カルティエと日本 半世紀のあゆみ
『結 MUSUBI』展
― 美と芸術をめぐる対話

東京国立博物館

  • 開催期間:2024年6月12日(水)~2024年7月28日(日)
  • クリップ数:50 件
  • 感想・評価:7 件
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《「スクロール」ティアラ》 1910 年 / プラチナ、ダイヤモンド / 来歴: ベルギー王妃エリザベス(1876-1965)
カルティエ コレクション Nils Herrmann, Cartier Collection © Cartier
《「日本風の結び目」ブローチ》1907 年 / プラチナ、ゴールド、ダイヤモンド、ルビー / カルティエ コレクション
Marian Gérard, Cartier Collection © Cartier
《大型の「ポルティコ」ミステリークロック》1923 年 / ゴールド、プラチナ、ロッククリスタル、ダイヤモンド、コーラル、オニキス、ブラックエナメル / カルティエ コレクション Marian Gérard, Cartier Collection © Cartier
《二段重ねの印籠》1890 年頃 / ゴールド、ホワイトラッカーを施した木、シルクコード / 来歴:ルイ・カルティエ
カルティエ コレクション Marian Gérard, Cartier Collection © Cartier
《型紙》制作年不明 / 合羽摺り、和紙 © Cartier Paris Archives.
《ブローチ》1907 年 / プラチナ、ダイヤモンド / カルティエ コレクション Vincent Wulveryck, Cartier Collection
© Cartier
《「日本風」ブローチ》1907 年 / プラチナ、ダイヤモンド / カルティエ コレクション Marian Gérard, Cartier Collection
© Cartier
《「バード」クリップブローチ》1944 年 / ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド、エメラルド、サファイア、ルビー/カルティエ コレクション Nils Herrmann, Cartier Collection
© Cartier
《ブローチ》1903 年 / プラチナ、ダイヤモンド / カルティエ コレクション Nils Herrmann, Cartier Collection
© Cartier
ジークフリート・ビング著『芸術の日本』第 1 巻(Libraire centrale des Beaux-Arts、1888–89 年)より
カルティエ パリ アーカイヴ © Libraire centrale des Beaux-Arts, S. Bing.
杉本博司 「春日大社藤棚図屏風」2022 年 / 六曲⼀隻 ピグメントプリント、和紙 201.5 x 586.5 cm © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi
《リング》 2023 年 / イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールド 2022 年にローンチした CARTIER TRINITY
FOR CHITOSE ABE OF sacai コレクションより / カルティエ コレクション Antoine Pividori, Cartier Collection
© Cartier
香取慎吾 「時間が足りない: need more time」2017 年 / 107 x 78 cm
© Shingo Katori
横尾忠則 「自画像」2018 年 / キャンバスに油彩 33 x 24 cm
© Tadanori Yokoo © Clérin -Morin
村上隆 「オレたち、四角い、ひょうきん族」2018 年 / アクリル絵具、キャンバス、アルミフレーム 55 x 55 x 5 cm
© 2018 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. Courtesy Perrotin
ビートたけし 「Untitled」2023 年 / キャンバスにアクリル絵具 100 x 80.3 cm
© T.N GON Co., Ltd.
中川幸夫 「闡(ひらく) 」1976 年 / チューリップ・棕櫚縄 30 x 200 x 25 cm
© Yukio Nakagawa
川内倫子 「Cui-Cui」1999-2005 年 / 232 枚の写真のスライドショー
© Rinko Kawauchi
松井えり菜 「エビチリ大好き」2003 年 /キャンバスに油彩 162 x 130 cm
© Erina Matsui © Katsuhiko Sakaï
森山大道 「TOKYO」2015 年 / 写真 各 45 x 60 cm
© Daido Moriyama Photo Foundation
荒木経惟 「Hi-Nikki (Non-Diary Diary)」2016 年 / 写真 各 45 x 60 cm
© Nobuyoshi Araki / Taka Ishii Gallery
束芋 「haunted house」2003 年 / ビデオインスタレーション- edition 5-1 AP
© Tabaimo © Patrick Gries
澁谷翔 「日本五十空景」2024 年 / アクリル絵具 各 40.6 x 27.3 cm
© Sho Shibuya, Fifty Sky Views of Japan
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

