な転換期に当たる作品を持っていることを知って、行かなければ!と思い立った。

ただし常設している訳ではないだろうからいつなら?と思っていたら、ちょうど今年2024年夏は「シュルレアリスム宣言100周年」というテーマで行うとあり、これならきっと展示されるだろうと期待して展示作品をチェックしたら案の定あったので、とても楽しみにしていた。

企画展は敢えて観ずコレクション展へ直行。
シャガールの花の絵やモネの初期風景作品(わりと写実的!)といった珍しい作品展示を観ながらついに「森」と対面!
見ごたえがある大画面だ。

月が高く昇る夜に、天幕の下に夢見るように目ををつぶって横たわる輝く裸婦。これはもちろん運命の女性・タム。周りには生き生きした植物に囲まれており、だんだんと遠ざかる列車があっても駅ではない感じ。
駅や電車が描かれている作品は他にも観たが、それらとも異なる生命力を感じる。

この絵について事前に調べた時に知ったのが、束縛する母が亡くなり、若い頃両親の反対で泣く泣く別れたタムとの偶然の再会後に描かれたという運命の転換期の作品だけあって、新たな出発を暗示しているように思う。

明るくはないけれども重たすぎることもなく、シュルレアリスムらしい神秘的な雰囲気を湛えたいい作品。
鑑賞する人たちもこの絵の前で佇む時間は長かった。
私としても出かけた甲斐あり!と満足感が大きかった。

他にもシュルレアリスムの未知の作品にも出会え(ロベルト・マッタという人の作品が気に入った!)、こんなに色々といい作品を収蔵している美術館だったのか!と驚きも感じたくらい充実した内容だった。
にも関わらず残念だったのは、作品目録が展示室内閲覧用のみで持ち帰り用がなかったこと。コレクションだからといって手を抜いて欲しくなかったなあ‥。

ちなみに告知ポスターやイベント案内にはこのデルヴォーは紹介されていなかったので、我ながらよく調べて見つけて良かった。

屋外にも彫刻展示があったり… Read More

あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する

より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する

周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
埼玉県で開催中の展覧会

出展作品・関連画像IMAGES

出店久夫《鏡カラクリ'90-VALNICAR》1990年

キスリング《リタ・ヴァン・リアの肖像》1927年

モーリス・ユトリロ《旗で飾られたモンマルトルのサクレ=クール寺院》1919年

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE


がマイページにクリップされました

CLOSE マイページクリップ一覧を見る


がお気に入りに登録されました

CLOSE マイページお気に入り一覧を見る


を訪問済みに移動しました

CLOSE マイページ訪問済みイベントを見る

CLOSE

name

参考になりました!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE