5.0
「大震災実写図巻」素晴らしかった。
関東大震災関連の展示に積極的に出向いています。
図巻、とても良かったです。前期も見たかったなぁ。
生々しく、痛々しい描写もしっかりあって、巻物という手段でこれを後世に伝えたい、という気持ち、とても伝わりました。
見応えのある絵を!という心意気も感じられ、どの場面も素晴らしい。
大正の人は巻物とか江戸末期辺りの文化がまだ身近なんだなぁというのもあらためて感じたり、大変収穫が多く、この作品見られて良かったです。
もしこの作品をご覧になる機会がございましたら是非に!
そして来館には推しの山口蓬春作品を見たかったのと、笠先生(山口蓬春記念館副館長)の講演映像「半蔵門ミュージアムの日本画を楽しむ」が見たい、という理由もありました。
3Fのシアターでも3種類の映像が見られ(仏像、仏教美術、曼荼羅等、全部見たら1時間)、ホールで笠先生の講演映像(76分)を見ることができました。
ちなみに展示目録とは別に「何か解説などはありますか?」と聞いたら(入った辺りはあまり解説がなかったので、アプリか何かあるのかな?と思ったのです)、受付の方が10ページある解説プリントを下さいました。
多分作品横の解説と同じ文章かと思いますが、「大震災絵巻」の序文などはその場で書いて写さなくて済んで大変助かりました。
推しの作品はもちろん良かったのですが、他にほぼ1点ずつ展示されていた日本画作品、どれも良かったです。
ゆ~っくり見られるというのは、すごく贅沢ですね。
ただ・・・個人的にはどういう団体の施設なのか、とても気になりまして・・・。
そういう気になってしまうような空気があったということはお伝えしてもいいかと思います・・・。
やはり宗教団体が運営のようですね。
宗教の問題はセンシティブなので・・・この辺にしておきますが・・・。