カルティエが日本に最初のブティックを開いてから50年を記念し、メゾンと日本を結ぶさまざまなストーリーを紹介する本展は、左右対称の構造をなす表慶館を舞台に、カルティエと日本、そしてカルティエ現代美術財団と日本のアーティストという2つの絆を紐解きます。

東京国立博物館内にある名高い表慶館で開催される「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話」は、カルティエの貴重なアーカイブピースで構成される「カルティエ コレクション」、プライベートコレクションやアーカイブ文書などを通して、カルティエと日本文化の対話を浮き彫りにします。

展覧会名にある「結」は、カルティエと日本の間に長年にわたり育まれてきた絆を表しています。メゾンの歴史的な作品にたびたび見られる結び目のモチーフからインスピレーションを得ており、20世紀初頭に美術愛好家であったルイ・カルティエが収集した日本の品々を思い起こさせます。

日本におけるメゾンの最初のブティックは1974年に東京・原宿のパレ・フランスにオープンしましたが、日本文化との対話はそれ以前から始まっており、その歴史は19世紀後半にまで遡ります。

表慶館右翼側では、ルイ・カルティエの時代から今日に至るまで、カルティエの作品に日本がいかに影響を与えたか、そして、1988年以降に日本で開催されてきたカルティエの展覧会を振り返りながら、メゾンの歴史を「カルティエ コレクション」の貴重なアーカイブピースを含む170点以上の展示でご紹介します。

表慶館左翼では、カルティエ現代美術財団とゆかりのある、松井えり菜、村上隆、横尾忠則による絵画から、荒木経惟、川内倫子、森山大道による写真、束芋、宮島達男によるインスタレーション、さらに北野武、杉本博司、中川幸夫や三宅一生といった日本のアートシーンを代表する16名の国内外アーティストの作品を展示する。

また、表慶館の中心では、澁谷翔がカルティエ ジャパン50周年を記念するために依頼を受けて制作した、歌川広重と『東海道五十三次之内』(1832年)にオマージュを捧げた作品「日本五十空景」を展示。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年6月12日(水)~2024年7月28日(日)
会場 東京国立博物館 Google Map
展示室表慶館
住所 東京都台東区上野公園13-9
時間
  • 9:30~17:00
    ※金・土曜日は19:00まで
    (入館は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日、7月16日(火)
※7月15日(月・祝)は開館
観覧料 一般 1,500円
大学生 1,200円
  • ※高校生以下、障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に学生証、障がい者手帳等を要提示
    ※本展チケットで、観覧当日に限り総合文化展も観覧できます。会期中1枚につき1人1回、観覧日当日に限り有効
TEL050-5541-8600
(ハローダイヤル)
URLhttps://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=11080

東京国立博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

東京国立博物館 東京国立博物館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

表慶館で見ると、よりゴージャスに見える

影響を与えた日本の工芸品と、カルティエの作品が並ぶ展示は興味深く、和テイストの小物やミステリークロック、ティアラがすてきでした。
会場いっぱいの宝飾品を期待すると、物足りないかも。

杉山博司氏の藤の屏風は、表慶館の豪華な部屋に紫の藤の花がぼーっと浮かび、美しかったです。屏風の裏側も綺麗でした。
展示の最後は、びーとたけしや村上隆などの現代アーティスト?の作品がずらり。カルティエとの関係がいまひとつわからないながらも、楽しめました。

写真撮影は、一部のエリアを覗いて可でした。
映像がいくつもあって、全部見るとかなり時間がかかりそうです。
順番通り歩かないと、見逃すコーナーがあるかも。

最後の最後にえ??と思ったのがグッズの値段!お高い(笑)

4.0

カルティエ×日本人アーティスト

横尾忠則以来の表慶館
◇空間
Studio Adrien Gardère(スタジオ アドリアン ガルデール)

コインロッカーがなかったから国立博物館に預けて手ぶら入場
前半のジュエリーはたいして興味ないが、宮島達男さんインスタレーション森山大道さんのモノクロスライドショー・横尾忠則の埋め尽くされたポートレイトシリーズゾーンはチェアほしかったな。

ティファニー展でも思ったがメゾンのグッズは高い・・・
裏口から出て法隆寺宝物館の入り口左のチェアでぼーっとしてから帰るのがお気に入り。
アーティストのインタビューで村上隆でてきたときに、(前日の新美の巨人)ロバート秋山かと思ってひとりで笑ってしまったあぶない

4.0

カルティエと日本文化の過去・現在の「結び」を知る機会

前半は過去の日本文化の影響(結び)を煌びやかな作品群と資料で知り、
後半は現代の日本人アーティスト(レアンドロ・エルリッヒもあったけど)との関係(結び)をアート作品で知ることができる。
前半は眩く精細なカルティエの作品に目を奪われる。ミステリークロックなんかも間近に観られる。
ジュエリー群はもうカルティエの真骨頂、ため息しか出ない。
後半に行くまでも杉本博司の「春日大社藤棚図屏風」や階段の束芋作品の展示が絶妙。
後半スペースは一転してアート作品の陳列に変わる。川内倫子のようにカルティエ作品を撮影しているのもあるけど、まぁほぼカルティエ現代美術財団との関係性だけかな。それでもお歴々ではある。
三宅一生のA-POCのロール状態の実物を観れたのは嬉しい。

まぁ2019年の国立新美術館のカルティエ展には及ばないし使い回しもある。
北野武が多すぎだろと思う部分もあったし、最後の方は尻すぼみで終わった気がする。
でも、まぁトーハクでやるという意味では面白かった。

総合文化展だけの観覧料が1000円だから、
1500円でカルティエを観て、その後本館を観れば、安い気がするw。
7月5日(金)11時入館。混雑無し。撮影可。
*ロッカーは表慶館に設置無し、本館・平成館のロッカー利用となる。

THANKS!をクリックしたユーザー
komagatayaさん、アバウトさん

4.0

カルティエ現代美術財団の力

前半はカルティエのキラキラ宝石箱。ただ煌びやかなだけでは無く日本を意識した芸術的作品が眩しく並ぶ。
メインは財団が支援した日本の芸術家達の作品。
三宅一生や横尾忠則、荒木経惟、杉本博司などの巨匠やビートたけしや村上隆などのビックネームの作品も有る。
度肝を抜かれたのが松井えり菜だ。変顔の自画像のインパクトが半端無い。
杉本博司の数理模型シリーズが好きだが今回も惚れ惚れする。ブランクーシを思わせる緊張感のある作品だ。

左右の階段の壁に投影されるデジタルインスタレーションは二階からじっくり見ないと面白さを見逃すので注意。
二階中央回廊に並ぶ横尾忠則による似顔絵はカラフルで楽しい。
作家本人による解説画像もありたっぷり2時間かかって鑑賞した。

THANKS!をクリックしたユーザー
アバウトさん、karachanさん

3.0

表慶館に入れる楽しさ

このごろ表慶館が有効活用されるようになって、とてもうれしい。
建物のテイスト的にも、横野忠則とか、カルティエとか、親しみやすくて軽いものがちょうどいいんだと思う(笑)

今回は建物自体をうまく使った展示がよかったです。
杉本博司の「春日大社藤棚図屏風」は藤棚の美しさもさることながら、配置が絶妙。
後方にあるドーム型の階段の明かりが屏風に遮られて、月みたいに見えるんですよ!撮影が楽しめます。

束芋の「flow-wer arrangement」は女体に花を盛ったドローイング(R18作品ではないですよ)にプロジェクションを組み合わせた作品。
階段の壁の曲面に描いているので絵が柔らかく感じられるし、プロジェクションで花が生きているように見える。
プロジェクション部分を見落としがちなので、右翼の階段を上ったら、振り返って3分くらい立ち止まって見てください。

表慶館は部屋を移るごとに雰囲気が違うので、毎回楽しい。

THANKS!をクリックしたユーザー
さいさん、fumiko773さん、アバウトさん

3.0

カルティエと文化振興の歩み

このところブランド展やジュエリー展が多いが、日本におけるカルティエ展はそれなりに歴史があるようだ。ジャポニスムの影響を受けたジュエリーの展示はおそらく何度も行われていると思うが、直近では2019年に国立新美術館で開催されたばかりとあってか、本展はジュエリーデザインの精華を堪能するというよりは、カルティエがいかに文化振興に力を入れているかを示そうとする展覧会だったように思う。日本でのカルティエ展そのものを辿るセクションが個人的には興味を引いた。
展示は表慶館の左右翼それぞれで展示趣向が区切られており、カルティエ現代美術財団と関わりのあるアーティストたちの作品が紹介された左翼展示室はほとんど現代アートのギャラリーといった雰囲気で、ジュエリー展を期待して行くと拍子抜けするかもしれない。とはいえ、私自身あまり認知していなかった北野武のアートや2022年に亡くなったデザイナー三宅一生のドレスなど、現代美術館でもそう頻繁に観ることがない作品も出品されている。個展にはない緩さの中でゆったり鑑賞するのもよいのではないだろうか。

THANKS!をクリックしたユーザー
Boodlesさん、yokozukiさん、fumiko773さん、アバウトさん、uchikoさん

2.0

カルティエを期待して観に行くと微妙

カルティエと日本の結びつきを前面に出しすぎて、
カルティエの宝石は二の次。
アーティストの作品ばかりで萎えてしまった。
宝石とアートが交互に織りなしてくれたらいいけど、
後半は好きでもないアーティストの作品に辟易。
あまりいい展示会とは言えないし、説明もQRコード読み込みで、
スマホからでは情報も読み取りづらかった。

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出展作品・関連画像IMAGES

《「スクロール」ティアラ》 1910 年 / プラチナ、ダイヤモンド / 来歴: ベルギー王妃エリザベス(1876-1965)
カルティエ コレクション Nils Herrmann, Cartier Collection © Cartier

《「日本風の結び目」ブローチ》1907 年 / プラチナ、ゴールド、ダイヤモンド、ルビー / カルティエ コレクション
Marian Gérard, Cartier Collection © Cartier

《大型の「ポルティコ」ミステリークロック》1923 年 / ゴールド、プラチナ、ロッククリスタル、ダイヤモンド、コーラル、オニキス、ブラックエナメル / カルティエ コレクション Marian Gérard, Cartier Collection © Cartier

《二段重ねの印籠》1890 年頃 / ゴールド、ホワイトラッカーを施した木、シルクコード / 来歴:ルイ・カルティエ
カルティエ コレクション Marian Gérard, Cartier Collection © Cartier

《型紙》制作年不明 / 合羽摺り、和紙 © Cartier Paris Archives.

《ブローチ》1907 年 / プラチナ、ダイヤモンド / カルティエ コレクション Vincent Wulveryck, Cartier Collection
© Cartier

《「日本風」ブローチ》1907 年 / プラチナ、ダイヤモンド / カルティエ コレクション Marian Gérard, Cartier Collection
© Cartier

《「バード」クリップブローチ》1944 年 / ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド、エメラルド、サファイア、ルビー/カルティエ コレクション Nils Herrmann, Cartier Collection
© Cartier

《ブローチ》1903 年 / プラチナ、ダイヤモンド / カルティエ コレクション Nils Herrmann, Cartier Collection
© Cartier

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